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【山歩き記録 第63歩】富士山 登り吉田ルート・下り須走ルート(2022年7月10日~11日)【富士山は赤かった】

「本番」に行ってまいりました。今年は毎日をこの時に合わせてきた。そして、登頂することができました。イラストで見る富士山は青と白のイメージですが、実際に踏みしめた富士山は、火山の赤色でした。

コース概要・いくつかメモ

地理院地図(地形図)に書き込み

登りは山小屋が多く安心の吉田ルート。下りは、個人だからこそできることということで、登りとは違う、須走ルートを使うことにしました。

以下、このルートで注意すべき点がいくつかあるので、書いておきます。

①吉田ルートは地形図と現地の「合目」がずれている

上の地形図を見ると、2936mの黒ポチ付近に「七合」と書かれていますが、現地では「六合」の次の建物である花小屋(約2700m)が七合目と呼ばれています。八合目については、地形図で「七合三勺」(約3040m)と書かれている地点が、現地では八合目となります。

②吉田ルートは「合目」に幅がある

①で現地の七合目は約2700mと書きましたが、約2900mにある東洋館までが七合目の宿という扱いになっています。これと似て、今回僕が泊まった元祖室は約3250mにありますが、これも八合目の宿と呼ばれています。富士山では、約200m標高を上げるのに1時間近くかかるので、同じ合目の宿に泊まる場合でも、上の方なのか下の方なのか確認しておいた方が良いと思います。

余談ですが、元祖室で景色を見ていると、「前回八合目に泊まったから今回の御来光館(八合五勺=3450m)はそこから少し歩けばよいと思っていたけど、全然そんなことはなかった」と大変そうに登っていく方がいました。

③砂走りから六合目への山小屋へは行けない

地形図的に行けるのかな、と思っていたのですが、砂走りから山小屋への道はつながっていませんでした。砂走りの途中で山小屋に寄って休憩…ということは、基本的にできないと思っておいた方が良いです。道は近くまで来ていて、ほぼ遮るものもなく砂礫が広がっているだけなので、強引に突破しようと思えばできたのかもしれませんが…山小屋に誘導するような看板は見当らなかったので、推奨はできません。

④お鉢巡り東側ならどこでもご来光を見られる!

ご来光時の山頂付近は混雑することから、時間差登山や、山小屋でご来光を見てゆっくり登ることが推奨されていますが、逆に早めに登ってお鉢巡りを始めてしまうのはどうでしょう。地形図から予想できた通り、お鉢巡りの東側(吉田ルート山頂~富士宮ルート山頂の間)は火口の縁の外側を歩くため、どこからでもご来光を見ることができそうです。僕がご来光を見たのは、上の地形図に「この辺でご来光」と書いた辺りでした(本当はもうちょっと歩いているはずだったのですが、お鉢巡りの入り口が分かりづらくて少し時間を取られました)。ただし、一部道が狭い箇所があるので、そういうところでは立ち止まらないようにしましょう。

当日の高山病対策三箇条

登る前にいろいろ調べ、次の3つを心がけた結果、高山病を発症せずに帰ってこられたので、記録しておきます。もちろん、事前の準備として、体力をつけるとか、高所に慣れておくといったことも効果的だと思います。僕は2週間前に大菩薩嶺に行きました。

①超絶ゆっくり歩く

どれぐらいゆっくりかというと、絶対に息が上がらないぐらい。息が上がるということは、体が普段より酸素を欲しているということであって、ただでさえ空気の薄い環境で息切れを起こしたら、そりゃ大変なことになるでしょう。普段の歩くペースは速い方だと自覚していますが、富士山では超絶遅く、何人に抜かれても心を乱さない。はぁはぁ言いながら追い抜く人を見たら「バカめ!後でくたばるのは貴様の方だ」と見下すぐらいの気持ちで歩きましょう。

②シン・深呼吸

ふと思い出したら深呼吸。ちょっとでも気分悪いかなと思ったら深呼吸。

酸素缶を吸っている人もちらほら見ましたし、山小屋でも売られていましたが、酸素缶はお値段が高いし荷物になる。しかも救急で使うときは10分20分吸い続けるとのこと。小さい酸素缶をちょろっと吸ったぐらいで効くのだろうか…。

