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Future OSAKA News No.3(2023.11.24)

リポート「『稼ぐ公園』ってなんだ?andトーク・カフェ」

ここまでひどいとは・・・!

★最高気温12.4度、前日比-4.8度。いきなり12月中旬の寒さとなった11月18日13:00、冷たい風が容赦なく吹きつける大阪城公園森ノ宮口噴水前に37人が集合。
「『稼ぐ公園』ってなんだ?andトーク・カフェ」の「PART1」がスタートしました(桐灰カイロの差し入れに心から感謝!)。

20231118「稼ぐ公園」ってなんだ?スタート

★講師の谷口るり子さん(甲南大学教授)は、知る人ぞ知る「コモンの見張り番」。大阪府庁前の定点観測をずっと続けておられ、2020年の11月に突如、樹木が一掃されて風景が一変したことに衝撃を受けたとのこと。
大阪城公園にはチャリンコで頻々と出没。アヤシイ動きや変化があればチェック、チェック、チェック。
というわけで、ボンヤリしているわたしたちにはさっぱり見えない、「公共物」の特定私企業への利益誘導の実態など、「大阪城公園の裏技」をつぎつぎと暴いてくださいました。

大阪城公園伐採エリアマップ
COOL JAPAN PARK OSAKA よしもと劇場(公共の劇場に民間企業の劇場名)
伐採されなくても、剪定ともいえない立木が…
イベントで音響機器が括り付けられた木は、表皮が縞模様状に変化し復旧していない
春は有料バーベキュー広場 桜がきれいなのだが、有料エリアとなって散歩もできない
京橋口

★15:15~ターネンビルの会場に、新たな参加者13名を加えて「PART2」を開始。
「カフェ」と銘打っておきながらコーヒーメーカーが追いつかず「詐称」を危ぶまれるスタートとなりましたが、お招きした4人の講師がそれぞれ、継続的なウオッチング、実地踏査、検証作業、大阪府・市の当局への抗議、陳情などにもとづいた、「根も葉もアル」報告と提言をくださり、長丁場の疲れもどこへやら。

谷口るり子さんによる振り返り
マップと画像でフィールドワークに参加されなっかった方にもわかりやすく解説

★渡辺美里さん、谷卓生さん(大阪市の街路樹撤去を考える会)は、大阪市の公園樹・街路樹の管理本数を激減させている樹木「維持管理費」とは別に「安全対策事業費」が予算化されていること、それによって「疑わしきは伐採する」、つまり「安全」を楯としてわずかなリスクを口実に「伐る」ことを優先する行政の姿勢を、樹木医の判定などを根拠としてうきぼりに。明快!
もっか、署名を呼びかけておられます。大いに拡散してください。
STOP!大阪市の樹木伐採・オンライン署名にご協力を!」https://www.change.org/osaka_tree

調査や樹木医の鑑定をもとに市の建設局と交渉を続けている渡辺美里さん、谷卓生さん

★山田明さん(名古屋市立大学名誉教授)は、無謀で杜撰な夢洲開発の現状について、また、先日来3か所で開催された大阪IRカジノ環境アセス「説明会」の愕くべき実態について報告。
「説明会」は「大阪IR株式会社」がペーパーカンパニーさながらであることを露呈した。856ページもある「環境影響評価準備書」を読み込んで参加された先生の無念と憤りがひしひしと伝わり、地域住民をナメきっている事態の深刻さを痛感しました。
山田明さんによるレポート https://bit.ly/3sQdea7
「夢洲IRカジノ差し止め訴訟」についてはこちらをご覧ください。

山田明さんによる「夢洲IRカジノ差止請求訴訟」

Movement Now(2つのイベント開催が近づいています)

大阪市の北と南で、地域に根ざした「ホームメイド感」あふれるイベントが開催されます。
@ホームもよし、時にはアウェーもよし。ふるってご参加ください。

★12.08「夢洲 万博・IRカジノ いま何が起きているのか」講演&学習会@シアターセブン
講師:木下功さん(元大阪日々新聞記者)/主催:止めよう!カジノ よどがわ(https://note.com/future_osaka/n/n53663b0a00ab)

★12.10「あびこ筋ストリートウォーク」@長居公園南西口~あびこ駅~あびこ東公園までパレード
途中参加も歓迎!ウォークのあとはお楽しみ会♪/主催:カジノはいらん!住吉の会ほか
(https://note.com/future_osaka/n/n3683eec48f3c)

●報告です。11.11「カジノはやっぱりアカン!講演と映画のつどい」@寝屋川市立市民会館大ホール(主催:大阪12区SND市民連合)は、チケット販売の目標達成、当日は370人の参加を得て、胸の熱くなる時間を共有しました。
レポートと講演はこちらから→ https://note.com/future_osaka/n/n0a50f9f0274c

本気になれば、こんなことができる!

集会で「庭園都市ソウル」構想について紹介しましたが、世界の名だたる都市は、大阪とは真逆。
パリ、2030年までにヨーロッパで最も緑な都市へ転換/市長の「本気」緑化プロジェクトとは?2021/8/19
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/news/paris-green-sustainable-city-plan-081921

「シャンゼリゼ大改造計画。2030年までに『緑の大通り』へ生まれ変わる」2022/06/25
https://www.designstoriesinc.com/europe/les-champs-elysees/

「緑豊かな街を目指して。半年間で25000本の植樹に成功したパリ」2023/06/01
https://www.designstoriesinc.com/europe/tree-planting/

100万本の木を植えたニューヨーク 植樹に熱心なアメリカ、狙いは環境だけじゃない2022/05/27
https://globe.asahi.com/article/14629731

ニューヨークに「緑の日傘」増やしたい2023/10/31
https://mainichi.jp/articles/20231031/ddm/013/040/012000c

オ・セフン(呉世勲)市長、「庭園都市ソウル」の構想を発表…ソウルが365日緑色に染まる2023/06/02
https://bit.ly/47QNfhL

ソウル市、「気候変動への対応」に向けて3千万本の植樹プロジェクトを発表2020/04/03
https://bit.ly/47t1Q2V

「Future OSAKA」(フューチャーおおさか)とは

ビッグ・ボスはいないけれど、大阪をマジに愛する、オモロいリーダーがいっぱいおる、そんな「市民ネットワーク」づくりをめざします。
こころざしは高く、目線は低く、視野はグローバルに、足場は徹底してローカルに。
自分たちのくらしや地域の課題とかかわり、社会を共に創っていこうとする仲間と出会い、地べたから「自治」を考え、実践しようという個人の参加を呼びかけます。

アクセスは contact@futureosaka.com(自由なスタイルで投稿ください)。

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Future OSAKA 大阪の未来をつくる市民ネットワークhttps://note.com/future_osaka

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