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【山歩き記録 第89歩】笠山・堂平山(2023年11月25日)【絶景パッチワークの外秩父を歩く】

この日は忍者雲がかなり広くかかる予報でしたが、そんな時は北に逃れればOK。というわけで、これまで縁がなかった外秩父の盟主・堂平山を中心に歩くコースに行ってきました。

堂平山は山頂近くまで車で行けるので、「歩いてしか行けない特別感」には欠けますが、それでも「関東一」を称する展望は圧巻。山頂から見ると、外秩父の山々には、緑の針葉樹とオレンジの広葉樹がパッチワークのように植わっているのが良く分かります。登山道も、針葉樹ゾーンと広葉樹ゾーンが入れ代わり現れるので、その雰囲気の違いを楽しめました。


コース概要

地理院地図に書き込み

皆谷バス停からスタート。途中何度か車道を横切りながら標高を上げ、次第に狭くなる尾根道を登り切ると、笠山に到着。手前の「笠山」看板の奥に神社と高い方の「笠山」があるので往復します。急坂を峠まで下り、登り返して堂平山に至ります。堂平山は南の白石峠の方から山頂まで舗装路が伸びています。その舗装路を進み、途中で山道に逸れて剣ヶ峰への最後の登り。白石峠を経由して北の川の方に下り、白石車庫バス停に至ります。

白石車庫バス停からバスで帰る予定でしたが、何度かすれ違った男性の方から、「皆谷(ヤマメの里公園駐車場)に止めてある車で小川町駅まで送ってあげる」とありがたい申し出をいただいたので、駐車場まで追加で歩くことになりました。

記録

小川町駅9時15分発のバスに乗車。立ち乗りも大勢出るほどの満員でしたが、外秩父の広い山域を貫くバスルートのため、途中複数のバス停に登山口があり、下車する人もいい感じに散らばって、どこか一か所が混雑する様子ではありませんでした。

皆谷バス停で下車。南に100mほどでヤマメの里駐車場とトイレがあります。

ヤマメの里駐車場

駐車場のすぐ先から細い舗装路に入り、標高を上げていきます。舗装路を使っても良いし、途中、ショートカットする登山道が用意されているので、そちらを使うこともできます。

ショートカットには案内板があります

舗装路の途中に展望台があり、対面の大霧山に連なる山々を望むことができます。

松ノ木平展望台
松ノ木平展望台から大霧山

舗装路を登り切ると、視界が開けて東屋があります。そこから少し下ったところから登山道が始まります。

東屋。正面の紅葉がきれいです
登山道の入り口。最近クマのニュースが多いだけにいやでも目に入ってくる「クマ注意」

最初の内は、緩やかな、歩きやすい快適な登山道です。このまま山頂まで行けるのかなーと思っていましたが…。

広葉樹の明るい道
針葉樹の薄暗い道

地形図中、616.8mの三角点の辺りから、道が細く険しくなってきます。さらに、標高が上がると、風が吹きつける音が急に強くなりました。そうした中、がんばって歩みを進めると、堂平山への分岐があり、そのすぐ先に笠山の標識があります。

笠山への細い尾根道
笠山へは直進、堂平山へは右
笠山(西峰)

『山と高原地図』によれば、笠山神社のある東峰へは往復10分とのことなので、そちらにも行ってみます。ちょっとした岩場の登り下りがあって少し緊張しました。

笠山(東峰)。地形図だとここが837mとのことだが、標識には842mと書いてある
笠山神社

西峰に戻って休憩します。入れ違いで東峰に登って行かれた男性の方、このときはただすれ違って挨拶を交わしただけだったのですが、この日の最後、駅まで送っていただくことになろうとは。

先ほどの分岐から堂平山方向へ下ります。最初はゆるやかですが、その先にロープもある急坂が待っています。滑らないよう慎重に下りると、そこからは舗装路とほぼ平行に進みます。

ひらけた車道を横切って堂平山への登り道が始まります。この先は、笠山の前後のような強風も難所もありませんでした。

「新」の方に従って進みます

最後に少し急な坂を登り切ると、ひらけた草原に出ます。草原はグライダーのための私有地とのことで、入らないようにしますが、草原越しに好展望が広がっています。

堂平山の草原

旧天文台をらせん状に登る車道に合流し、山頂に至ります。山頂手前の木の間からも好展望です。

車道と合流
右の笠山とその背後の赤城山は、山頂手前からの方が良く見えます
バイクや自転車で登ってくる方もいました

12時40分山頂。ドーム以外のほぼ360度ひらけた山頂には、東西南北それぞれに展望図が設置されています。今年登った蓼科山まで見えて感動しました。

山頂標識
南。予報通り雲が多め
西。両神山の右肩に蓼科山が見える
北。赤城山を見るには少し横に動く必要あり
東。都心と筑波山

トイレは山頂東側のテン場横のログハウスにあります。剣ヶ峰の方へ、車道を歩きます。途中、盛り上がった丘の方へ踏み跡が伸びていますが、どちらを使ってもすぐ合流します。電波塔の辺りが明るく見えたので登ってみましたが、特に展望も名前もありませんでした。

堂平山周辺は紅葉が見ごろでした

剣ヶ峰へ、短いが急な坂を登り返します。登り切ったピークには、石板があるぐらいです。そのまま白石峠へ緩やかな下りを進みます。

剣ヶ峰へは中央の急坂。右の車道が地形図に描かれていないので、戸惑いました
剣ヶ峰の石板
白石峠

白石峠から白石車庫バス停まで下ります。一歩目の階段が不安定で心配になりましたが、そのあとはとても歩きやすい傾斜でした。ところで、行きの皆谷バス停で時刻表をチェックしたのですが、そのときに誤って逆方向の時刻も帰りのバスとして記憶してしまいました。その誤った記憶に従うと、急いで下りれば予定より一本早いバスに乗れそうだったので、小走りで軽快に下りて行ったのですが…(その時、笠山ですれ違った男性の方も追い越しました。僕が堂平山で休憩している間に先に行かれていたようです)

歩きやすい道
車道に出ました
白石車庫バス停。トイレは少し離れたところにあります

14時20分すぎ、結局「一本早い」バスは存在せず、50分ほど待つか…というときに、先ほどの男性の方にお声掛けしていただき、ヤマメの里駐車場に止めてある車で小川町駅まで送っていただくことになりました。30分ほど余計に歩くことになりましたが、体力は問題なかったですし、より早く駅に着くことができました。ありがとうございました。

時間があったので駅舎で写真を撮ったりしました

各種情報

コースタイム:4時間45分

標高:220m(皆谷バス停)~876m(堂平山)

主な展望スポット:松ノ木平展望台、堂平山山頂

トイレ:ヤマメの里駐車場(皆谷バス停近く)、堂平山ログハウス、白石車庫バス停の近く
※白石峠に「水道凍結等により12月末から2月末ごろまでトイレの利用はできません」と堂平天文台の看板がありました。堂平山施設の営業と連動しているのであれば、12月25日~2月末の期間は使えないことになります。

危険個所:笠山の前後は、幅狭、プチ岩場、急坂に注意

アクセス:小川町駅からイーグルバス東秩父村路線

周辺情報:堂平天文台は宿泊施設として営業中。

今回は利用しませんでしたが、小川町駅から徒歩10分に温泉施設があります。


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