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back number。

コンサートやライブというものに行くのは何年ぶりだろうか。
たぶん、20代のときに友達と行ったケツメイシが最後だろう。
それぐらい、ライブというものから遠ざかっていた。

昨日はback numberのドームツアー「in your humor tour」に行ってきた。
めちゃくちゃback numberが好きかって言われたらそうではないんだけど、コロナ禍の3年間はよく聴いた。

2015年ぐらいだろうか、当時、私が担当していた女子高生に、最近のJKはどんなの聴くの?って質問したとき、「back numberが好き」って言っていた。一番好きな曲は?と尋ねたら「高嶺の花子さん」って言っていた。

そのネーミングセンスにクスッときて、You Tubeで調べて聴いた。
漫画のような歌詞とアップテンポの楽曲、ボーカルの歌のうまさに関心したけど、当時33歳の私にはあまり理解ができなかった。

そして、back numberをTVでみたとき、あれ〜歌ってる人、イメージと違ったな〜って思った。
もとさわやかイケメンの若人が歌っているもんだと思ってたけど、なかなか男臭い顔した、30歳のおじさんが歌ってたのだ。

それからというもの、何かと気になってback numberを聴くようになったと思う。

彼の書く詩は、本当に少女漫画の一場面のようなものばかりだけど、妙におじさんの琴線にふれる。

また、「エメラルド」などの大人のスリリングな愛の歌もあったり、「スーパースター」のようなポップなダンスナンバーもあったり、「ベルベットの詩」のような、背中を強く押してくれる曲もある。

なかなか幅広いジャンルで、どんなときも聴きたい曲がそこにある。

今回の新しいアルバム「ユーモア」のCMには、#いつもそばにback numberがいた というキャッチコピーがあったが、まさにそれがピッタリの3Pバンドだと思う。

日ハムの球場移転にともなって札幌ドームでのコンサートが増えているように思う、今回back numberがドームツアーと聞いて驚いた。
札幌ドームの収容人数は最大55000人だ。

いまやこれを満杯にできるのはSMAPか嵐の復活しかありえないのではないかと思ってたけど、いや、まさか、紅白にも出て国民的バンドになったとはいえ、こんなに埋まるとは正直驚いた。
その驚きは当の本人たちも同様だったことはMCで言っていた。

しきりに自分たちはこんなバンドじゃないと自分たちに言い聞かせるように語っていた。
感慨深かったのだろう、14年前、最初に北海道に来たときはボロボロだったらしい、その悔しさがあったから、ここまでやってこれたのだと。

その後に演奏された「ベルベッドの詩」はまさに彼らのこれまでを象徴するような歌だった。

「努力は実りづらいが、きっと人生はすばらしい」

満員の観客の前で、心から叫ぶこの詩に心が震えた。

今回のセットリストはそのほとんどが誰しもが一度は耳にし、そして人生に寄り添った楽曲だったと思う。

控えめに言っても大満足のライブだった。

帰りの道中、大混雑の中で、降り出した雨により一層寒さを感じたが、それでも皆が幸せそうだったのが印象的だった。

#backnumber #ライブ #いつもそばにはbacknumberがいた   #日記

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