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保育園の参観日に参戦してきた


娘の通う人数の少ない保育園はコロナ禍になったから参観日がなかった。私が「参観日やりたい!」と希望をして先生達がやってくれるようになった。

11日〜14日の間で来れる所に○つけてね〜
時間は9時からでも良いし、10時頃来ても良いし、お昼寝までいて子どもをお昼寝させてからまた迎えに来てもいいし、午後から子どもと一緒に帰ってもいいし、給食前に帰っても良いし、給食も一緒に食べても良いよ〜と言うこちらでスケジュールを組める制度。
これがめちゃくちゃ良い。

沢山くると大変だから1日1家庭までで親が見に行く日は自分の子どもがお当番さんをしてくれる。

私は9時に娘を送ったまま一緒に参加し給食を食べて一緒に帰るようにした。給食を食べられるのが私の中ではポイントが高い。
「給食の内容見てから決めても良いよ」と先生から言ってくれる。

娘は朝からニコニコご機嫌。
一緒に手を繋いで登園しそれぞれ自由な時間を過ごして先生たちと私が話す内容はもちろん私と夫の馴れ初め。
「高校の同級生なの?もしかしてそれからずっと付き合ってるの?えーー!?すごい長いんじゃない??」と先生と保護者らしくいかにも参観日の会話っぽい事が話題になる。
決して飲み会では話せない内容だもんね。
ちょっと想像してなかった内容だったけどね。「でも途中に別れてるんですよね。ハハハハハ〜」と私も返す。寄りを戻して〜遠距離を経て〜戻ってきて〜と話しは続く。
そんな話をしつつも子ども達はそれぞれがやりたい遊びをやり朝の準備をしたり2歳の子もキビキビ動いている。巾着をキュッとしめて鞄に戻してるだけでこんなに小さいのに出来て凄いねと思ってしまう。

娘はお友達とおままごとをしてお弁当とパンケーキとクレープを作り食べてくれる人を集め食べさせて洗い物をしている。
家では片付けをしない娘が保育園では遊びでも洗い物までちゃんとやっている。

「今日やる事は工作とゲーム」と先生から発表があり工作は私も参加してペットボトルに色水とベビーオイルを入れて色とオイルが分かれてワーー!!てなるやつをみんなで作る。
子ども達が「出来たよ!閣下見て!」と近くにいるのにもっと近くに来て見せてくれて可愛い。

その後のゲームでは青チームとピンクチームに分かれて床にある色紙を自分のチームカラーにひっくり返すゲーム。
ゲームは絶対に負けられない。この競技は子どもの方が強い。ヒョイヒョイと楽にしゃがみ移動が出来る子どもに対して大人はしゃがみながらの移動もしゃがんで立っての移動もしんどい。ここは作戦を立てて勝たなくてはならないので敵チームの勝ちそうな子どもの後ろに張り付きひっくり返されたのをどんどんひっくり返していく。作戦は成功し私は見事2連勝して敵チームの子どもが泣きそうになってしまった。3戦目は先生も参戦してちゃんと敵チームの圧勝だった。
帰ってから巨人にその事を伝えると「勝負事になると子ども相手でも作戦立ててちゃんと勝とうとするの辞めたら?」と真っ当な事を言われた。

その後私は楽しみにしていた給食でパンを2回、スープを2回、ゼリーを1回全部で5回おかわりした。娘は「早く帰りたい」との理由でパンだけおかわりした。「閣下と早く帰りたい」と言っていて可愛い子どもらしい一面が娘にもある。

あんなに仲良くしていた保育園での私と娘も家に帰れば日常に戻り「お菓子が欲しい」「外に行きたい」「マックに行こう」「アイス買いたい」といつも通り喧嘩になってしまった。
ゲームに本気を出した私は次の日から太ももが筋肉痛で今はふくらはぎが攣っている。
日常生活が困難な程代償はあるが負けられない戦いがここにある。

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