見出し画像

ポルセイド浜田・布田 有祐「町田さんは想像の"遥か"上だった。格上チームとトレーニングマッチを行わないと・・・」

5/25(水)~27(金)、エスフォルタアリーナ八王子にて、Fリーグオーシャンカップ2022の1回戦~3回戦が行われた。

2日目から登場のF2・ポルセイド浜田は、初日にU-19フットサル日本代表との接戦を制して勝ち上がってきた、F1のペスカドーラ町田と対戦。

町田のアグレッシブなプレスに苦しみ、前半で5点を失った浜田は、後半も思うようにリズムをつくれないまま3失点。0-8で敗れる結果となった。

以降は、ポルセイド浜田・布田 有祐選手インタビューです。

「強度が全然違う」「何も通用しなかった」

―試合を振り返っていかがでしたでしょうか?

布田 有祐選手「そうですね・・・。

F1との差が、実際やってみて、相当あるんだなと感じたし・・・。

僕らはちょっと・・・、何も通用しなかった。

もっと自分らの強度だったり、練習の取り組みのところをイチから変えるぐらいでないと・・・。

やっぱり上に行くには・・・。今の練習のままでは・・・。

絶対勝てないし、それこそF2もまだ勝ててない状況で・・・。

やっぱり一人一人が覚悟を持って、やらなきゃいけないなっていうのは、この試合を通して感じました」

―かなり厳しい言葉が続きましたが、監督が今年変わられました。それを踏まえても『このままでは・・・』という思いが強い感じですか?

布田 有祐選手「そうですね。もちろんみんな仕事するっていうところもあるんですけど・・・。

覚悟を持ってやってると思うんですよ。

それが全然足りないっていうところ。

覚悟をもっと・・・。勝つための練習をもっとしていかないと・・・。

これからリーグが開幕していくんですけども、今回のこの敗因を、ただの負けじゃなくて、そのリーグ戦に向けての糧になっていけばいいかな、と思います」

「想像の遥かに上」「自分たちがやってきたプレスも簡単に回避されてしまった」

―具体的に今日感じた課題はどこでしょうか?

布田 有祐選手「まず、強度。

プレスの強度だったり・・・。そこが一番感じましたけど・・・。

僕がプレーしている中で、やっぱりその対人でも、全然自分たちのやっている練習と、町田さんの今回の試合の中で、対人の所も違うし、プレスの強度というところは、僕らが想像していた遥か上だったので・・・。

そこは本当に、すごく差を感じました」

―ディフェンスの強度は、普段の練習から求められてくると思うんですけど・・・。チームで前からのディフェンスはやってることはやっている?

布田 有祐選手「そうですね。去年から、ずっと前からかけよう、プレスをかけよう、というのを徹底してやっていたんですけど・・・。

ただ練習でやっていた強度では・・・、実際に今日の試合では、全然、簡単に回避されて、という状態なので・・・。

なので、あの強度じゃ、全然、足りないなぁ、と」

格上とのトレーニングマッチなど、選手発信でも、トレーニング環境の強化は急務

―今回こういう大会があって、町田と対戦できたことで、そこに気づけたようですが、普段、トレーニングマッチの相手はどういうところとやっているんですか?

布田 有祐選手「そうですね。今回、オーシャンカップが始まる前に、トレーニングマッチをやったのが、中国リーグだったり、後は大学生と相手をさせてもらったんですけど・・・。

試合をしていくのに、どうしても格上の相手とは、なかなかトレーニングマッチを組む機会がなかった、っていう状況があったんですけど・・・。

今回(の町田)は、まずリーグが僕らよりカテゴリが上、というところで、差はすごく感じました」

―ちょっと関西の大阪とか九州に行って、F1のチームとトレーニングマッチを組むというのは、なかなか難しいところがあったりしますか?

布田 有祐選手「そうですね。その辺はフロントとかの話になってくると思うので・・・。何とも言えないですけど・・・」

―選手からはそういう声・希望が上がってはいる?

