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なぜ集団に依存すると共感力を失ってしまうのか~帰属意識と服従能力~【バカと無知】


ロボマインドプロジェクト田方さんのYoutube動画を観て、学んだこと感じたこと気づいた事。

今回のテーマは自尊心です。 自尊心を、自分が属する集団との関係で分析していきます。 集団は、マジョリティとマイノリティに分けます。 アメリカ社会だと、白人と黒人ですね。 日本だと、男性と女性です。 こう分けると、あら不思議。 どのグループとどのグループが、なぜ対立するのか、きれいに整理できます。 SNSで、日々、繰り広げられてる炎上現象とか、社会の分断が、これできれいに説明できちゃうんです。 簡単すぎて、気味が悪いぐらいです。 どこかに抜けはないんでしょうか? 人間って、そんなに単純なの?

動画内容要約

幼児~児童に対する心理実験では、幼い子供ほど、負けたくない、対等になることすら我慢できないことがわかった。
なにがなんでも相手に勝ちたい。負けたくないという気持ちは、より本能に近いということ。

社会は『マジョリティ(多数派)』と『マイノリティ(少数派)』に分かれ、一般的にマジョリティが強く、マイノリティが弱い。それぞれの集団には地位による階層がある。

集団内において、地位が高いほど自尊心が高くなり、地位が低いほど自尊心が低くなる傾向がある。集団の上にいる側は、上にいることをそれほど気にかけていないが、下にいる側はものすごく気にかける。
「差別を許すな!」「不平等だ!不公平だ!」「平等であるべきだ!公平であるべきだ!」と。

世間さまの『肯定的な意見』と『否定的な意見』に対する反応は、マイノリティかマジョリティかによって逆転する。
肯定的な意見
マジョリティ:自尊心の低い者ほど熱狂的に受け入れた
マイノリティ:自尊心の高い者ほど熱狂的に受け入れた
否定的な意見
マジョリティ:自尊心の低い者ほど猛反発
マイノリティ:自尊心の高い者ほど猛反発

マイノリティとマジョリティの対立構造を自尊心の観点から読み解く

マジョリティの場合
自尊心の高い者(日本の男性社会では高収入のモテ男)は集団に属さなくても自尊心を保てるので、属している集団を褒められたりけなされたりしてもあまり気にしないが、自尊心の低い者(非モテ男)は、集団の他では自尊心を保てないので、自分の属する集団への依存度が高くなる。地位を脅かす存在に過剰に反応する(フェミニストへの攻撃など)。

マイノリティの場合
自尊心の低い者(日本の男性社会での一般女性)ほど集団への依存度が小さいので現状を積極的に受け入れようとする。
地位が高く自尊心の高い者(フェミニスト)は自分の属する集団への依存度が高くなり、地位を脅かす存在に過剰に反応する(非モテ男への攻撃など)。

共感力と服従の本能

社会的生き物である人は、常に地位を確認して自分の地位をあげようと考え努力し、最終的に今の自分の地位を受け入れようとすることによって階級社会が出来上がっていく。

自分の階級を受け入れるということは、上の階級に服従するということ。
強いものに服従するということは、チンパンジーなど群れで行動する動物の本能。
この本能がどれくらい強力かということはミルグラム実験(アイヒマン実験)で証明されている。

人間の恐ろしい本性
人の痛みがわからないサイコパスのような共感力の低い者も、道徳心のある共感力の高い者も、権力の前には服従してしまう。共感より服従する力のほうが高いということがわかった。

相手に共感する人間らしい美しい心より、
猿でも持っている「強いものに服従する」本能のほうがはるかに強い。


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