それより、無限にある空気を思いっきり吸った方が良いのではないでしょうか。深呼吸するときは、ザックのショルダーベルトに指を入れて押し出し、肺を思いっきり広げるつもりで胸を反らしながら、空気を吸い込みます。これでかなり耐え凌いだ感があります。

なお、酸素缶に意味があるのかというくだりや、ショルダーベルトを押し出すというアイデアは、こちらのページを参考にさせていただきました。

③水を多めに飲む

医学的に不正確なことは書けないので詳細は書きませんが、脱水しないよう水を飲むべしとか、中性に保つためおしっこを出すべしとか、そういう情報を得ました。要するに多めに飲んで多めに出すということですね。普段の山歩きでは、トイレが少ない中で催したりおなかを壊したくないという思いから、「水を飲みすぎない」・「脱水しない」、のバランスを気をつけているのですが、富士山は山小屋が多いので、「脱水しない」の方に大きく傾けて水を多めに飲むようにしました。結果、買った500mlペットボトルは初期装備の2本を含め5本でした。…意外と少ないですか?まあ、もともとあまり水を飲まずに生きられる体質なのと、登りがずっと霧の中であまり暑くなかったからだと思います。

記録

宿決め

山頂でご来光を見ることを目指す前提で、1日目と2日目にどう標高や時間を配分するかという問題。今回泊まった元祖室だと、1日目が+950mで、2日目が+500m+お鉢巡り+下り。結果的には、+950mが4時間40分で、+500mが2時間でした。下の白雲荘や上の富士山ホテルも候補として予約ページを見張っていました。

日程決め・宿予約

5月ごろに宿のページを見たところ、すでに金・土はほぼ満室、7月末~8月前半もほぼ満室で一瞬焦りましたが、それ以上埋まっていくことはほとんどありませんでした。僕が7月10日の宿を予約したのは3日前の7日。5月や6月に予約状況を見て空いている日程(今年なら、7月21日までと8月22日以降の月~木、時々日)なら、直前の予約でも問題なさそうです。(宿によって、3日前までとか、当日NGとか、違いがあるので、注意。)

なお、今改めて予約状況を見ていると、満室だったところにいくつかキャンセルが出ていました。富士山ホテルのページには「満室の場合でも、2週間前から1週間前にかけて旅行業者様催行ツアーがキャンセルになり、空きができる場合がございます。」とあり、混雑さえ許せれば、キャンセル待ちという戦法もありかもしれません。

なぜ3日前まで予約しなかったかというと、もちろん天気です。簡単に言うと、水蒸気が多いほど、天気予報は変わりやすく、当たりづらくなります。この梅雨時期の天気は1週間先でも、ときには3日先でもまともに予想できません。今回の7月10日も、曇りだったり、時々晴だったり、時々雨だったり落ち着かなかったのですが、翌11日が比較的晴予想だったのと、11日朝に出る雲も雲頂が数百メートルという低い予想があったので、この時期に行くなら今しかないと決断しました。

1日目

バスで10時30分富士スバルライン五合目着。土日で登って下りてきたであろう人でにぎわっていました。

この五合目はいろいろな施設があります。

神社とか、

富士スバルライン五合目の小御嶽神社。金剛杖売ってました

食堂とか。

「富士山見晴らし」のメニュー、五合園レストハウスのメニュー

全体図。

富士スバルライン五合目案内図
レストハウス内のトイレは有料。この地図に書いてあるトイレだけは無料でした

気圧に慣れるために1時間以上五合目にいるべし、ということで、神社で登頂を祈願し、レストハウスでラーメンを食べた後、しばらく休憩所横のベンチでのんびりしました。このとき五合目は完全に雲の中。軽装で、おそらく五合目だけを目的に来ていそうな人も結構いましたが、ちょっとかわいそうでした。名物らしいメロンパンを買ったりして楽しそうにはしていましたが。

