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【F1】F選抜のキャプテンから、すみだのキーマンに FP三笠貴史「フウガはピヴォとフィクソのチーム」

[7.20 F1第10節 すみだ 5-2 立川・府中 すみだ]
 昨シーズン、Fリーグ選抜1期生のキャプテンを務めたFP三笠貴史は、今季、所属元のフウガドールすみだに復帰した。

 FP渡井博之、FP諸江剣語という、絶対的な存在である2人のフィクソがいるクラブで出場時間をつかみ、立川・府中戦では復帰後初ゴールを決めた他、持ち味のインターセプトから縦パスでゴールを演出した。

 試合後、久しぶりに話を聞こうとしたところ、実に25分、文字にして7000文字以上のフットサル談義に……。

 Fリーグ選抜から戻った三笠は、フウガドールすみだが「ピヴォとフィクソのチーム」と強く感じているという。

立川・府中戦後のFP三笠貴史のコメント

――4試合ぶりの勝利になりました。
三笠 僕は名古屋セントラルに行っていないので、名古屋戦は出ていないので、個人的には3試合ぶりの勝利ですね。

――1点差という際どい試合になりました。
三笠 パワープレーで2試合連続追いつかれる展開になっていたので、勝っているのにナイーブにならざるを得ませんでした。練習でもパワープレーの守備の練習が多かったり、普段は何とも思わないようなパワープレーの守備を考えさせられることで、頭でっかちになっちゃうような感じでしたね。普段ならやらないような議論を多くしたり、本当は単純なことなのに、2試合ともそういう流れでやられていたので、普段なら疑問に思わないことも議論しがちになるイヤな1週間でしたね。

――そういう意味ではパワープレーで点を取られなかったことは?
三笠 結果、勝てばよかったことですし、大阪戦で決められたパワープレーのゴールも、スーパーなゴールでした。そこに対して自分たちが、「守れなかった」というのではなく、「相手がすごかったね」と割り切れたらよかったのですが……。

――2試合連続でパワープレーでやられて、疑心暗鬼になってしまったんですね。
三笠 はい。あれがもし仙台戦に勝っていて、大阪戦に引き分けていたら「あの折り返しはスーパーだよ」と切り替えられていたかもしれません。だから個人的にはあまり経験したことのない1週間でしたね。

――そこで流れを振り切るような大事なパワープレーを決めて、勝利を決定づけました。復帰後初ゴールですよね?
三笠 そうですね。最初は自分が点を取らなくてもチームが勝てばいいと思っていました。でも、実際に大分にも負けて、仙台、大阪に引き分けて、結局、自分が点を取って勝たなければいけないという思いが、1カ月前くらいから強くありました。インプレー中のゴールというより、特殊な局面でしたが、ああいう形でも自分が取れたことも次につながるなと思います。

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