011話:RENDOに遊びに行ってきました

この靴が9年前にあったら、私は靴木型を削っていなかったと思います。

そもそも、作り始めた動機が自分にフィットする靴が欲しかった一心でしたので。RENDOが出した細身の足の木型。私は26.0のCウィズくらいなのですが、25.5でピタリとフィットしました。世の中で、かなり甲が薄く踵が小さい方にも適切にフィッティングすれば合わせられると思います。

踵を心地よくつかみ、甲と踏まずに適度に強いテンションを感じながら、まったく破綻がありません。

さて、私が履いた図です。(左は私のビスポークで固定ツイートの靴)。無駄が極力そぎ落とされた設計を見て取ることができます。

実は靴を試着するときに、必ずやってみることがあり、それは靴紐を限界まで締め上げること。

靴によっては、幅と足長が合っていても、一見フィットしているかのような錯覚に陥って、それで購入していざ、本格的に履くと無理が生じるケースがあります。


ここで、足の基本ラインが合っていれば、締め上げても満遍なくテンションがかかりますので、痛みは生じにくく、心地よい緊張感あるフィット感が得られます。


靴型も存分に触らせていただきましたが、足に向き合った設計やギミックを随所に感じました。ぜひ、一度浅草本店で、吉見さんのフィッティングで体験されることをお勧めします。
(木型のアップはやってみたかったけど、流石に遠慮しました、ぜひお店で見てください。)

なお、ZinRyuのNoteを見て来たと、吉見さんに言っても、割引もサービスもされませんが、このノートを通じて、皆様が幸せな靴に出会えたら、嬉しいです。

PS:私が制作した靴をアップした写真ツイートより、ちょっとRENDO新発売を紹介した画像もないツイートが一瞬で、いいねを沢山集めるのが腹立たしいです(笑

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