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インクでにじまない WACCA 書道半紙しろ 使用感まとめ

私は紙沼に片足を突っ込んでおり、特に万年筆と組み合わせた際に書き心地の良い紙を探すことに凝っています。

そんな折に「インクで書ける書道半紙」を見つけました。WACCAという和紙製品を取り扱う会社が販売しています。

紙博やその他文具イベントで色々な紙に試筆をしてきましたが和紙や書道半紙はかなりにじみやすいです。万年筆で書いた文字がボヤボヤになる程にじむこともあります。

にじまない書道半紙の質感に興味をそそられてしまい購入に至りました。

WACCA書道半紙とは?

私が今回購入した書道半紙はプリンタやコピー機で使用できるという特徴があります。印刷用として作った結果万年筆インクを使用してもにじまなくなったのかもしれません。表面、裏面どちらも使うことができます。

普通の書道半紙と同じように表面はツルツルしており裏面はザラザラしています。写真は裏面です。

一般的な書道半紙よりはやや厚手でコピー用紙よりは少し薄めという絶妙な厚さをしています。

A5書道半紙 しろ

色はは「きなり」と「しろ」の2色ありましたが私は「しろ」を購入しました。

よく私がインク見本に使用している用紙と比較してみます。

色だけ見てもどの紙がどれなのかわかりにくいです。一番右が書道半紙ですが画像にしてしまうと普通の白い用紙に見えます。

しかし触り心地は他の用紙と明らかに違い薄くて繊細です。書道に馴染みがない私には普通の書道半紙を触っているように思えてしまいます。

インクは上から順にカクテルインクOld Brick、Kobe INK物語Lightrose、ゾンビグリーンを使用しています。

全くにじみません。通常の和紙や半紙とは違い、くっきりと美しく書けます。

この書道半紙と万年筆の組み合わせで文字を綴ると今まで感じたことのない新しい書き応えがありました。

万年筆のペン先が柔らかく沈み込む和紙特有の感触と万年筆と相性の良い紙によくあるツルツルと滑らかな書き心地が同時に味わえます。不思議な感覚です。

書道半紙自体は薄いので沈み込むというよりはふんわりとした優しい手応えがあると表現した方が正しいかもしれません。

私は書いていて結構癖になりました。何度も味わいたくなります。

まとめ

にじみにくい書道半紙と初めて出会いました。普段とは異なる書き味を感じたい時にぴったりの用紙だと思います。

沈み込む和紙の感触とつるりとした書き心地はやみつきです。

用紙の色も「きなり」と「しろ」があるので自分の目に合う方を選ぶことができます。

もし機会がありましたら試してみてください。

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