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LINE利用の価値を金銭に置き換えると年間194,450円

こんにちは、『未来を数字に』プロジェクトです。

若者のLINE利用における価値についての金銭換算、金銭的な価値について確認しました。

(他のSNSの時に既に何度もご説明していますが、)具体的には、もし1年間まったくLINEを利用しなければ金銭をもらえる権利があるとして、最低いくらの金額がもらえるなら権利を行使するかについて調査し、集計・分析を行いました。
(集計分析時には、いわゆる外れ値について、第一四分位値及び第三四分位値のそれぞれ1.5倍の値を下限、上限として除いています。また、LINEの利用がほとんどない方については集計対象から除外しています。)

この結果、全体平均では年間194,450円、その誤差はプラスマイナス12,897円となりました。
これを月あたりに換算すると大よそ16,200円です。

これまで同じ分析を行ってきたTwitter(46,743円/年)、Facebook(100,330円/年)、Instagram(26,555円/年)よりも一段高い金額です。
さすがはLINE!いったところでしょうか。

多くの方にとって、LINEはもはやスマホとセットで必須のアイテム(アプリ)として位置づけられていることが、この金額の高さからもうかがえます。

少し前、新聞報道でLINEの金銭価値200万円という記事が出ていましたが、今回はそれよりもはるかに低い金額となりました。

その理由としては、まず集計対象や調査方法が異なることや、集計方法として外れ値の扱いが異なることなどが大きく影響していると考えます。
(仮に外れ値を考慮せず今回の調査結果の平均値を算出しようとした場合、200万円よりもはるかに大きな値となります。)

ところでみなさんは、月16,200円もらえるならLINEの利用をやめられますか?
「いやいや、お金は欲しいけど、LINEを使えなくのは困るのでやめないだろうなぁ」という方も少なくないのでは?

次回は、この金額について、性別や年齢などの視点からもう少し細かく分析した内容をお伝えしていきます。

*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 未来企画室(mirai@yano.co.jp)までお願いします。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。