12時、いよいよ出発…しようとすると、管理センターの前に大勢の黄色いベストを着た方々が待っていて、お声がかかります。一つは検温とチェックリストの確認(最近熱が出たかなど)。検温したらバンドをザックにつけられます。もう一つは協力金1000円。予め知っていないと、何の怪しい団体の集金かと怪しんでしまいますが、県の公式なもので、富士登山に役立てられますので、協力しましょう。

協力金を払った証の木札と、検温した証のバンド

管理センター内には警察署があって、登山計画書を出すことができます。対面で計画書を渡すのは初めてだったので、ちょっとドキドキしました。

富士スバルライン五合目 ここから出発

最初は平坦な道ですが、すぐにゆるやかな登りが始まります。

泉が滝 ここから登り

森もすぐに抜けて、景色が晴れ…やっぱり晴れない!

六合目手前のシェルター

六合目からは、石ころ混じりの道を何度も折り返しながら登っていきます。

六合目~七合目の登り

13時40分、七合目最初の山小屋である花小屋です。中で休憩することはできませんが、いろいろ食料を売っていて、外にベンチが並んでいるので、ゆっくり休憩することができます。

七合目花小屋。少し雲が取れて、上の小屋が見える

七合目からは、それまでとうって変わり、岩を登ることになります。岩場とは言っても、クライミングのような急峻な岩場ではなく、手足で難なく登れる傾斜なので安心してください。むしろ、それまでより急坂になる分、同じペースだと一気に標高が上がって疲れやすい(ヤマノススメのあおいちゃんはこれでダウン)ので、さらに意識してゆっくり登ります。

七合目~八合目の登り。写真だと傾斜が分かりにくい…

七合目からの登りで、時折明るくなってやっと晴れるか…と期待することもあったのですが、逆にさーっと短い雨に降られること2回。2回目からは、また降られるかもしれないということで、レインコート着たまま、ザックカバーつけたままで登っていました(結局2回だけでしたが)。

そして八合目手前というところで、ついに青空が…!皆々様の撮影タイムが始まる。ほぼ同じペースで歩いていた、北海道から来たというグループさんの写真を撮ってあげたりしました。

八合目手前、雲が切れる!
そして気づく。富士山ってこんなに赤かったんだと…
上はまだ白い

八合目まで来ると、岩場は減った気がします(記憶があいまい)。

そして16時40分、本日のお宿である元祖室に到着。ここで電話している人やVLOG撮ってそうな人はみんなして「がんそ…しつ?」って言ってたけど、「がんそむろ」ですよー。

元祖室到着

着いてただ寝るだけなのはもったいない。着いたあと、少しずつ雲が取れていき、景色が広がっていきました。いつも登っているような1000mぐらいの山々が、ジオラマのように見えます。他の山頂とはまったく違う景色です。そして、ほんの短時間、小さいですが虹も見えました(小屋の方が教えてくれて気づきました。ふだんからよく見ていると小さな変化に気づきやすいのですね)。夕飯のカレーを食べにいったん小屋に戻り、また外に出ると、雲はさらに少なくなっていました。これはご来光も期待できそうです。できれば日が完全に暮れるまで見ていたいですが、深夜のうちに出発するので、もう寝ないといけません。ということで、1日目はここまで。

元祖室に着いた頃の景色
1時間後、虹が出現!山中湖の奥です


夕飯後、上空の雲は消え去りました
19時過ぎ、麓の雲も消えていきました。
下の白雲荘のベンチに座っている人もたくさん

2日目

夜1時起床。ご来光に間に合うよう、2時(混雑した前日は1時半だったそうです)に山小屋の人が起こしてくれるのですが、僕はご飯を食べるのが遅いのと、早めに行ってお鉢巡りを始める予定なので、先に動き出します。前日もらった朝食の弁当を食べ、トイレに座る(出ない)。あれやこれや準備して、2時ちょうど出発。

