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20代以下よりも、30-34歳層の男女交際の経験や関心度合いが低い傾向

こんにちは、未来を数字にプロジェクトです。
「若者の初体験」あれこれについて調査した結果をお伝えしています。

本日のテーマは「男女の交際」。

草食男子、おひとり様、ぼっち生活、ジェンダフリー、・・・等々
近年、(どちらかと言えば)若者の男女交際に対してネガティブな意味となるワードが注目されるようになっています。

一昔前、それこそバブル経済期前後の時代の若者と言えば、「自分にとって望ましい男女交際をどう実現するか」に多くの時間を使っていた方が多くいましたが、それとは雲泥の差です。

ただ、昨今の若者すべてが男女交際に関心がなくなったかと言えば決してそうではないと思います。
実際、今回の調査でも男女交際経験有りの方が全体の5割近くを占めていますし、現在進行形の方も3割程度となっていました。

時代背景や社会的な風潮の変化などから、一昔前の若者よりも少々臆病になっているだけというのが本当のところではないでしょうか?

このような考えの真偽はさておき、若者の男女交際が現在具体的にどのようにあるかを整理していきます。

まず全体として、男女交際の経験がある若者は49.1%(必然、未経験は50.9%)でほぼ半数程度となっていました。

また、現在も男女交際中である若者は30.2%ですが、うち5.0%の方が別れることを考えています。

さらに、今後1年以内に男女交際しているだろうと考えている方は5.1%となっています(もちろんこの中には単なる妄想も含まれていることでしょう)。

そして、男女交際が未経験で、現在も関心なしという方が28.0%存在しています。

続いてこのような男女交際の状況について性別でみると、男性41.5%<女性56.1%となっており、草食男子、絶食男子と言われるのも何となく納得の結果です。

年齢区分別でみると、やはり年齢層が上がるほど経験者率は高くなっていますが、30-34歳層が25-29歳層よりも低い50.7%となっているのが少々気になります。
そして未経験者をみると、年齢層が上がるごとに関心なしの割合が高くなっています。

これらから、おおむね30-34歳層の方の男女交際の経験者率や関心度合いが低い傾向となっています。
(15-19歳層などは未経験者率が高くなっているものの、これからの男女交際に関心を示す方が半数近く存在していました。)

良くも悪くも30歳前後を境界にライフスタイルや思考、行動が変わる傾向が他の調査結果でも見え隠れしており、今回の男女交際でも同じくこのような傾向がみられる結果となりました。

いわゆる「ゆとり世代」と社会的レッテルを張られてきた世代と、その後の世代との間の違いが各所に出ているのかもしれません。

参考までに居住地別には、経験者において現在も男女交際していない方の割合において若干の差が確認できました。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。