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能登半島地震-電力復旧状況を解析する(2024/01/09) -

令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表します。
能登半島地震の復旧状況を衛星画像データで解析しました。

※夜間光なので電力状況です。電力すら復旧していない、と判断できます。

(1)2024/01/02-01/08で復旧したところ

説明としては、2024/01/02 ~ 01/03は雲がかかっており、夜間光分析(経済活動がリアルタイムにわかります)は精度がよくありませんでした。 
01/04 になって晴れてきたので、未復旧場所が鮮明にわかるようになりました。
(夜間光のため、漁船のライトにも反応しています)

能登半島内のみ参照してください。

NASA@夜間光 2024/01/01 - 01/08 の画像差分

夜間光のまま:01/08 までに復旧した場所
青:被害を受けたが、01/08 には復旧した場所
赤:被害を受け、未復旧の場所


参考:
2024年1月1日16時10分頃に発生した令和6年能登半島地震(M7.6、最大震度7)について、SAR衛星(だいち2号)の観測データを用いて、解析が行われています。

SARとは
「Synthetic Aperture Radar」の略で、合成開口レーダーとも呼ばれます。SAR衛星はこのSARという特殊なレーダーを搭載した人工衛星のことを指します。

従来の観測衛星は、天候や昼夜により観測が難しい場合がありました。しかし、SAR衛星はこのような状況でも高解像度の画像を得ることができます。(SAR衛星自身が電磁波を地表に向けて発射し、反射した電磁波を受信することで地表の情報を得るため)

また、SARは地表の高さの情報も得ることができるため、地形の観測にも利用されます。さらに、SAR衛星は地表の微細な変動も検出することができるため、地震や火山活動の監視、氷床の動きの観測などにも活用されています。

詳しくは下記サイト参照。



結論:

①復旧は、日々、進んでいます。

②珠洲市~能登町=険しい部分の集落への救援が届いていません。

③輪島市郊外など復旧が届いていません。

証跡となる衛星画像:

(1) 全体地図
202400102-0104までに復旧したところ

(3)2023/12/31(日本時間) 衛星画像



(4)2024/01/08(日本時間) 衛星画像(被災日より7日経過)



追記:
強化学習、機械学習と数理最適化とは?

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