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【ロボマインド#413】クオリアってそういう意味だったの?!意識理論の意外な落とし穴・意識の表象理論/マリーの部屋【動画まとめ】

最近、心の哲学について、復習してます。 クオリアとか、意識のハードプロブレムとか、哲学的ゾンビとかです。 そしたら、大変な間違いに気づいたんです。 「クオリア」の解釈が間違ってたんです。 これは恥ずかしい……
なんで間違ったかというと、つい、あまりにも自説の「意識の仮想世界仮説」を中心に考えてたからです。 この世界は仮想世界だって、僕の中ではあまりにも当たり前の事実だったんですけど、普通の人は、まだ、気付いてないんですよね。
そう思って意識理論をいろいろ調べてたら、同じ考えの理論が見つかりました! 「意識の表象理論」とか「表象説」っていいます。 「おおっ、これって、意識の仮想世界仮説、そのものじゃないの!」って驚きました。
そうなると、 「なんでここまで分かってるのに、コンピュータで作らないの?」 って疑問が出てきます。 哲学者は、自分で作ろうって思わないのかなぁ。 僕は、30歳の誕生日に思いついて、その足で本屋に行って「サルでもわかるプログラム」って本買ってきたんだけどなぁ……

動画内容まとめ

心の哲学と意識の問題

心の哲学は、意識とは何かという問題を追求する学問です。この分野では「意識のハードプロブレム」「クオリア」「哲学的ゾンビ」といった概念が中心的なテーマです。


クオリアの誤解と心の哲学の思考実験

田方氏は、自分が理解していたクオリアの概念が誤りであったことに気づきました。心の哲学には多くの思考実験があり、「哲学的ゾンビ」や「中国語の部屋」、「コウモリの経験」などがありますが、これまで取り上げられなかった「マリーの部屋」という実験があります。

意識の仮想世界仮説

約10年前に考案された意識の仮想世界仮説は、目で見た世界を頭の中で仮想世界として再現し、それを通じて現実世界を認識するという理論です。この仮説によれば、私たちが見る光景は実際には脳内の仮想世界の反映であるとされます。

意識の表彰理論

この理論は、意識に関連する「説明のギャップ」を矛盾なく説明するとされています。この理論は、意識の仮想世界仮説と類似しており、意識に関するさまざまな体験を包括的に説明することができます。

意識の表彰理論:https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/70798/1/OtaSurvey.pdf

マリーの部屋と説明のギャップ

マリーの部屋の思考実験は、色を見たことがない科学者マリーが、色の概念を理解した後に初めて色を体験するというものです。この実験は、物理主義が意識や主観的体験を完全に説明できるかどうかを問いかけます。経験と神経細胞の発火の間にはギャップがあり、これを「説明のギャップ」と呼びます。

表彰理論の解説と批判

表彰理論は、外界の像を脳内で再現することで意識が形成されると考えます。この理論は、クオリアを意識が表彰に向けられる全体として解釈しますが、意識の仮想世界仮説とは異なり、表彰理論では自覚する主体が別に存在するという考えがありません。

意識の仮想世界仮説と物理主義

意識の仮想世界仮説は、意識がオブジェクトを認識し操作するシステムとして機能するとしています。これは物理的なコンピューターで意識や心を完全に再現できると主張し、物理主義の範囲内で意識や心の性質を説明できるとされます。

結論

田方氏は、これまでの理論が誤りであったことを認め、クオリアと意識の理論に対する新たな理解に基づいて、これからの説明を修正すると述べています。また、物理主義と表彰理論の関係、そしてその理論が提供する解決策についても触れています。


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