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母として~不登校になってからの気持ち

こんにちは。先日、学校に子供を送る時に空を見上げてみると、雲一つない晴天でした。娘とそんな青空を見上げて、雲がないね~と何気ない会話ができることの幸せですね(数時間後には早退してきますが)。

今回は娘が不登校になってからの親としての私自身の気持ちについて書いてみたいと思います。

気持ちの変化は、不登校の親のみなさんの記事を読むと大体同じだなと思いました。

どうしてこうなったしまったのかという悲しい気持ちと絶望感、今後どうなっていくのかという不安な気持ち。もちろん子供の前ではそんな気持ちは悟られないようにしてましたが、遺伝からくる頭痛だったら私のせいだなと娘の前で涙を流してしまったこともありました。

当初の娘に対する接し方も、きっとみなさんと同じでしょうか。学校に行ってみようか、学校は大事だよと諭してみる、どうして行かないの?と怒り責める、もうちょっとで旅行だからとか、好きなお菓子買ってあげるからなど謎に条件を出して行かそうとしてみたり、お願いだから行ってよとキレてみたり、おだててみたりと一通りしてしまいました。

学校(授業)になんとなく苦手意識が出始めていた小2、小3の時と違って、小4ではそれに加えてどうしても担任の先生を受け付けなくなってしまい、泣いて嫌がることが何回もありました。この時期が娘も私も一番苦しかったと思います。

そんな一番辛い時期を過ごしていたある日、「もし今日無理やり学校に連れていって、学校の屋上から飛び降りたりしたらどうしよう」という恐ろしい思いがふとよぎったんです。

そんなとても悲しいニュースを以前みたことがあったので、娘はそこまで追い込まれているかもしれない、娘を守ってあげられるのは親の私たちだけなのに…ごめんね、と。

そして、学校に行くという「普通」を諦めて、ようやく受け入れることができました。どうしたら学校に行けるんだろう、どうしたら…というすがりつくような肩に力が入った状態から、ふ~っと一息ついて力が抜けたような感じでしょうか。そう悟ってからは気持ちがとても楽になりました。

それから決定的な出来事があり、3学期は途中から完全に「休む」という選択をしました。勇気のいる選択でしたしそれが正解だったのかはわかりませんが、その選択ができて今はよかった思います。

「休む」選択をしてからも、もちろん頭痛はそんなに簡単には治りませんが、先生に会う、そして授業を受けるストレスがなくなって、娘もちょっとずつちょっとずつエネルギーを貯めることができました。家で勉強を一緒にしたり、知り合いがいなそうな遠めのスーパーに一緒に買い物に行ったり(娘が友達のママに会うのを嫌がったので)、たまにはランチに行ったりしながら。できるだけ1日中家に引きこもることがないように心がけました。

一人が大好きで疲れたら一人でカフェに行ってコーヒーを飲んで癒される時間が必要な私にとって、娘が1日中家にいる、という環境に最初は慣れずに苦労しましたが。

そんな時期を振り返ってみると、一番よかったことは娘の気持ちを知れたことだと思います。

私自身が色んなことをたくさん話して共有する家族で育ったので、どうして学校に行くのが嫌なの?とじっくりと時間をかけて聞けば、娘も泣きながらでもこんなことがあったからだと原因を話してくれました。全部ではなくても娘なりに辛かったこと、苦手でどうしても嫌なことや想いの一部を話してくれて、さらに前向きになれました (話してくれない場合は無理強いせずに) 。

そこで、引き続き不登校に関することに加え、私立、インクルーシブの学校、フリースクール、オンラインで学べる場所の情報収集の日が始まったのです。何も先が見えずにわからずに怯えるよりも、色んな情報を集めてみると今までは知らなかった世界や進路先があって安心できたし、普通に進んでいくんだろうと思っていた道から娘がはずれていく怖さもさらに薄れていきました。正しく恐れる。

無理をして自信を失くして辛い気持ちで下を向いて過ごすよりも、人と違う道を歩んだとしても楽しく思えることをみつけて笑っていてほしい、そしてそんな自分に胸を張って自信を持ってほしいと今は思っています。

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