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クラウドサービスを極力使わないようにしたいのです

唐突ですが

今日のネタは、クラウドサービスを使わないでデータを連係しようという EBt の狙いについてです。この辺は、凄まじく偏った私の主張になりますので、ほとんどの人にはくらだないことでしかない…はお断りしておきます。でも、私はこのこだわりを捨ててはいけないと強く思っているので、これについて今日は書いてみたいと思います。

クラウドサービスの是非

そんなもの、使うことは当然だろう?って多くの人は考えていると思います。それはその通り。今あるほとんどのサービスはクラウドサービスが前提となっていますから。
でも、ちょっと気になるのです。クラウドサービスの寿命ってどれぐらいなんだろうか?ってことが。
まぁ、別に気にしなければ気にしなくても良いんですよ。でも、色々なサービスが生まれては死んでいく今。例え、いまあるサービスが絶好調であったとしても、終焉がやがて来るかもしれないということは常に頭の中に入れておかないといけないのです。私もいくつか使っていたサービスが終わったりした経験があるので、余計にそう思うという事もあります。

クラウドサービスが終わったとき

使っているクラウドサービスが終わると、そこからのお引っ越しを考えないといけなくなります。まぁ、何とか頑張って引っ越すのですが、これがまた結構大変なのです。
だって、引っ越すときにはどうしても違うサービスへのデータ移行となるので、いくつかのデータがなくなったり変わってしまったりすることは当然のように覚悟しないといけないわけです。
そのタイミングでデータの断捨離をする人もいっぱいいるかと思います。もちろん断捨離は必要ですが、それは何となく言い訳に聞こえなくもないと思うわけです。

EBt も終わるでしょ?

まぁ、終わります。でも、そうなる前にソースは公開する予定です。その後、どうなるかはわかりません。でも、道は閉ざされていない。それが重要だと思っています。
どっかが EBt を買ってくれるといわれると少々悩みますが、でもまぁ、それも何か違う気がするんで。
あるいは、EBt のデータを何らかのフォーマット(その時には、Json も廃れているかもしれない)に出すかもしれません。正直、EBt と同じデータ構造が取り込めるソフトが今後出てくるかというとちょっと懐疑的だったりしますが。
例え懐疑的であったとしても道がある。それが大事なのです。

いつまでもインターネットが自由に使えるかもわかんないし

EBt 程度のトラフィックならば全然問題ないとは思いますが、最近は何でもかんでもネットで!という流れになっています。そして、そうなると帯域がどんどん足りなくなってくる。
なんとなく足りなくなったら誰かが増強してくれていたのですが、そろそろそんな贅沢も言えなくなってくるような気もしています。
まぁ、動画系のサービスが増えたってのが大きいけど、何でもかんでもクラウドに置いたからそうとばかりも言っていられない。
そして、クラウドについて回るデータのセキュリティ問題。まぁ、それは自宅内に置いたところで変わりはないんですが、狙う側としては大金が狙えるところを狙いますから、当然、大量のデータを持つクラウドサービスが狙われる。こっちも気になる。
それに、エネルギー問題もクラウドサービスについてどう関係してくるのかとても悩ましい問題ではある。クラウドの方が効率が良いのかも知れないけど、ちょっとしたデータをわざわざクラウドに置くのは効率的にどうなの?という気もする。

クラウドサービスはいつか終わる前提でいるべきだと思うのです

だからこそ、クラウドではなく別の選択肢が必要になります。EBt がやろうとしていることは、実のところ盛大にピントを外しているかもしれない。正直よくわかりません。でも、クラウドを使わないデータ連係について決定打があるという気もしない。
だから、EBt はこれでいく!というので十分だと思うのです。そして、それが受け入れられるかどうかは気になるところではあるのですが、その判断は少なくとも今やるようなことではない。そう思うわけです。

EBt の通信は

基本的には、全ての端末がサーバーになるという意味ではかなり P2P の発想を色濃く継いでいます。分散環境で巨大なサーバーを置かないで置こうと思ったら、こういう形になるのはある意味必然でもあります。
あと、変な用途に使われないように、P2PとはいえユーザーIDとかを使った識別はしっかりやっています。これやらないと、後で困りそうなので…

余談ですが

私が大学の修士の時代に研究していたテーマはこの発想の根っこになっているものです。結局、そのことに思っていた疑問は解決されないまま20年以上経過してしまったんですよね。
まぁ、実のところそういうものが全くないわけでもないです。大量にばらまかれたエッジ端末の通信とかで似たようなものはあります。だから、別に EBt がオリジナルなんていうわけでも無い。
でも、こういう通信はやっぱりメジャーにはなっていない。なんか、あとちょっとだとは思うんですけどね…まぁ、P2Pは山のように通信が発生しがちなのも正直問題だとは思いますけど。

なお、実力が足りなかったので、博士課程には進みませんでした。同期で博士課程に進んだ人たちは教授まで出世しているんで、修士であきらめたのは正解だったとは思います。機会があったらチャレンジはしたいですけどね。

というわけで

今回は EBt の通信についてがっつりと書きました。でも、書いたのは開発に至った私の想いだけですけどね。
あと、EBt の通信基盤は実は色々なデータをのっけられるようにしているので、EBt の通信についても今後色々な機能追加が出来るようになっています。
これについては、今後の機能追加に期待してください。あと、それが出来るぐらいにユーザーが増えてくれることが一番大事なのですけどね…

さて、サーバーの機能開発はまだまだ途中です。もうちょっと頑張らないといかんですなぁ。

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