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舩冨光曜、そしてfutarinoteに関わってくれた全ての方々へ

2/22(木)、大阪 東梅田alwaysにてfutarinoteの5周年ライブが決まり、本日予約が解禁になりました。

改めて、こうして5年も活動を続けさせていただきありがとうございます。

5年という歳月はあっという間のようで、色々ありました…。

考えていると、まるで小説のように思いを綴ってしまっていました。ある気持ちそのまま、noteに残しておこうと思います。

少しお時間をいただければ幸いです。

今まで出逢った人の中で一番、自分からかけ離れた人だった。

妙に繊細で、完璧だけどすかしてて、おまけに仏頂面から急になぜか良く笑う。何を考えているのか、本当によくわからない人だ。

出逢った当初私は東京にいたものの、お互いに関西で音楽活動をしていたのにFacebookの共通の友人はゼロ。経歴の違いはあれど、そりゃそうだ、理解し得ない人種だったから。まるで『ヒューマン系・推理小説本』を具現化したような、彼には静かすぎる優しさがあり、冷たすぎる熱があった。

本を開くまで何も言わないのに、ページを捲れば恐ろしいくらいの文字量。「あぁ、この人には余白や隙間が殆どないのかもしれない」と、きっと彼と話した事のある人ならわかってくれるだろうか。隙のない理屈めいた考え方。それでいて話し始めると、ひとつひとつのリアクションの大きさや温厚さのギャップにびっくりする。黙っていると冷たそうなのに、口を開けば急な南大阪調で、彼のスピリットが流れだすのだから。

「そんなに思ってることあったのかよ。」
目の前の新しい石橋を渡る前に、まず叩く前に、橋の批評から入ったかと思えば渾身の一撃で叩き割る。

私は橋の向こう側でその様子を眺めては、勝手にこんな風にたくさんの言葉を綴っては歌にしている。あぁ、私たちは似て非なる成らぬ、非て似なる者同士だったのかもしれない。

そんな人と音楽をやって5年も経った。以前は躁鬱のような、あっけらかんとしているか、言われるがまま黙り込んでジワジワ涙していただけの私が、今や喧嘩紛いの言い合いもするようになった。

彼という『隣島の宇宙人』と話していると、何を言っているか未だにわからないこともあるけど、時間をかけて少しずつ理解でき、新しい気づきがある。何より私自身、本質は考え込む性格でも楽観的な人間だったことを思い出すことができた。

そのうちに思ったように演奏したり、想像したものを形にすることができるようになった。それもきっと、また彼にとっても別の『向かい島の宇宙人』である私に諦めず、音楽をつくることや仕事にすることを教示してくれたからに違いない。

おかげで私たちfutarinoteはこのユニット名とは裏腹に、今では応援してくれるお客様、ミュージシャンの方々に支えられてたくさんの人たちに支えられるようになる。二人だけでつくっていた『ふたりの音』の世界観は、他の何処にもない皆の場所になった。

もっと多くの人の拠り所になればと願いつつ、この場所にまた新しく人を招く為には?と考えた時に、構えた敷居にまた新しい部屋をつくることが必要になってくる。だけどそうするには、今の自分たちが持つユニット像からは違う考えや方法も取り入れなければいけないことに気づく。

そうこうこれからについての話を揉み合っているうちに、今まで「これは使えないよね」なんて言って切り捨てた、床に散らばる気持ちの切れ端を見つけた。今見てみると、面白くて新鮮な色やパターンだ。これを使って何かを作ってみたいなと思った。

小さな切れ端を活かして何かを作る為には、土台になるもっと大きくて新しい生地を仕入れに行かなければいけない。太っとい針も糸も、新しい技法もいるだろう。居ても立ってもいられないような日が続いた。

少し自分のやりたいようにやってみようかな…そう思い立ってから、9月からソロの名義での活動をリスタートした。そうしていると「是非また!」なんて言って演奏してくれる先輩や、お仕事、新しい作品も少しずつ舞い込んできた。

私はこの流れを掴んでみたい。

2024年というこれからの一年、私はその時に見つけたもうひとつの道の上へ、旅にでようと決心しました。自身の修行と、私が私をどうしたいのかを知る為、堀桂としての装いを作ることに、より一層力を注ごうと思うようになりました。

もちろんfutarinoteとしての活動、定例になっているライブや制作とも並行してですが、このユニットで5年積み重ねてきたものから音楽の視野が拡がり、また様々に視点持てるようになり、自己表現の可能性を探りたいという気持ちが強くなったのです。

2月22日の5周年のライブはfutarinoteとしても私としても1つの大きな区切りとなりそうです。

ユニットとしてのライブや、作品の出し方、スタイル等々…これから私たちの魅せ方は今までと少し変わっていきそうです。
(解散!では無いので安心してください!笑)

何より現状の最高に仕上がっているfutarinoteを、一番カラフルで立体的に、耳いっぱい聴いて頂ける機会はしばらくないかもしれない。

是非このタイミングで体感いただきたい、そんなことを思いながらfutarinoteとしての数年を振り返っていました。

光曜さん、私と、私の歌を自由にさせてくれてありがとう。

We never become one, but you’re the only one

- from 「futarinote / Wonderful 〜one to four〜」


新たなステージに向けて。
日常に溢れるささやかな幸せから、その先に見える希望までを届けられるように。

この日をどうか、私たちと共に過ごして欲しいと願っています。

2024年12月22日 futarinote 堀 桂

【Live Information】

  • 3/3(日) futarinote Unplugged Live vol.16 @ 大阪 心斎橋 The MELODY

  • 🆕3/24(日) 堀 桂 @大阪 心斎橋 (※舩冨光曜の出演はありません)

サポートいただけたらfutarinoteの活動費、もしくは堀がおいしいチョコを頂くお金にあてさせていただこうかと思います。