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自分の喜怒哀楽をメモったら、大切なことに気づいた話

◇自分のレベル上げしか、関心が湧かない?!

ストレングスファインダー第一位「回復志向」な私のもっぱらの関心ごとは、「いかに自分を最大化させるか」でした。

自らの課題を改善(=回復)していくプロセスが、自分のレベル上げみたいで、新しい自分を知れるみたいで、とても興味深いなと思っています。

そして、ストレングスファインダー第二位「学習欲」も相まって、その学びの積み重ねは私にとって苦ではないし、フィードバックも課題を見出す材料になります。有難い限り!!

そんな私がここ数年、ずっと引っかかっていたことの一つが、自他に対して無関心であるということでした。

全てに対して無関心というわけではないんだけれど、上記の通り『自分のレベル上げ』ばかりに関心が向いていて、自分に生じる心身の反応や、周囲の人の言動に対して、あまり興味関心が掻き立てられないのです。
だから、自分のことを喜怒哀楽があまり動かない『低体温人間』だと思うことがありました。

◇喜怒哀楽をメモってみた

今もなお、別にこのままでいいと思ってるし、改善しようとまでは思っていないんだけど、それこそ『自分のレベル上げ』の行く手を阻むものなら、いつかは対峙するタイミングは来るんだろな〜と思い、今のうちから何かしらジャブを打ってみることにしました。

そこで取り組んだのが、「喜怒哀楽をメモる」です。

メモし始めてから1ヶ月も経ってないですが、これがちょっと面白くて。

まず、圧倒的に「怒」と「哀」がなかった!
改めて、自分は性悪説で自他を見ているのだろうなと再確認しました。もちろん人に期待はしているけど、その期待を裏切られても「人間だもんね〜」でスンッと気持ちを沈めていたと思います。

次に、「喜」が他者のことばかりだった!
上記の通り性悪説で生きているから、人が成功を収めたり、自らの可能性を広げたり、何かを嬉しそうにしたり、逆にそんな様子を見ると、「人間なのに!すごい!」と私まで喜んでました。
ここがおかしなところで、自分に対しては「人間なのに!すごい!」とはなりません。それよりも「回復志向」が勝ってしまい、次の課題をさっさと見つけて意識が移っていきました。いや、喜べ。笑

そして、「楽」が一人でいるときのことばかりだった!
もちろん他人といるときは楽しいし笑っています!!
安心してください!私の周りにいる人たち!!!

でも、どうしてこうなるかというと、自分の物事の判断基準が既述の通り「自分の最大化」にあったから、それを他者にも当てはめてしまって、
「この人の可能性を、私は最大化させられているのかな、私といるよりもっと有意義な時間の使い方があるんじゃないかな」と心配になっていたっていうw
「私なんて・・」みたいに自分を卑下しているつもりでも、自信がないわけでもないんだけど、まあ遠慮の一つなんだろなと思います。

◇他者との出会いを最大化させる

「喜」「怒」「哀」は置いといて、「楽」が問題だなと思いました。会社の代表も「配慮は素晴らしい。遠慮は要りません。」とよく言っとられます。

「うわ自分ダサいな遠慮してんだ〜、身の丈わきまえてんじゃねえよ〜」と思いながら、自分に生じる「楽」をメモしているうちに、でもちょっとだけ変化の兆しも見えてきました。

これまでの自分は「いかに自分を最大化させるか」を重視してきましたが、
最近の自分は「いかに他者との出会いを最大化させるか」を重視するようになってきたみたいです。

以下のようなことが「楽」に出てくるようになりました。

  • Aさんに教えてもらったスキルをある場面で生かせた、と報告したとき

  • 保健室に通っていた高校時代、B先生が辛抱強く関わってくれたことを、結果で恩返しできたとき

  • 自分にはまだ到底見えていない世界を見つめるCさんと仕事ができて、その人が見ている世界を自分も見てみたいと思ったとき

「回復志向」や「学習欲」は変わらずに、でも関心の矢印が「自分の最大化」ではなく「他者との出会いの最大化」に向いてきたことは、自分にとってなにか大切なことのような気がします。

人生明日死ぬかもしれないんだからいつ死んでもいいように毎日を最高速度で走っていたい!と思っていたけど、いろんな人との出会いから、その傲慢さがなくなったんだろうと思います。

また、高校時代に心身の体調を崩してからというものの、一歩踏み間違えたらまた崩れてしまうんじゃないかと、日常を綱渡りをしているような感覚がありましたが、いろんな人との出会いから、やっとそこを抜け出せて、他者に自分を振り回される?委ねる?余裕もできたのかなと思います。


何はともあれ、自分は本当にご縁に恵まれて、今ここにいます。
子ども時代には父や祖母に大切に育ててもらえて、社会に出てからも稀有な経験を積ませていただいてます。周りにはかっこいい大人が沢山います。

自分じゃない誰かが、私と同じヒストリーを辿ったとしても、私がいちばん私の人生を、そして皆さんとの出会いを謳歌したんだ!!!って胸を張って言えるように、私は明日も頑張ろうと思いました。

未来の私に、幸あれ〜〜〜〜!

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