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【山歩き記録 第92歩】尉ヶ峰(2024年1月26日)【イノシシと浜名湖を望む⁈】

浜名湖遠征、駅to駅ハイキングの1日目は、奥浜名の尉ヶ峰です。

今回の遠征で総じて思ったのは、なんと道の広いこと。奥多摩や奥武蔵の登山道も見習ってほしいですね、と言っても無理でしょうけど。こんな広い登山道に慣れ親しんでいる人からしたら、「低山で遭難なんてするの???」と思うのも無理ないですよね。

今回泊まったホテル、これまでちょくちょくチェックしても、なかなか1人を受け入れている日が少なかったのですが、現在、外壁工事中の訳ありプランが設定されていて、1人でも予約可能になっていたので、まさに今がチャンス!という感じです。バイキング&温泉で、山歩き疲れを癒すのに最適だと思います。


コース概要

地理院地図に書き込み

気賀駅からスタート。細江公園に入り、展望台に寄り道。奥浜名自然歩道の細江コースに従って、ニ三月峠、尉ヶ峰へ。途中、通行止めの看板が放置されているところや、地形図の線からズレた道があるので、YAMAPなどの位置情報アプリで記録された他の登山者の軌跡を参照すると良いです。尉ヶ峰からは、佐久米コースに従って、引佐峠を経由して浜名湖佐久米駅に至ります。ゴールはホテルグリーンプラザ浜名湖です。

記録

天浜線で11時過ぎに気賀駅に到着。駅に隣接している中華屋さんの貴長で腹ごしらえをしてから出発します。

名物の塩ラーメンは、アオサを練り込んだ緑色の麺が面白いのと、さっぱりスープと多すぎない量が、腹ごしらえにちょうど良かったです

まずは細江公園を目指します。

細江神社という神社があったので、旅の安全をお祈りしていきます
ここから公園の遊歩道に入ります

駐車場と展望台の分岐があったので、せっかくなので展望台に寄っていきます。展望台と駐車場もつながっています。

展望台は右へ
「おつかれさまでした」(気が早い)
展望台から。浜名湖にそそぐ川や浜松市街を望めます

展望台から駐車場に行き、さらにその先の分岐から、奥浜名自然歩道の細江コースが始まります。

細江公園駐車場にある地図。トイレもあります
細江コース入り口

登山道は、ほとんどが森の中ですが、時折展望が開けます。

細江コース開始すぐ、おもかる大師付近から
おもかる大師
360度の展望がある、ニ三月峠展望台
この日は富士山も見えました!
左の一番高いところが尉ヶ峰?

随所に案内板があって、地図もセットであることが多く、分かりやすいのですが、一部、地形図だと272.2mの三角点が描かれている辺りだけは間違えそうになりました。

ここは尾根の登りではなく、左が正解
ここは看板の指差しの方向(赤い棒の奥)ではなく、もっと右(黄色の矢印の方向)が正解

この日は強風の予報だったので、基本森の中を歩く尉ヶ峰を選んだのは正解でした。ただ、山頂の手前で一か所、北からの強風が吹き抜けるところがあって、ちょっと吹き飛ばされるかと思いました。

13時40分、尉ヶ峰に登頂。スタートが遅かったこともあって、道中、下山する人たちとは何度かすれ違いましたが、山頂には誰もいませんでした。

かわいいイノシシ像がお出迎えの尉ヶ峰山頂
うりぼうとも対面
キラキラ輝く浜名湖を見渡せます

山頂直前の分岐に戻り、佐久米コースに入ります。

佐久米コースここから
下り始めてすぐ「←富士山」
ちょうど富士山の方向だけすき間が

この先、「獅子落し」という急坂と、その迂回路があります。下調べで「獅子落し」を通っている人が多かったのと、この手の迂回路は崖沿いの狭い道になりやすいというイメージがあるので、「獅子落し」を選びました。

獅子落しと迂回路の分岐
「獅子」がライオンじゃなくイノシシのシシと知って拍子抜け。と同時に、山頂にイノシシがいたのにも納得
一番急なのはここの岩ですが、この先も平均的に急な坂が続きました

獅子落しを抜けた先で、いったん車道とクロスし、さらに直進します。

トイレも展望もアリ
道が、道が広い…!
鉄塔のあるところでも周囲が開けます

引佐峠からさらに南下。途中、「奥浜名展望公園0.4km」という分岐はスルーしましたが、「天狗岩0.1km」の方は「0.1kmなら」と立ち寄ってみました。

下調べでは見なかった「姫街道」。引佐峠で佐久米コースとクロスしていて、全60㎞もあるらしい
天狗岩からの展望。浜名湖が近い
引佐峠より下の道は、ほかよりは狭くなるが、崖側の高さがあまりないので怖くないです
車道に下りてきました

佐久米駅はゆりかもめがたくさんやってくることで知られていて、この日もたくさんのゆりかもめと、えさをあげている人々がいました。

佐久米駅。ゆるキャン△2期は伊豆一周の記憶しかなかったのですが、改めて見直すと3話にしっかり佐久米駅が出てきていました

駅からホテルまでは5分ほど。訳あり部屋の説明で、チェックイン予定時刻が17時以降となっていたので、あと1時間近く、湖のほとりで待とうかと思いましたが、冷たい風で20分が限界でした。中に入って早いけどチェックインできるか聞いてみたら、無事チェックインできたので良かったです。

ホテルグリーンプラザ浜名湖駐車場付近の湖畔

このホテルの目玉は温泉とバイキング。露天風呂の温泉は、なんと湖側の壁がない開放的な作りで、湖対岸のロープウェイなどとともに、朝夕の地平線際の変わりゆく空の色を楽しめました。

バイキングは、ウナギや寿司のほか、地元食材を使った総菜やゼリーなどが食べ放題。いっぱい歩いたあとに、好きなものを好きなだけ食べられるというのは素晴らしいです。

部屋の案内冊子を見ていると目に入ったのが、「星空を見てみよう」という楽しみ方。たしかに、窓からの景色は湖が広がっていて街明かりがほとんどないので、星を見るには最適かも。ということで夜、部屋の電気を消してみましたが、この日はほぼ満月で、月明かりで影がはっきり映るレベル。満天の星空とはいきませんでした…。

各種情報

コースタイム:4時間40分

標高:3m(気賀駅付近)~433m(尉ヶ峰)~2m(浜名湖佐久米駅付近)

主な展望スポット:細江公園展望台、ニ三月峠、尉ヶ峰

トイレ:気賀駅、細江公園駐車場、佐久米コース獅子落し下、浜名湖佐久米駅

危険個所:なし

アクセス:天竜浜名湖鉄道、気賀駅~浜名湖佐久米駅の駅to駅です。

周辺情報:ここまででも触れてきましたが、ホテルグリーンプラザ浜名湖の紹介です。1万円台で、駅チカで、朝夕2食バイキングに温泉までついてくる、この辺では唯一無二のホテルだと思います。お部屋は最低でもベッドが2つあり、そのため1人の宿泊予約は受け付けていない日も多いのですが、1月20日~3月16日は外壁工事中の訳ありプランが用意されていて、これは1人でも予約可能になっています。他にも、予約が少ないシーズンは予約できる可能性があります。また、日帰り入浴も可能なので、温泉だけつかって、他の宿を探すという使い方もできそうです。


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