布田 有祐選手「今の現状はないですね。

本当に。そこも変えないと行けないところだと思います。

選手が発信して、格上の相手とやることで、それを肌を感じることで、今回も試合の経験につながると思いますし・・・。

トレーニングマッチすることで。そういったところは選手発信を、どんどんしていけば、リーグ戦にも繋がっていくのかな、と思います」

取材・文・写真:北谷 仁治

オーシャンカップレポート①
いきなり好機に絡むもゴールならず。キーパーからフィールドプレイヤーに転向した坂 桂輔が感じていること

オーシャンカップレポート②
若きゴールゲッター"長坂 拓海"に得点力が上がったポイントを聞いてみた

オーシャンカップレポート③
浦安・イゴールの守るゴールをこじ開けれず。無得点に終わったすみだの課題と対策は?

オーシャンカップレポート④
永井監督が語った、2点を先行される苦しい展開をひっくり返した要因とは?

オーシャンカップレポート⑤
北九州の新監督に就任した中嶋 孝行氏。今後出てくる"中嶋色"のフットサルとは?

オーシャンカップレポート⑥
F1のペスカドーラ町田からハットトリック。"未完の大器"宮下 豪也の得点力の秘訣

オーシャンカップレポート⑦
ハードワークするU-19フットサル日本代表に苦しみながらも公式戦初采配を逆転勝利。甲斐 修侍が率いるペスカドーラ町田のフットサルとは?

オーシャンカップレポート⑧
新チームの"柱"のひとりへ。ファーストゴールをあげた南雲 颯太の今シーズンの「少し高め」の目標とは?

オーシャンカップレポート⑨
リーグ戦、大丈夫?アグレミーナ浜松がフィールドプレイヤー7名だった理由と今後の対策

オーシャンカップレポート⑩
人数不足も解消?代名詞とも言える『1対1』を武器に、マルバ水戸FCがF2をかき回す

オーシャンカップレポート⑪
取り組んできたことは試せた。ヴィンセドール白山のホーム開幕戦での"再戦"で借りは返す。

オーシャンカップレポート⑫
去年の自分のレベルは本当に低かった。代表活動に入ったのをキッカケに「変えた」町田を苦しめたU-19の守護神・井戸 孔晟

オーシャンカップレポート⑬
『他の人を引き立てる』吉田 圭吾が新加入。「高いレベルでアシスト、ゴールを量産していく」

オーシャンカップレポート⑭
「選手は使い捨てじゃない」3日間連続開催に、森岡 薫が異議。

オーシャンカップレポート⑮
日本人選手はブラジル、スペイン、ロシアと比べても早い?名古屋オーシャンズの新外国人助っ人・ダルランの第一印象とは

オーシャンカップレポート⑯
右目が見えず、左目も「ぼんやり見える」状態でフットサルに挑戦する、松本 光平がデビュー戦で、『絶対王者』の名古屋オーシャンズと対戦

オーシャンカップレポート⑰
「内容と結果、両方、大きな期待をして待っていて欲しい」浦安・三笠 貴史が「リーグ優勝目指す」

オーシャンカップレポート⑱
元チームメイトのチアゴとのマッチアップも。しながわとの苦い"初対戦"を振り返った、シュライカー大阪のキャプテン・田村 友貴

オーシャンカップレポート⑲
3シーズンぶりにFリーグ復帰のF2・仙台がF1・横浜に勝利。キャプテン・平澤 凌選手「僕らが触発して、もっとFリーグを盛り上げたい」

オーシャンカップレポート⑳
絶対王者・名古屋の"新守護神"となるか。田淵 広史「自分の仕事をする」「チームを助ける」

オーシャンカップレポート㉑
入替戦で『ビッグサプライズ』を起こしたボアルース長野。米村 尚也「昨シーズンの途中から、今シーズンに向けてやってきた」


ここから先は

0字
フットサルの専門誌がなくなった今も、取材活動を続けているライターがいます。3人ともライター以外の側面からもフットサルにかかわっているので、幅広い側面からフットサルの話ができると思っています。

Futsal Media Note

¥1,000 / 月

フットサルメディアを運営している三者による共同webマガジン。 発起人のFutsalXの河合拓、PANNA FUTSALの海野伸明、フット…

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは取材費に使わせて頂きます。(_ _)