出発時に撮った写真。軽量化のためミニ三脚は持ってきておらず、露光を短くした結果、かなり暗い結果に。ちょうどよい夜景の設定も覚えていなかったので…。

山小屋は明かりがついていますが、一歩登山道に入れば暗闇。それでも、自分を含め大勢の人がヘッドライトをつけているので、真っ暗ではありません。満天の星空を見るには、少し登山道を外れて、ヘッドライトを消し、夜空だけをじっと見ている必要があると思いました。それでも、ほんのり天の川かなと思うシミも見え、何よりいくつも見える星々が好天を教えてくれています。

道は、最初幅広の土道ですが、次第に狭く、岩が多くなってきます。と同時に渋滞も発生してきますが、そこはさすが富士山。交通整理の人が随所に立っており、「2列になってください」「ツアーの人は左、個人は右、ツアーに紛れないように」と声が飛んでいました。個人列は、ツアー列に詰まって止まるときもありますが、進むときは追い越し車線のようにグイっと進みます。ペースが乱れるので少し嫌でしたが、今こそ温存してきた体力を使うとき。前の人に離されないように登っていきました。

4時2分、吉田ルート山頂。すでに空は色づいてきており、目下には雲海が広がっています。

吉田ルート山頂

すでに多くの人がご来光を待っています。しかしゴールはここではない。お守りを買い、トイレを済ませ、ゼリーを飲み、お鉢巡り開始…のときに、少し道を探すのに手間取り、10分ぐらいロス。

ご来光を待つ人々
吉田ルート山頂から見る剣ヶ峰
左の富士宮ルート山頂付近にもご来光を待つ人だかりが

お鉢巡りを始めて割とすぐの4時30分ちょうど、前にいた親子の声で日の出に気づきました(出る瞬間は見逃した!宿の案内では4時35分だったのに。きっと標高が考慮されていない時刻だったのでしょう…)。雲海から上る太陽は、きれいな橙色で、大きくて、まぶしかったです。

日の出
日の出3分後

ゆっくりしたい気持ちもありますが、人が押し寄せる前に剣ヶ峰へ向かいます。

火口が深い
剣ヶ峰へ
富士宮ルート山頂付近の神社。横には郵便局
お賽銭入れるところ以外は開いていなさげだった

富士山で一番大変かもしれない、剣ヶ峰手前の急坂。砂が多いところでは、平標山の残雪を思い出しながら、つま先を砂に突き刺すようにして足場を作ります。砂が少ないところは、なるべく水平なところを探しつつ…あとは頑張って踏ん張る!

急坂から見えた富士山の影

5時10分、剣ヶ峰登頂。この日は風もほとんどなく、とても穏やか。最高のコンディションだったかもしれません。とても良かった。なお、観測施設が火口外側に建っているので、山頂からの大展望とはいきません。それほど広くもないです。ここでもゆっくりしたいところですが、グループが2つ続々と登ってきたので、すごすごと退散します。。

剣ヶ峰
今回のパートナーはカピバラさんでした

剣ヶ峰から、お鉢巡りを西→北と回って、吉田ルート山頂に戻ります。ずっと火口の縁を歩くのではなく、途中火口の内側を回り込むように道が作られています。

西側には富士山の影。本当にきれいな山容をしているのだなと実感
火口の内側に下りてきたところから振り返って
北側は一面の雲海

吉田ルート山頂に戻って、山小屋でラーメンを食べました。芯の残った油揚げ麵が出てきたので、お世辞にも美味しくはなかったですが…それも良い思い出です。さあ、ここからは下りです。6時30分。

下山口の鳥居。なおくぐる位置にはない

下りは、八合目までは吉田ルート・須走ルート共通で、砂礫がいっぱいで踏み出すたびにじゃりっと沈み込む道です。4月にひざを痛めてから、痛みにくい歩き方を研究してきたつもりでしたが、それが全く通用しません。これは下山時にひざを痛める人が多いのも納得です。

吉田ルート・須走ルート共通下山道

吉田ルート・須走ルートの分岐の山小屋が見えてきた辺りで大を催してきたのですが、なんと山小屋やっていない&トイレも使えないとのこと(分岐に係のお兄さんが立っていたので教えてくれました)。シーズン中、山小屋は全部営業しているのだと思っていたのですが、人の少ない須走ルートではそうではないようです…。幸い、須走ルート本七合目の見晴館さんは営業していたので、そのトイレをお借りできました(吉田ルートでは2時間ぐらい我慢しないといけないところでした)。

