勉強ってなんだろう

1. 学校

1-1. 勉強ってなんだろう

君が生まれて少し大きくなると、まず学校というところに行くことになる。学校っていうのは近くに住む同じ年齢の子どもが集まって、勉強をしたり、スポーツをしたり、芸術をしたり、遊んだりする場所のことだ。でも、ほとんど勉強する場所と言っていいと思う。勉強ってなんだろう。

勉強っていうのは一部の大人が決めた記憶すべきことを、決められた順序にしたがって、記憶・理解していくことだ。なんでそんなことが必要なのだろう。それはきっと、国という本当に存在するのかよくわからないようなものが生きていく、あるいは他の国との競争に勝っていくために、必要な知識だと一部の偉い(?)大人が決めたからだ。

実は俺は、勉強が絶対に必要なものだとは思っていないんだ。必要な知識というのは、人によって変わるものだからだ。それに必要な知識というのは、なにかしら行動しているうちに自然と身につける必要が出てくるものだからだ。俺は自然と身につけることを、勉強ではなく学びと呼ぶ。俺は勉強は苦手だけど学びは大好きだ。だから、もし君が勉強が嫌だから学校に行きたくないと言ってきたら、両手を広げて「わかった」と言ってあげるつもりさ。

けれどこういうことを言うと、否定してくる大人がたくさんいるんだ。君も『星の王子さま』なんかを読むと少しはイメージが湧くかもしれないけど、そういう大人っていうのは困った生き物なのさ。凝り固まっていて、違う考えや変化を嫌うんだ。そういう大人の常識ってやつを2つ、君に紹介しておこう。

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