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カクテルインク 元町公園

今日は、銀座伊東屋から発売されているカクテルインクの元町公園というインクの紹介をします。

元町公園は、カクテルインクというシリーズで発売されたインクの1つです。

インクも絵の具のように、
たくさんの色が楽しめたら。
“Cocktail Ink(カクテルインク)”は、
バーカウンターに見立てた空間でつくられる
インク調合サービスです。

銀座伊東屋公式HPより

カクテルの名前や地名の名前が付いたインクの中から好きな色を選ぶと、目の前でインクを作ってもらえます。銀座伊東屋横浜元町店で行われているサービスです。

瓶のラベルには調合してもらった日を記入してもらえるので、記念日や誕生日に作る方が多いようです。瓶に日付が書いてあると、家でインク瓶を眺める度に思い出に浸れます。また、インクの使用期限目安の確認が容易になるので便利です。

元町公園は名前のまま横浜にある元町公園をイメージしたお色だそうです。元町公園は緑が豊かな公園とのことなので、木々の緑をイメージして作られたのだと思います。銀座伊東屋横浜元町店のスタッフがレシピや名前などを1から考えて作り上げたインクなのだそうです。

元町公園×トモエリバー/クリーム

トモエリバー(クリーム色)に書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をした用紙です。

文字はプロシオンの中字Mで書きました。スチールのペン先なのに書き心地が柔らかく、するすると文字が書けます。

元町公園というインクは、書く紙や使用する万年筆でインクの色が変化するように感じました。

トモエリバーに書いた文字は、黄みのある暗い緑色のように見えます。少しくすみもあるように思えます。

紙がクリーム色ということもあり、黄みが強く発色しているのかもしれません。

鈍い色合いのモスグリーンで、視認性が高いです。長い文章を書いても問題なく読めます。

今回使用した写真の文字はすべてプロシオンの中字Mで書いていますが、プレジール中字Mに入れて使用したときは更に暗い色に発色していました。どっしりとして渋みのある暗い苔色に見えました。

元町公園×iroful/イロフル

iroful/イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらの文字もプロシオンの中字Mで書いています。

イロフルに書いた文字は、青みのある暗い緑色のように見えます。ややくすみも感じられます。

くすみのある色にも関わらす、生き生きとした力強さを感じる緑色です。暗い色ですので、書いた文字は読みやすいです。

こちらも写真の文字はすべてプロシオンの中字Mで書いていますが、プレジール中字Mでイロフルに書いたときはもっと暗い色に発色していました。渋みのある暗い松葉色でした。

元町公園×ケント紙

ダイソーのケント紙(186.1g/㎡)に描いたもの

インクを筆で伸ばし、水でぼかしました。

使用した用紙は、ダイソーで売られている25枚入りの一番薄いケント紙です。

こちらの紙でインクを使用すると、くすみの強い暗い緑色のように見えます。黄みにも青みにも寄っていません。

侘び寂びを感じさせる渋みのある色なので、長い文章を書いても読みやすく仕上がるのだと思います。

まとめ:元町公園は盆栽のような侘び寂びを感じるインク

元町公園というインクは書く紙や万年筆によって色味が変化する面白いインクです。

大きな色の変化ではないですが、力強い松葉のような緑や耐え忍ぶ苔のような緑など、日本の侘び寂びを感じられる緑色を楽しむことができます。

目の前で作ってもらえるドキドキとインクを実際に使うワクワクの両方が味わえるので、あなたにとって特別なインクになるかもしれません。

もし機会がありましたら、カクテルインクの元町公園で遊んでみてください。

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