2020年6月

2019年の6月から転職活動を始めていた。
私は、転職活動をすることで、今の家から逃げたかったし、もっと収入を得たかったし、収入を得ることで夫と幸せに暮らしたいと思っていた。だからこそ自分が転職をした上で、副業としての写真をもっと充実させたいと思っていた。

転職をしたかった理由は他にもあって
職場の人間関係に疲れ切っていたから。

私が結婚してから就職した職場は、とても居心地が良かったし、この会社で定年まで勤めたいと思っていた。
同僚のひとつ年上のお局様を立て、お局様に気を使い、お局様にキラーワードを放った時は無視され、お局様が気に入らないことをすると無視され、それでもお局様に好かれようと必死だった。

今思えば、お局様に縋ろうとしていた自分のことをとても不思議に思うけど
当時はお局様に縋っていくことがあの会社で自分が生きていく術だった。

なんかおかしい、と感じ始めたのは
自分が新しい取引先の事務担当になり、自分がその取引先を回すことによって
局(以下略します)の機嫌が悪くなっていったこと。
新規取引先はかなりの大物で、会社の売上どころか会社全体を大きく変えてしまった。それに私が関わっていて、局は蚊帳の外になっていたから、当時はかなり嫉妬されていたんだろうと思う。

最初は頑張っていたものの、自分一人では仕事が全く回らなくなって、新人を入れて欲しいとお願いして入れてもらったのは、私より5つほど年上の年上後輩。
その他にも色々と入ってきたけど、結局残ったのは彼女だけだった。

年上後輩と局の子供が同級生だったりと何かと共通することが多くて、この二人はとっても仲が良くなった。

仲が良くなったので、局に私は要らなくなった。

だから無視された。

年上後輩は、局側についた。

無視が始まったのが18年1月(つまり2年以上必要事項以外喋ってない)。
最初はなんでだろうとものすごく悩んだし、何とか取り戻そうとした。
無理だと気付いた時、とたんに居心地の悪い職場と化した。

しかも、今までは私の方についていた年下の同僚の男の子も、局側についた。

あ、もう、こりゃ無理だ。と悟った。
職場は針のむしろのように居心地の悪い職場になった。
皆が局の調子を伺い、局の言う通りになっていた。

局から離れた私が見ると、すごく異様な光景に見えた。

局は、ずっと自分がちやほやされていないと気がすまない人で
気に入らない人は無視をするという子供のような人だった。
自分をもり立ててくれる人を側に置き、いいように使い、使い終わったら捨てる。
そんな人だった。

唯一、私の隣の席に座っていた上司だけが味方だった。
別の部署の人たちも優しくしてくれた。だから職場で生きていられた。
でもいつかここから大手を振って転職をしてやる!新しい世界で生きる!!
会社でのうのうとしている奴らなんかに、負けるもんか!!と思って
転職活動を始めた。

こっちも全くなしのつぶてのまま、6月の誕生日前を迎えて
ある人にもがいてももがいても動けない自分の境遇を相談したら
勧められたのが「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」という本だった。

この本に感銘を受けて、また自分の人生を考え始めることになるのだけど
それはまた、次回の話にしておこうかな…

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