GEのコア事業の変遷はいろいろと参考になる

先般、ジェフリー・イメルトの退任に驚かされたGEですが、イメルト時代のGEの変遷は結構みていると面白いものがあります。

2000年代初頭のハドソン川汚染事件によるレピュテーション低下により、掲げた二つのイニシアチブという取り組み、Ecomagination、HealthymaginationからGEは大きくエネルギー事業とヘルスケア事業に舵を切って行くわけですが、最近ではGEは自らを「The Digital Industrial Company」と位置づけ、デジタルによる産業革新を標榜した世界でも有数のデジタル企業に変貌しています。

その中核がPredixというIoTのモジュールプラットフォームとAIの技術で、これらを活用することで工場やそれをとりまくサプライチェーンのラインパフォーマンスを可視化、経営資源の効率的配分を可能にすることによる経営革新、産業革新、という部分をコアの事業にしてきています。

GEが年に一度行なっている「Mind+Machine」というカンファレンスも先端技術+技術を活用した企業経営のショーケース的な位置づけになっています。

創業100年を超える企業がいまでもこの規模で変革し続けているのは、その企業文化や仕組み、マインドセット、どれをとっても非常に興味深く、刺激的です。

新しいCEO、John Flanneryがどんな変革を見せるのか、今後も注目です。

http://startuptimes.jp/2017/08/07/62298/

http://startuptimes.jp/2017/08/07/62298/

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