無事入院しました。

ご心配お掛けしております。フトメンです。

本日入院しまして、いよいよ明後日の手術を待つだけとなりました。
当初の予定からはズレまくっていますが、ひとまず無事に入院できたことに安心しています。

入院中、時間もあるので、ずっと書こうと思っていた現在の状況について説明しようと思います。


まず、脳腫瘍があるとわかったのが今年の5月でした。
もともと頭痛もち(かれこれ10年以上?)だった自分は、ふと思い立ち、頭痛外来なるものに行ってみることにしました。
普段から頭痛薬(ロキソニンやイブプロフェンなどの市販薬)を飲むことが多く、身体にも負担がかかってるだろうな…と思っていましたし、最近薬の効きも悪くなっていました。
また、休みの日に朝から頭痛が起こることもあり、そうなるとほぼ1日寝込んでいたりと、自分の人生においてもちょっとしたロスタイムだなと、原因があるなら把握しておきたいという思いもありました。

善は急げということで、思い立った日に検索をかけたところ、評判のいい頭痛外来を見つけました。
しかも、たまたまその日に空きがあるではありませんか。
これは行くしかないということで、すぐにネット予約を取り、病院へと向かいました。

ネットの評判通り、親身になって話を聞いてくれる先生でした。
10年以上悩まされている、朝起きたときから重たい締め付けられるような頭痛がある、と説明しました。
すると、とりあえずMRIと血液検査をしてみよう、ということになりました。
MRIの設備はその病院にはなかったため、別の日に外部のMRI(専門で委託されている機関があるんです。初めて知りました)を撮影できるセンターを紹介されました。

また、血液検査に関してもその日すぐに結果は出ないため、後日結果を教えて貰うことになりました。

2週間後、MRIの結果を見て、先生は不穏なことを自分に告げました。
「脳に影がある…。脳腫瘍の可能性が高い」
写真を見せて貰うと、確かにそこには白い影がありました。
そこまで大きくなく、20㎜程度ということですが、念のため造影剤を使って再検査することになりました。

さらに2週間後、再検査の結果を見た先生は「やはり脳腫瘍です」と告げました。
病名(腫瘍の種類)は神経膠腫(グリオーマ)のグレード2ということでした。いわゆる、脳の癌です。

脳腫瘍は一般的な腫瘍(癌)とは違い、進行渡(ステージ)ではなく悪性度(グレード)で表します。
グリオーマには基本的にグレード1(良性のもの)はないため、グレード2からになります。
グレード2なら10年以上の生存率ですが、グレード3だと5年くらい、最悪のグレード4なら1年半ほどとなっています。
それと比べるとグレード2は比較的軽いものと言えるのではないかと。

ただ、脳腫瘍の厄介なところは、実際に腫瘍を取って細胞を見てみないとグレードが確定しないということです。
また、例えグレード2だったとしてもそこからグレード3へ変化する悪性転化というものもあります。

このまま様子見するという手もありますが、悪性転化の件もありますし、最終的には取るしか治療の方法がないということから、今回手術を決断しました。


ただ、見つかった5月ではなく、12月まで決断に時間がかかった理由としては、もちろん手術への不安ということもありましたが、コロナ禍で家族も含む面会ができないというところでした。
面会だけでなく、手術日の立ち会いもできないということです。
自分が手術する病院では重篤な症状の患者さんもいるということでそのような措置が取られているそうです。
なんとかならないものかとコロナの終息を待ちましたが、それもまた、なかなか難しそうということで手術日の決定となりました。

現段階で、今くらいの大きさであれば後遺症などはあまり心配しなくて良いということです。
しかし、場所が場所なだけに、全くのノーリスクというわけにはいきません。
そのあたりも一応覚悟を決めて手術に挑むつもりです。

最後になりますが、本来12月22日に手術予定でした。
ところが、入院前のPCR検査(入院する全員が必ず受けなければいけない)で陽性が出てしまったため、延期となりました。
検査結果は疑陽性だったとのことで、体調的には問題ありません。
ただ、せっかく固めた決意が少し揺らいでしまった感じも否めません。

とりあえずは、目の前の手術に集中してできること(と言っても自分ができることなど限られていますが)をやっていこうと思います。

また、不定期で更新していきます。
暇なときにでも覗いてみて頂ければと思います。


フトメン

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