富津・金谷の観光地と見どころ
富津・金谷の観光と見どころを紹介します。
富津市の目的地
富津市にはダントツで有名な観光地があります。
それが"マザー牧場"です!
実際に、富津市内に来訪する際の目的施設検索数をみてみると、2位を大きく引き離しています。
2位は"鋸山ロープウェー"、3位5位6位はゴルフ場です。千葉県はゴルフをしに行くところ、という方も少なくないのだと思います。
4位は"ザ・フィッシュ"です。ここでやっと金谷の施設ができてきます。(嬉しいですね!)
続いて、こちらが、上位5つの施設の月別の変化です。
マザー牧場は3月にとびぬけて検索数が多くなっています。
ちょうど"菜の花"が鑑賞できる季節です。大いに集客効果がありそうです。
鋸山ロープウェーは2016年8月頃から2017年5月頃まで、検索数が多くなっています。
ただ、理由として思い当たることがありません。ちょうどテレビ番組等でとりあげられたりした可能性もありそうです。
最近では、2020年8月25日に「ヒルナンデス!」で房総半島が紹介されたようです!
マザー牧場の菜の花。きれいです。
※写真出典:https://www.timesclub.jp/sp/tanomachi_ex/chiba/futtsu/001.html
ここまで"検索数"から観光をみてみました。ナビタイムさんも面白いデータを公開していますね。
次は、もう少し別の情報をみてみましょう。
トリップアドバイザーでみた観光施設
説明不要の有名サイト、トリップアドバイザーではどういった"観光"がみえてくるでしょうか。
私は旅行には絶対に"食"がセットだと考えています。ですので、今回は、"観光施設"と"グルメ"の視点から調査しました。
こちらが"観光施設"のランキングです。
出典:トリップアドバイザーHP(2020.8.8時点)
1,2位はナビタイムと変わらず。
2位以下に興味深い内容が色々とでてきています。
富津公園(3位)に切通し(4位)。東京湾観音(7位)なども一度みにいってみたいところです。
続いては"グルメ"です。
出典:トリップアドバイザーHP(2020.8.8時点)
さすけ食堂に、まるはま、見波亭など、金谷にいると一度は聞いたことのある名前が並んでいます。
写真をみるとすぐにわかりますが。グルメでいえばやはり"魚介"が金谷のイチオシです。
統計データからみる観光施設
続いては、千葉県が実施した観光に関する調査からみた、富津市の上位5施設です。
それがこちら。
出典:平成30年千葉県観光入込調査報告書
具体的な地点名はこちらです。
1位、マザー牧場(約81万人)
2位、鋸山ロープウェー(約44万人)
3位、富津公園(約14万人)
4位、富津海岸潮干狩り(約10万人)
5位、南総ヒルズカントリークラブ(約7万人)
同調査によれば、富津市への観光入込客数は約194万人です。(延べ人数,2018)
上位5位の合計が156万人ですから、この5つで富津市の観光の約8割をカバーしているということになります。
一つのポイントは、この上位5つはそれぞれ体力が必要な施設だということがあります。
たとえば、マザー牧場に行くことを考えてみてください。恐らく、1日目一杯、マザー牧場で遊んで帰りますよね!
そうすると、他の場所に立ち寄る体力がありません。鋸山登山をしたあとに、どこかで遊んで帰ろうという気も中々起きないように思います。
そうすると、"地域"にお金を落としてもらうためには、"飲食"か"休憩"できる施設が求められるようにも思います。この辺りをうまくとらえた、短時間滞在型の施設が"道の駅"といえるかもしれません。
実は、地域に多いお土産屋さんや直売所などは、"休憩できる場所(いす、机)"などが少ないと感じています。しかも、日本の夏は、酷暑です。エアコンもきいていてほしい。さらに言えば、wifiも接続できるようになっていてほしい。このニーズを捉えることが重要と考えています。
金谷周辺の観光施設分布
ここまでに紹介した施設の分布を整理してみました。
こうみると一つの傾向が見えてきます。
それは、
"金谷はグルメが強い!"ということです。
私もトリップアドバイザーをみて驚きました。
"富津市"で検索したのに、でてくるのは金谷のお店ばかりです。
そして、金谷には富津市2位の集客力をもつ"鋸山ロープウェー"もあります。
グルメと登山。この組み合わせは非常に強力です。
金谷にはまだまだポテンシャルがあるのではないかと改めて感じます。
あわよくば、登山のあとにはさっぱりしたいですよね。
温泉は"海辺の湯"などあるのですが、いかんせんここから食事処が点在している金谷港周辺へは少し遠いのです。車なら5分かかりませんが、歩くと20分はかかります。
観光のための地域をつなぐ交通サービス
鋸山、金谷港周辺、温泉。この3地点をある程度自由に行き来できる交通サービスがあれば、大人数の団体客がきても、自由に金谷を回遊することができます。
それはたとえば、小型のバスでも、ベロタクシーでもいいのですが、運転士の確保が必要になるのがネックになるかもしれません。
それであれば、電動アシスト自転車(最近はやりのロードバイクの電アシは本当に良いです!)や自分で運転する小型車両というのもあるでしょう。
出典:国土交通省資料
出典:https://otr.jp/item-blog/2020-trek-ebaike/
理想的には、自動運転車両がピストン輸送をしてくれると、動く歩道のように非常に簡単に移動ができるようになりますね!
しかし、実現にはやはり地域や施設の利益が絡んできます。
もしかしたら、連携することで、売り上げが減ってしまう施設がでてくるかもしれません。
"金谷を盛り上げる"そういった大きい目的を掲げて関係者で話を進めていくのが第一歩と考えます。
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