見晴館からの見晴らし。だいぶ雲が上がってきています。

須走ルートの砂走りでは、それまでより砂の粒がさらに細かくなり、ずずずずーーーっと滑り落ちていきます。帰ってから調べたのですが、膝を伸ばしてかかとから落ちるのが良いとのこと。おそらく、ひざが曲がった状態でその方向に滑り落ちながら踏ん張る力がかかると、良くない負荷になるのでしょう。砂走りでは途中から足を横にして滑っていましたが、そうすると膝は自然に伸びるので、ある程度正しかったのかもしれません。ただ、親指に踏ん張る力がかかったのか、ひどく皮がめくれ、かなりの激痛。最近めくれなくなっていたので油断していました。靴下も予想以上にかなり濡れていたし、せめて山頂で靴を脱いで足をしっかり乾かしてから挑むべきでした。

須走ルート砂走りの斜面。拡大すると歩いている人が見えます。このスケールよ。
なお御殿場ルートの「大砂走り」はもっとやばいらしい
雲の中に突入。良い景色もここまで

痛みに耐えて何とか着いた砂払い五合の山小屋も営業してなく…アイスでもかき氷でもなんでも買ったのに…!

砂払い五合からは、最初の一部に砂走りの延長のような道もありますが、次第に見慣れた感じの森の中の登山道に変わっていきます。一か所、下山道の標識が良く分からない方向を向いていて、僕は明らかな登山道をそのまま下りたのですが、そちらの方向を歩いている人も見えたので、地図にはない、登山道と違う下山道が一部あるように思います。

ということで、10時45分、須走ルートの五合目に到着。大変お疲れ様でした。…という感じで、山小屋の店員さんがキノコ茶を勧めてきます。もともと何か食べるつもりだったし、バスまでちょうど1時間あるので、勧められるがまま着席。ざるそばと青富士かき氷をいただきました。赤富士かき氷もあり、「富士山は赤かった」と言っておいてなんだという感じですが、富士山の赤とイチゴシロップの赤とはまた違うんですよーという言い訳を。

青富士かき氷。要するにブルーハワイ+練乳

なお、この後の帰りは、目の左右の視界が合わず、時々ものが二重に見えて大変でした。体だけでなく脳も疲れたのでしょう。皆様も家に帰るまでお気をつけて。

各種情報

コースタイム:登り6時間、下り3時間(富士山オフィシャルサイトより)。ただ、須走ルートの下り3時間は、砂走りをうまくさばける人のタイムだと思います。

トイレ:山小屋併設のトイレが数多くあるので、基本的には困らないですが、山開き期間でも営業していないことがあるので注意。2022年7月11日では、下江戸屋→営業無し・トイレも利用不可、見晴館→営業、大陽館→営業無し・トイレは利用可(500円)、という感じでした。

危険個所:道は幅広で横に滑落する心配はほとんどなく、岩場もハイキングシューズ以上であれば問題ないと思います。一番気をつけるべきは、(僕もそうでしたが)下りの靴擦れと膝ではないでしょうか。今日も靴擦れをきっかけとしたケガで救助要請が出たというニュースを見ました。

アクセス:電車を使う前提でいくと、各駅から五合目へのバスは富士急行バスが運営していますので、このページから時刻表を探しましょう。

https://bus.fujikyu.co.jp/rosen/fujitozan

その他:富士スバルライン五合目で吉田ルートの案内図をもらえたのですが、「須走ルートの地図はないですか」と聞いたところ、ありませんでした。そのため、僕のように登りと下りで違うルートを考えている方は、配られるものと同じ案内図が富士登山オフィシャルサイトからダウンロードできるので、あらかじめダウンロードしてスマホ等に入れておきましょう。
登山口と登山ルート→ルートを選択→「資料と連絡先」をクリック

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