【選手権】F2に続き、選手権でも全勝! 初優勝のトルエーラ柏 決勝後の監督、選手コメント

[3.7 全日本選手権決勝 柏 延長5-1 すみだ 浜松アリーナ]
 トルエーラ柏は7日に行われた全日本フットサル選手権の決勝で、フウガドールすみだと対戦し、延長の末に5-1で勝利し、初優勝を成し遂げた。試合後、岡山孝介監督、FP中村友亮、FPダニエル・サカイが取材に応じている。

トルエーラ柏
岡山孝介 監督
――日本一のチームを率いる監督になったお気持ちをお聞かせください。
岡山 非常に嬉しいです。本当に、選手たちに恵まれて、彼らに連れてきてもらったような気分ですが、選手たちに感謝していますし、素直に嬉しいです。
――入れ替え戦に向けて、慢心が敵になると思うがどう引き締めようと考えていますか?
岡山 まさに慢心が一番怖いんですが、彼らは名古屋に勝った後も変わりませんでした。今大会の初戦、2戦目とか、そういうカテゴリーが下の相手との戦いの時でも、最善の準備をして全部を出し切ってくれたので、そういう心配はしていないです。
――ベテラン選手が成長しているなと感じたが、監督の評価は?
岡山 そうですね。ベテラン勢も本当に成長していると思いますし、それは僕が町田とか、浦安でやってきた時も、しっかりトレーニングを積んでいる選手は、成長してきているところを見てきています。探求心を持って、練習に励めば、まだまだ上達できると思いますし、そういうスポーツだと思っているので、彼らのあくなき探求心はすごいなと思います。それを見て、若い選手たちも、良い手本にして練習に励んでくれているので、それは二重の意味でよかったと思っています。

トルエーラ柏
FP #11 中村友亮
――今日の試合、今大会を振り返ってください。
中村 今大会に向けてやってきたというわけではありませんが、1年間積み重ねてきたものを、僕たちの初戦となった2回戦から、自分たちのフットサルができている自信はありました。この大会を通じて、チームの一体感、やりたいことは、自分たちが思っていたよりできたのかなと思います。
――個人の出来についてはいかがですか?
中村 柏は前からディフェンスするスタイルなので、そういう部分では、そのスイッチ役といいますか、前からどんどんプレスをかけていく部分は、自分の役割だと思っていたので、そういう部分はできていたのではないかなと思います。
――試合全体を通じて、スピード、運動量だけでなく要所を決める安定感も素晴らしかったと思いますが、キャリアのなかでも良い状態にあるように見えますが、ご自身はどう感じていますか?
中村 そうですね。今年は練習が最初、新型コロナウイルスの影響でできなかったのですが、チームからいろいろなメニューをもらっていました。チームが集まったときは、みんな意識高くそのメニューをやってきていましたし、すごく良い形でシーズンに入れました。日々の1年間の練習をチーム全員が100%、120%を出してやるというのが、チームの決まりじゃないですが、みんなそれを守ってやれていたので、僕自身も練習から充実した1年間だったのではないかと思います。
――地元でもある静岡での優勝ですが、こういう結果をここで出せたことについては?
中村 本当だったら、いつもこの大会は準決勝、決勝が東京である大会です。でも、いろいろな世の中の状況で、準決勝、決勝が浜松開催となり、自分たちがそこに勝ち上がって、この決勝の舞台にきて、また浜松アリーナでできたことは、気持ち的に高まる部分もありました。結果として優勝もできて、充実した大会になったと思います。


トルエーラ柏
FP #4 サカイ・ダニエル・ユウジ
――今日の試合の感想を聞かせてください。
ダニエル 本当にチームとして、全日本選手権に向けて対策をしていたので、良い戦いができたのかなと思っています。
――決勝戦では前に出る回数が多かったと思いますが、戦術なのか、個人の判断なのか。
ダニエル 少し自分も昨日は、ケガの部分で不安要素がありました。痛みとともに試合をこなしていったこともありましたが、今日はその痛みがましになったので、通常通りに攻撃できるところは攻撃していたので、特別、何か指示があったというよりは、コンディション面で今日のほうが動きやすかったというところです。
――岡山監督のもとで、再び成長できている感触はありますか?
ダニエル 本当に岡山監督とは、町田時代からともにプレーしています。岡山監督のやりたいフットサル、展開したいプレーモデルを自分なりに把握できていることが、今シーズンの自分のパフォーマンスに直結していると思います。そのなかでハードワークをして、チーム全体でやっていくなかで、自分の長所、ストロングポイントをチームメートにも理解してもらえました。結果として、F2リーグを優勝して、全日本を優勝しました。あとは残っている入れ替え戦に対して、良い準備をして、力を振り絞って頑張りたいと思います。


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