見出し画像

【タティングレース フリーパターン】ミニモチーフVOL.1公開 ※作り方写真解説付き

皆さまこんにちは。タティングレース講師・作家として活動しているフッタリーテッタリーと申します。

私の受け持つタティングレース教室では、テクニックのカリキュラム中心に個別に課題を進めているのですが、

課題とは別の、タティングレースと出会ってすぐの初心者さんでも取り組めたり、すでに難しいことにチャレンジされている方にとっては何も考えずに手を動かせる息抜きとして使っていただけたり、

そんな気軽に楽しめるパターンも作っていけたらいいな、という思いもあり、これからちょこちょことフリーパターンを公開していくことにしました。

完全フリー、SNS公開はもちろん、商用利用も可能ですので、いろんな方々に自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。


1.編み図(パターン)

画像1

リングとブリッジ(チェイン)、ピコットとピコットつなぎのみの、シャトル1つ+糸玉でできるパターンです。

リングもブリッジも目数のパターンがそれぞれ2パターンずつあります。


2.使用糸

画像26

今回使用したのは、オリムパス製絲金票40番の新色。黄味の強い黄緑が色番283、くすみピンクが色番165です。 


3.実際に作ってみましょう

画像2

今回はリング側に黄緑が出るようにしたいので、黄緑をシャトルに巻き、ピンクを糸玉のまま使います。

画像3

まずはリングから。シャトルの糸のみを使います。

私は中指と親指でつまむ持ち方で作りますが、人差し指と親指でつまむ持ち方でももちろんOK。

本などでよく見かけるのは後者で、推奨されていますが、力の入り具合など持ちやすい形は人それぞれなのでどちらでも構いません。

画像5

2+P+2+P+2+P+2+P(小)+2+P+2+P+2+P+2の最初のリングができました。こちらが大きい方のリングです。

つなぐためのピコットは小さくし、飾りのピコットはお好みのサイズでどうぞ。

画像5

2+P+2+P(小)+2+P+2の小さい方のリングを大きい方のリングのすぐ隣に作りました。

こちらも引き続き、つなぐためのピコットは小さく、飾りのピコットはお好みのサイズにします。

画像6

続いてブリッジを作ります。

ブリッジを作るためには先ほどの形から左右は変えず上下にひっくり返します(リバースワーク)。

画像7

ここからはシャトルの糸に加えてもう1本、ブリッジのかけ糸となるピンクの糸を使います。

シャトルの糸と糸玉の糸の糸端を同じ方向に揃えて持ちます。

画像8

糸玉の糸をシャトルを持つ手とは反対の手に引っかけます。

リングは輪にしましたが、ブリッジは横に進むものなので輪にせず、小指などにぐるぐるっと巻いて糸が抜けてしまわないようにします。

画像16

10目のブリッジを作りました。

画像10

糸玉の糸を外し、また左右は変えず上下にひっくり返します。

画像11

再度シャトルの糸だけで小さい方のリングを作ります。

2+P+2の後、つなぐために作った小さいピコットにピコットつなぎします。

画像12

かけ糸の上に、つなぎたいピコットを乗せ、シャトルのツノですくい上げてそのまますくい上げた穴にシャトルを通します。

画像13

続けて2+P+2と編んだらリングを絞ります。

これでリング小同士がつながりました。

画像14

すぐ隣にまた大きい方のリングを作ります。

2+P+2+P+2+P+2+P(小)+2+P+2+P+2+P+2

これで、ブリッジを挟んで左右対称になりました。

画像15

再度、左右は変えず上下にひっくり返し、糸玉の糸をシャトルを持つ手とは反対の手に引っかけます。

画像16

今度は1度目のブリッジとは目数が変わります。

8+P+10+P+8のブリッジができました。ピコットは好みのサイズでOK。

ここまでが1パターンです。ここからはリングをつなぎながらこの形をあと3回繰り返します。

画像18

リングとブリッジが残りあと1回ずつのところまできました。

順調につないできたあと、最後のリングをひとつめのリングにつなぐことを忘れやすいので、最後のひとつだ、ということを意識して作っていきましょう。

画像18

2+P+2+P+2+P+2のあと、最初に作った小さいピコットにつなぎます。

つないだ後も2+P+2+P+2+P+2、リングを絞ります。

画像19

開いていたモチーフが閉じました。これでリングは全て揃いました。

画像20

ひっくり返して、8+P+10+P+8の最後のブリッジができあがりました。

画像21

シャトルの糸と糸玉の糸をそれぞれカットします。

画像22

ブリッジを作った向きそのままを表とすると、糸処理のために裏返します。

裏表はどちらがきれいに見えるかの好みで決めて良いと思いますが、今回はこちら側で糸処理します。

まずはリングの糸同士、この場合は黄緑同士を1回引っかけて下までおろし、今度は逆向きに2回引っかけて左右均等な力で引っ張ります。

画像23

次にブリッジの糸同士、ピンクの糸同士を糸処理します。

結び方はリングの糸のときと同じです。

画像24

糸端を結び目のすぐ外側(1.5mmほど残しました)をカットし、必要であれば残った短い糸端を目の裏に布用ボンドで貼ってください。

画像25

表に向けて全体的に形を整えたら、完成!


5.YouTube動画もあります

これまでの流れを動画で確認したい方は、こちらも合わせてご覧ください。


 ❁ おまけ ❁

有料のパターンにはなりますが、このモチーフをもとに展開したマジックスクエアドイリーを、お教室過去課題としてPDFデータ販売しています。

ご興味のある方はこちらもどうぞお楽しみくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?