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【DTM】ギターなどの生楽器の音をエレクトロニカサウンドにする方法

ギターやピアノの音をエレクトロニカサウンドにするチュートリアルです。
(どんな人が書いているの?という方は「自己紹介」をご覧ください。)

まずは、完成した音を聴いてみてください。

↓元のギターの音はこちらです。

跡形もないですね(笑)
音圧の上げ方などのTipsはネットに情報が溢れていますが、個人が研究を重ねて編み出した秘伝の音色の作り方を紹介しているところはなかなかないのではないでしょうか。
そんなわけで時間をかけて編み出したものなので、有料設定にさせていただいていますが、ぜひ、自分のものにして、曲作りに役立ててみてください。
(返金申請を可能にしていますので、万一チュートリアル通りにやっても音が再現できないという場合には返金に応じさせていただきます。)

目次
1. 音素材の条件
2. エレクトロニカ感が出る音の切り出し方法
3. サンプラーへのマッピング
4. エフェクト処理
5. EQ調整
6. Ableton Liveの完成ファイルのDLリンク

※1 Ableton Live での解説になりますが、メジャーなDAWであれば付いている機能のみ利用していますので、他のDAWでも再現可能だと思います。
※2 一部、Ableton Liveに付属のエフェクトを利用していますが、一般的なエフェクトでの代用案も提示しています。
※3 DAWの基礎的な操作については解説していません。

それでは、いってみましょう。

1. 音素材の条件

私はギターの音をよく使うので、ギターの音を扱いますが、ピアノの音などでも問題ありません。
重要なのは、音がだんだん減衰していくようなアタック感がある音を使うことです
なぜなら、これから音を切り取って加工していくのですが、そのような音だと切り出すポイントによって音の質感が変わるので、1つの音から多彩な表現を生み出すことができるからです。
音の質感が変わるのは、下記の4つのポイントです。

画像1

Attack:音の立ち上がり
Decay:音の最大音量から少しずつ音量が下がるところ
Sustain:音が安定するところ
Release:サステインから音が消えるまで
引用:「アタック感のある音」ってどんな音?

2. エレクトロニカ感を出す音の切り出し方法

このアタック、ディケイ、サステイン、リリースの中で、エレクトロニカ感を出すために特に重要になるのが、サステイン部分(特に後ろの方)になります。
音の立ち上がり部分は雑味が多いですが、サステイン部分は音の振動が落ち着いてなめらかで綺麗な音になります。

それでは、音作りを始めていきたいと思います。
(途中経過の音も載せていますので、確認しながら進めてみてください。)

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