見出し画像

【オーシャン杯】初の決勝進出を果たした湘南FP鍛代元気「Fだけではなく、Jのサポーターの人にも、力を貸してほしい」

[5.18 オーシャン杯準決勝 立川・府中 0-2 湘南 オーシャン]
 湘南ベルマーレは18日のオーシャンカップ準決勝で、立川・府中アスレティックFCに2-0で勝利し、クラブ史上初となる決勝進出を果たした。

 この試合の前日に行われたJリーグの湘南ベルマーレと浦和レッズの試合で、湘南は2点ビハインドの展開のなか、ゴールを挙げたものの認められなかった。それでも後半に3点を奪い大逆転するという試合をやってのけた。

 今季から再びサッカーと同じエンブレムを胸につけることになった湘南のスタッフ、選手たちも、この試合によってモチベーションを高められた。

 試合後、奥村敬人監督は「昨日のJリーグの試合があって、0-2という絶体絶命の状況のなかから3点取って逆転勝利をした。あの試合をJのベルマーレに見せられて、選手たちが乗れないはずはないと思っていました。同じエンブレムを付けているクラブの仲間として、自分たちも絶対にやってやろうと思っていました」と、振り返っている。

 子供の頃から湘南のゴール裏に通っていたサポーター出身のFP鍛代元気にとっては、なおさらのことだっただろう。

 昨年のルヴァンカップ決勝で、Jの湘南は悲願のタイトル獲得を成し遂げた。Fリーグができて13年目を迎えたが、Fの湘南はいまだにタイトル獲得がない。

 Fリーグが、サッカーのサポーターを意識したキャッチフレーズ「日本フットサルリーグ最強の5人制フットボール」を掲げ、湘南の胸にはJの湘南と同じエンブレムが戻った今シーズン最初の公式大会で、新たなチャンピオンの名前は刻まれるのか

 立川・府中との準決勝でスーパーゴールを決めた鍛代に、自身のゴールについて、今期の湘南の戦い方、そして決勝の名古屋戦に向けた思いを聞いた。

以下、立川・府中アスレティックFC戦後のFP鍛代元気選手のコメント
――スーパーゴールでしたね。
鍛代 すごかったですね! 自分でも驚きました。あんなのが出るんだ!って(笑)。

――湘南のファンから始まった鍛代選手のフットボール人生。湘南のエンブレムが変わって最初の大会で、湘南を決勝に導くゴールです。さらに前日にサッカーでああいう試合もありました。
鍛代 昨日の試合は本当にモチベーションになりますね。ベルマーレっぽいというか、だからこそ、あそこで逆転できたし、「すごいな」って思いましたね。

ここから先は

2,581字

¥ 300

FutsalXでは、引き続き、国内各地での取材や日本代表戦の海外取材なども続けていきたいと思っています。今後、事業を継続、さらに拡大していくうえでは、資金が不可欠です。いただいたサポートは、取材経費や新たなコンテンツ作りなどに使用させていただきます。ぜひ、ご支援ください。