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【山歩き記録 第96歩】守屋山(2024年4月2日)【期間限定 南アルプス北端にして360度展望の山】

公共交通機関勢にとっては、高遠桜まつり期間の約10日間の茅野~高遠のバスと、夏の限られた日の南アルプスジオライナー(茅野~仙流荘)だけで行くことができる、期間限定の守屋山です。夏の暑さや雲の多さを考えると、今がチャンスだと思っていましたが…

今年は、黄砂が来たり、菜種梅雨と言われるほど雲が多かったりと、コンディションが悪く、この日も近づくにつれて予報が悪化していって、雲の多い山歩きになってしまいました。ただ、茅野~高遠のバスが、当初は4月9日までとなっていましたが、桜の開花が遅れたために14日までに延びたので、これから守屋山に行こうという人には朗報ですね。

ちなみに、広い駐車場があるので、マイカー勢にとって「期間限定」は関係ない話です。


コース概要

地理院地図に書き込み

守屋山登山口バス停からスタート。駐車場の奥から登山道に入ります。一度林道と合流し、「赤井沢新道」を通ってトイレのある平地に出ます。森の中を登り、東峰に出ると、一気に視界が開けます。守屋山の最高点まで、高低差の少ない道を往復します。東峰から下り始めてすぐのところで「立石コース」へ分岐します。立石コースにもいくつか分岐があって、「尾根コース」の看板に従い、途中で「岩見コース」の看板に変わったので、もう「尾根コース」は終わったのかなと思ったら、「尾根コース」と「岩見コース」の分岐(上図「分岐」の位置)に出る、という不思議なことが起きました。車道に出たら、スタートの守屋山登山口バス停まで戻ります。時間があったので、飲食店のある杖突峠バス停まで歩いて終了です。

記録

9時50分、守屋山登山口下車。バスはガラガラで他に誰も降りませんでしたが、駐車場には何台も車が停まっていて、山歩きの準備をしている人もいました。

守屋山登山口バス停前の広い駐車場

開始すぐ登山道に入り、それなりに斜度のある登りが続きます。登り切ると林道に一時合流し、案内に従って赤井沢新道に入ります。赤井沢新道は、左に守屋山の山塊を見ながら、わずかに下りになります。これから登らないといけない斜面を見ながら下りを歩くのは、もどかしい気分になります。

赤井沢新道入口
最後は木道になって小川を渡ります

トイレやベンチのある、広い空間に出ます。ここのトイレが、昨年新しくなったとのことで、ひとつの楽しみにしてきたのですが、新しいトイレは凍結対策のためか閉鎖中で、横に仮設トイレが置かれていました。

右のきれいなトイレは閉鎖中で、仮設トイレを利用します

ここからあらためて登りが始まります。下りてきた人に「チェーンスパイクはあった方が良いですか?」と聞いたところ、持っていないと思われて気を遣われたのか、「なくても慎重にいけば大丈夫」と言われましたが、固く踏み締められた、いかにも溶けにくそうな雪が、標高が上がるほど道に多く残っているので、この日のコンディションなら絶対にチェーンスパイクをつけた方が良いです。1週間以上たってさすがに溶けてきたかもしれませんが、なるべく最新の登山記録を見て、少しでも心配なら持って行った方が良いと思います。

凍った雪が道に広がっていました
立石コースとの分岐の直前が急坂で、「がんばれ」との看板があります
東峰に出ると一気に視界が広がります

やや急ぎ気味に登りましたが、登っている間に、かなり雲が広がってしまいました。東峰はやや狭いピークですが、とがっている分、周囲の草木にさえぎられずに遠くを見渡せます。

東峰
東峰から、霧ヶ峰、諏訪湖方面
東峰から西

続いて西峰に向かい、岩の横の狭い道を抜けていったん下ります。東峰と西峰の間の道は、これも森の中です。途中、中嶽と記された小ピークを通過します。高低差は小さいので往復は容易です。西峰は広く、360度の展望が広がります。東の方に(正確には南東でした)、金峰山でもないし、あんな山あったかなーと思ったら、南アルプスの山々でした。ふだん東側から見ていた南アルプスをこの日は西側から見ていたのです。中央アルプスを、南アルプス越しではなく、麓から見れたのも新鮮でした。

