見出し画像

妊娠中の都市伝説

 3人目を妊娠中、母方の親戚が老衰で亡くなった。親戚も少なく、殆どが高齢というのも有り私も葬儀を手伝わなければと出発した。
 母は車の運転が苦手ということも行く理由だった。
 出発する時、母の同僚のおじさんが「妊婦の時は人の葬儀に行くと痣ができるというもんだよ」と、心配してくれた。私は仕事柄看護師として患者さんの死に際のお世話もしていたし、そんな都市伝説とあまり気にもとめていなかった。
 いざ子どもが生まれてみると、臀部に血管腫という痣ができていた。もし、脊椎に神経が絡んでいたら歩けないかも知れないと言われた。その頃はそのおじさんの言葉と血管腫の痣が重なることはなかった。
 病気の悲しみと、子どもの世話で精一杯だったからだ。仕事復帰と共に始まったコロナ禍も相まって忘れていた。
 昨日ふと思い出した。うちに住み着いた黒猫ちゃんが車のヘッドライトに驚いて飛び出できたのを見て、
ふと繋がった。あ、本当かもしれん💦あの都市伝説。

 古い風習や教えは聞くものなのだろう。医療が発達していなかった古来は、このようにして戒め、無理をしないようにしてきたのだろう。
 私は無理をする方だ。だから、こどもが身を挺して教えてくれたのかな。そんなことしないで、みんな元気に生まれてきてね。
 そんな三男。元気に走り回っています。本当にありがたいことです。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?