見出し画像

ステージの魔法

「この世には目に見えない魔法の輪がある。輪には内側と外側があって、私は外側の人間。でもそんなのはどうでもいいの。私は、私が嫌い」
映画「思い出のマーニー」より

この世には
みんなの中で楽しくやれる「内側」の人と
そこに入れない「外側」の人がいる。

今回はその内と外とを繋ぐ
「ステージ」のお話。

1.  私は外側

私の苦手なこと。
それは、みんなと一緒にワイワイすること。

ビンゴの景品に盛り上がれない。
みんなが欲しいというガチャガチャに
どうもテンションが上がらない。

私はみんなの中に入れていない。
一緒のテンションになれない。
無理して合わせると、
友達からは「急にどうしたの?」って。

そう、私は「外側」の人間。

2.  ステージの魔法

そんな私の人との関わり方は
「ステージに立つこと」だった。

小学校のときは演劇で。
中学高校の時は生徒会と吹奏楽部で。
気がつけば、ずっとステージに立っていた。

お客さんとしては
音楽に合わせて体を動かせなくても。
ステージに立てば
手拍子でもダンスでもなんでもできた。

いつもはテンションが低い私も
司会としてなら
「みなさ~ん!こ~んに~ちは~!」って。

演技なら、
恋して舞い上がっている女の子にも、
お笑いで明るくするムードメーカーにも、
ギャルみたいな子にだってなれた。

みんなと同じテンションを共有できた。
場の明るさを生み出す側になれた。

いつもは「外側」の私が
ステージなら「内側」に入れたのだ。

ステージが私の居場所だった。
ステージの魔法に助けられた。

3.  私のために学ぶ

前回の投稿でも書きましたが、
私はコミュニティづくりを学ぶ大学生です。
詳しくはこちらを読んでね
(1分で読み終わります)

元々は孤立とか孤独とかをなくそう、
人のためになりたいと思って
勉強を始めたけれど。

今思うのは「自分のためだなぁ」ということ。

実は、コロナによって
2020年頃から
ステージでの活動が制限されていました。
(そういう人たくさんいると思う)

高校最後の吹奏楽コンクールにも出場できず。

ステージでなら内側に入れたけれど。
それがなくなったら、
私はどう内側に入っていけるのだろう。
どうしたら内と外の境界線が気にならない場を
増やせるんだろう。

それを考えることが、
今や将来の自分を
助けることになっていると思う。

4.  次回のお知らせ

最後までお読みいただきありがとうございます。
私の弱さと、
それを支えた「ステージ」という居場所について書きました。

次回は、「好きってなんだろう」と
最近モヤモヤ考えていることを書く予定です。
↓こちらからどうぞ↓

この記事が参加している募集

自己紹介

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?