守屋山西峰
写真だと見えづらいですが、甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳が見えます
中央アルプスの山々

日差しがなく、冷たい風が吹き抜けて肌寒かったのと、早く下りれたら杖突峠に行きたいと思っていたので、あまりゆっくりせずに下山します。

もと来た道をたどり、分岐で「立石」と書かれた方向へ曲がります。途中、「前嶽」への案内があります。東、中、西と来て、前に寄らないのは気持ち悪い感じがしたので、立ち寄りました。

ここから右の「立石コース」へ
ベンチのある鞍部から奥に行けば前嶽。右に折れると下山道
前嶽

前嶽の分岐から下は雪がないので、チェーンスパイクは外していきます。途中、「尾根コース」と「岩見コース」の分岐があったので、「尾根コース」の方を選んだのですが、途中で「岩見コース」に変わっており、「岩見コース」から合流地点に至りました。合流地点の看板を見るに、百畳岩のあたりで尾根コースの続きがあったのかもしれません。

「尾根コース」の方へ
百畳岩
百畳岩の下あたりにある鬼ヶ城
ハシゴがあってちょっとびっくり
「岩見コース」(写真左)から合流。看板には、各コースが通るロケーションが書かれていて、尾根コースには「百??」「鬼ヶ城頭?」と書かれているので、百畳岩の辺りで違う道があった模様

この先も下り続け、「立石コース」の由来となった立石まで来ると、車道は近いです。小さな駐車場に至り、少しで152号線に出ます。ここから杖突峠(地形図で「杖突峠」と書かれているところではなく、152号線沿いの「峠の茶屋」などの施設群です)まで、平坦な道をイメージしていましたが、立石コースの登山口からバス停のある登山口までは100m近い登りで、下り切った脚には少しハードでした。

山肌に突き立っている、立石
車道にゴール
杖突峠

峠の茶屋は、1階に蕎麦屋、2階にカフェがあり、カフェの中を通った先に無料展望台があります。丁寧に「無料展望台だけの利用もOK」と書かれていますが、カフェを通るときは「このあと蕎麦屋を使うから許して~」という気分でした。展望台を見て、蕎麦屋から出てきたぐらいの時間に青空が戻ってきて、「そんなぁ」と思いながらバスを待ちました。

峠の茶屋展望台から。Youtubeのライブカメラでは八ヶ岳方面が映っていますが、この通り霧ヶ峰の方も広く望めました

各種情報

コースタイム:4時間20分(『山と高原地図』に掲載がないので、YAMAPの数字をベースにしています)

標高:1236m(守屋山登山口バス停)~1651m(守屋山西峰)

主な展望スポット:守屋山東峰、守屋山西峰

トイレ:赤井沢新道の終点、杖突峠。守屋山登山口バス停付近にはありません

危険個所:凍った残雪があるので、最新の登山記録などを検索してチェーンスパイクの持参を検討するべし

アクセス:自分が何で知ったのか忘れてしまいましたが、高遠さくら祭り期間の茅野駅~高遠のバスが守屋山登山口にも停まることは、今ググっても全然見つかりませんでした。下のリンクは2024年の高遠さくら祭りのアクセス案内で、ここに書かれている「臨時バス茅野便」が、実際には杖突峠バス停と守屋山登山口バス停にも停車します。茅野駅からはだいたい20分ぐらいです。今年は4月14日まで運行とのことです。

周辺情報:杖突峠 峠の茶屋のHPはこちら。「営業期間:4月~11月末まで」とありますが、具体的な日付はお知らせページで案内があります。今年は3月28日から営業していたそうです。

杖突峠展望台からのライブカメラはこちら。いつも八ヶ岳周辺の天気を見るのに使わせてもらっています。


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