見出し画像

【山歩き】フリースの上に着るウィンドブレーカーを考えぬきました【紹介】

昨年はユニクロのブロックテックパーカを使っていたのですが、かさばる(3Lのスタッフバッグに収納)のが悩みでした。そこで今年の冬に向けて、改めてウィンドブレーカーを探すことにしました。一週間考え抜いて試着もして決めたので、その結果を紹介します。

想定シーンは冬の低山休憩時

冬の低山歩きで、山頂とか、休憩のベンチとか、下山後のバス停など、バックパックを下ろして一息つくときに、風を防いでフリースの保温力をアップしてくれるものをイメージしています。運動中は、ウィンドブレーカーのみならず、フリースを脱ぐこともあるので、出番は少なめかな、と。

静電気対策を重視

冬の乾燥した時期に着るイメージなので、静電気対策を重視します。フリースの肌触り大好き人間として、フリースは手放せません。そしてフリースの素材はポリエステルです。とすると、上半身の服はポリエステル製品で固める必要があります。この記事にも書きましたが、帯電列でナイロンはポリエステルと真逆に位置するので、使えません(のはずでした!以下に続く…)。

これしかないのか?サロモン AGILE WIND

ポリエステル製のウィンドブレーカーを探しましたが、全然見つかりません。薄さと丈夫さを両立する必要があるためか、各社ナイロンを使っているようです。そんな中、1枚だけポリエステル製のものを見つけました。

サロモン AGILE WIND。他の通販サイト等ではagile fz hoodieという名前だったりもしますが、同一商品です。この製品の特徴は、上と下で異なる機能の素材を組み合わせていることです。特に背中側は通気性に優れた素材が大半を占めているので、バックパックを背負っていても蒸れにくいと思われます。

が、今回はバックパックを下ろした時の防風用なので、ちょっとイメージと違いました。もう為す術なしか…

ノースフェイスのアウターは静電ケア設計!

あきらめ半分で探し続けていたところ、ノースフェイスのウィンドブレーカーは静電気対策がされているという記事を見ました。例えばこのブログなど。

公式の静電ケアの説明を見ると、導電糸を使用しているようです。簡単に補足しますと、静電気はこすれあった布同士がそれぞれ電気を蓄えるから生じるもの。導電糸を使っていれば絶えず放電してくれるので、静電気は起きないというメカニズムです。これならば、ポリエステルにこだわらずウィンドブレーカーを選べます。

スワローテイル○○は3種類

そんなノースフェイスのアウトドア向けウィンドブレーカーといえば、「スワローテイルフーディ」のようです。ただ、実はスワローテイルフーディっぽい商品は3種類あります。いろいろレビューを見ていると勘違いして購入したかのような人も見受けられるので、購入ボタンを押す前にチェックしましょう。

1つ目はスワローテイルフーディ。商品名と同じスワローテイルの名を冠したナイロン素材を使い、防風性、撥水性に優れているほか、内側の前身頃にメッシュ素材が当てられています。フード裏のポケットに収納が可能。

2つ目はスワローテイルベントフーディ。「ベント」の3文字が中間に入るだけ。ベントじゃないものとの大きな違いは、背中とわきの下の見えない位置にベンチレーション用の穴が開いていることです。ベンチレーション重視の場合はこちらが良いと思います。通常の方を買ったつもりで「なんで穴が開いているんだ」みたいな的外れなレビューが見られるので、注意です。

3つ目はスワローテイルジャケット。フーディではなくジャケット。つまり、フードが無いのが大きな違いです。フードが無いウィンドブレーカーというのもこれまた貴重でして、静電ケアかつフード無しとなったら、これ一択ではないでしょうか。僕のイメージではフードは不要(頭の寒さはニット帽やネックウォーマー、雨はレインコートで凌ぐ)で、フード無しの方が安かったので、このスワローテイルジャケットを選びました。

ちなみに、フードポケットがない代わりに、収納用のバッグが付属しています。これがまた小さいこと笑。財布ぐらいのサイズといえば伝わるでしょうか。バッグが小さすぎて、押し込むように丸めれば確かに収まるのですが、あまり押し込んでしわがつくのも嫌なので、別の機会に買ってあった1Lのスタッフバッグに入れることにしました。

スワローテイルジャケットは着丈が短い(スワローテイルフーディも同じ)

購入前に実店舗で試着してきました。目的は、サイズチェックと、本当に静電気が起きないのか確かめること。まあ店員さんには「サイズ確認したい」としか言いませんけど笑。

まず静電気について、まだ真冬のからっからの空気ではないので本当のところは分かりませんが、期待通り、フリースの上にスワローテイルを着ても全くビリビリしませんでした。

それからサイズについて、ネット上で調べたときから予感はしていましたが、スワローテイルジャケットは着丈が短いです。防風用途を考えると内側に着ている服がすっぽり収まる必要があり、そうすると、シャツやフリースにSを選んできた僕がLを買うことになりました。Lを選んだ結果、袖丈がちょっと長くなったとは思っていますが、一番外側に着る想定なので長めでも問題ないかなという次第です。袖口にゴムが付いているので、長い袖も手首の位置で止まってくれます。

実はユニクロでもよかった説?

ところで、スワローテイルジャケットを買った後になって思い出したのですが、ユニクロにはポケッタブルパーカという商品があります。そしてポケッタブルパーカはポリエステル製です。細かい性能のほどは分かりませんが、重量はスワローテイルフーディとほぼ同程度なので、いきなりウィンドブレーカーに1万円以上出したくないという方は、ポケッタブルパーカを試してみるのもよいのではないでしょうか。

ちなみに現在最新のポケッタブルパーカは、「ポケッタブルUVカットパーカ(3Dカット)」という商品名だそうです。

なお、これまたややこしいことに、「UNIQLO+ ライトポケッタブルパーカ」はナイロン製なので、お間違いなきよう。

ということで、フリースの上に着るウィンドブレーカー、

フード無しなら、スワローテイルジャケット一択、

フードありなら、通気性のイメージの違いで、スワローテイルフーディか、スワローテイルベントフーディか、AGILE WIND、

とにかく安いのを試したいならポケッタブルUVカットパーカ(3Dカット)、

というのが現状の僕の結論でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?