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若者のTV離れは必然!?YouTubeに「オリジナリティ、個性」の価値をみる若者

こんにちは、『未来を数字に』プロジェクトです。

前回に引き続き、若者のYouTube利用についての調査結果のご報告です。

今回は、当社が設定した心の豊かさにつながるであろう20項目の価値観について、YouTubeがそれぞれどれだけ満たしていると思うかについて集計整理しました。
(個人的な好き嫌いなどに関係なく回答頂くようお願いしています。)

結果、「オリジナリティを出す、個性を出す」が同率で最も高い傾向を示していました。

ちなみに、過去のTwitterやFacebook、Instagramでは「人とのつながりが広がっていく」が、最も高い充足傾向を示しており、この点で傾向が異なります。

おそらくTwitterなどと比較し、YouTubeが”参加するもの”というよりも、TV番組と同じく”見て楽しむ”傾向が強いことに起因しているのではないかと思います。

また、近年注目されるYouTuberなどにおける刺激的な動画コンテンツの存在も影響を与えていると推察します。

次いで高い充足傾向を示していたのは、「変化を感じる、刺激を受ける」であり、こちらはトップの「オリジナリティを出す、個性を出す」と僅差でした。

以下、「人とのつながりが広がっていく」「冒険する、挑戦できる」「美しいものや可愛いもの、伝統に触れる」などが続きます。

このような価値傾向からも、かつてTV番組に求めていたことをYouTubeに求めている様子が割とうかがえるのではないでしょうか。

過去と比べると、様々な制約が強くなってきたことなどから、TV番組の内容は割と画一的になりつつあります。
言い換えると独創性、すなわちオリジナリティが出しにくい状況となっています。

一方、YouTubeではこのあたりが割と自由であり、視聴率を稼ぐために本当に様々な視点から独創性あるコンテンツがあふれています。
(昨今、これが行き過ぎて社会問題化してしまうことも多くなってきましたが・・・)

となれば、若者のTV離れ、YouTubeなどオンラインコンテンツへと流れていくのは必然ですよね。

次回は、これら傾向について、性別や年齢などの基本属性別に整理、分析した内容をお伝えしていきます。

*本調査結果の詳細についてのお問い合わせは、矢野経済研究所 未来企画室(mirai@yano.co.jp)までお願いします。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。