見出し画像

#4 ふたりの宝物

こんにちは。PTA専用マッチングプラットフォーム「PTA’S(ピータス)」を運営している、増島佐和子です。

結婚して18年目で、今年小5になる双子の女の子がいます。
PTA’Sは、家族に支えられながら、もがきながら笑、ちょうど2年が経ちました。

今回、フタリノさんから「ふたりの○○」をテーマに書いて欲しいと依頼をいただいた時に、すぐに浮かんだのが「ふたりの宝物」でした。

宝物=娘達、のつもりでしたが、書いているうちに、いやいや、娘達のことだけじゃないな、「ふたりの宝物」は、ここに至るまでの日常と娘達のことだ、と思い至りました。
ちなみに、ダンナさんもそう思っているかどうかは、未確認です笑

結婚

私たち夫婦は大学時代に知り合っているので、かれこれ30年一緒にいます。
でも、結婚を決めるまでに12年かかりました。
理由は、私が「結婚してもいいことなんて何もない」と思っていたからです。

結婚したら、
思い切り仕事ができなくなる
好きな時に飲みに行けなくなる
名字を変えなきゃいけない
エトセトラエトセトラ、、、

とはいえ、母の「そろそろゾロ目なんだから」というなぞの説得もあり、33歳で結婚しました。

で、実際に結婚してみてどうだったか、、、

私の生活は、特に何も変わりませんでした。

好きなだけ働いて、好きな時に飲みに行って。
戸籍は変えたけど、名刺は旧姓のまま。
唯一変わったのは、楽しいことも嬉しいことも、悲しいことも悔しいことも、分かち合える人ができたことでした。

当時の私は、「結婚最高!」と周りに言っていたのを覚えています。

出産·子育て

 40歳の時、一卵性の双子を授かりました。
産婦人科の先生から、「そろそろ、まずは人工授精を・・・」と言われ始めた矢先でした。

一卵性の双子は、時代や国を問わず、250分の1の確率でしか授からないと知り、250人に一人のお母さんしか経験できないことに専念してみようと思い、当時の仕事を辞めました。

双子の育児がはじまってみると、途端にケンカが増えました。
思うようにいかない苛立ちもありましたが、それを分かってもらえない悲しさが勝っていた気がします。

今思えば、二人とも働いたことはあるから、お互いの状況に想像力が働いて、ケンカにならなかったけれど、産む(産まれる)ことや育てることは初体験だったから、それぞれが都合よく考えて、スレ違ったんだと思います。

ダンナさんは、「俺が働くから、子ども達のことは頼むぞ!」と悪気なく張り切り、私は「二人の子なんだから、二人で育てようよ!」と毎日心の中で叫んでいました。

そんなスレ違いを、伝え合ったわけではなかったけれど、私が「次は子育て支援に携わりたい」と保育士資格の勉強を始めた頃から、変わっていった気がします。

何をしたいのか、何をして欲しいのか、何ができて、何ができないのか、きちんと伝え合うようになった気がします。

その後私は、子ども達が3歳になるタイミングで、社会福祉法人に就職して認可保育園の開設や運営に携わり、子ども達が小学2年生になるときに退職し、3年生の時PTA’S(ピータス)をスタートし、4年生で法人登記をしました。

その間、何度となくケンカをしましたが、お互いに話をし、少しずつ、“ふたりの形”ができてきた気がします。

もちろん、これからも子育ては続くので、今がベストだとは思いませんし、“ふたりの形”もどんどん変わっていくんだと思います。

ふたりの宝物

夫婦歴18年・子育て歴11年なので、偉そうなことは言えないのですが、”ふたりの形”に正解はないと思います。しいて言うなら、正解は“ふたりの中”にあるのではないでしょうか。


子ども達を授かる前、私は「結婚最高!」と言っていましたが、結婚が必ずしも正解とは限らない、とも思います。
もし、いつかふたりに子どもを授かったとしたら、家族の営みとしての子育ては何よりも大切ですし、愛おしい時間です。

でも、その営みは、ふたりのそれぞれの人生の、ゴールではないはず。
それぞれの人生を尊重して、どうありたいかに耳を傾け合うことが、大切だと思います。

そして、自分の人生を生きている・生きようとしている親の姿を目の当たりにすることは、子ども達にとっても刺激的で、良いことだと信じています。

私にとっての「ふたりの宝物」は、ふたりで重ねてきたこんな日常と、そこにいつも笑顔を添えてくれる娘達です。

PTA’Sについて

PTA’Sは、PTA業務のアウトソースサポートを中心に、PTAのあらゆる困り事をワンストップで解決する、マッチングプラットフォームです。
「PTA’S(ピータス)」のタスは、PTAを助けるという意味と、PTAに企業の知恵と技術を足すという意味が込められています。

PTAは子育ての延長ですから、働いていてもいなくても、お父さんでもお母さんでも、楽しく前向きな気持ちで活動できる組織に変えていきたいと思っています。そしてそれが、子ども達の学校生活の充実化に繋がると信じて活動しています。

いつか、ふたりにとってPTAが身近になって、何か困ったことがあったら、遠慮なくご相談ください。

こんなこともやっています。
12/6(火)20:00~「【PTA’S+命育】PTAからはじめる性教育セミナー」




合同会社さかせる PTA専用マッチングプラットフォーム「PTA'S(ピータス)」代表 増島佐和子さん

1971年生まれ 愛知県名古屋市出身。新卒から広告代理店3社で営業を務め、双子の妊娠を機に退職。社会福祉法人での企画職を経て、独立開業。 子どものための活動であるにも関わらず、保護者達が前向きな気持ちで参加できない、自分の子どもとの時間が削られる、といったPTAのあり方に疑問を持ち、誰もが負担なく参加できるPTAを実現するべく、PTA’S(ピータス)をスタート。

●PTA’Sサイト:https://ptas.site/
●PTA’S facebook:https://www.facebook.com/ptasforpta/
●PTA’S Instagram:https://www.instagram.com/ptas_sakaseru2019/
●PTA’S Twitter:https://twitter.com/PTASforPTA 



#フタリノアドベントカレンダー
12/1〜24まで、素敵なゲストの皆様に「ふたりのこと」についてリレー形式で語っていただくアドベントカレンダー企画を開催!
様々な視点や大切にされているお考えを持ち寄っていただくことで、読者の皆様に大切な人とのこれからについて考える時間をお届けします。
ぜひ他の方の記事もご覧になってみてください。

▶︎フタリノアドベントカレンダー・一覧はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?