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日記未満 12月6日

今日もとてもさむい。ブラックフライデーでデスクチェアを買ったのに、寒すぎて電気カーペットを引っ張り出してきて床に座っている。まだ一度もデスクチェアで仕事をしたことがない。
冬の暗くてどんよりした空が窓から見える。さむいけど、こんな気候で音楽を聞くのが気分にあっていてよくて、悪くないなって思う。悪くないな、って思えるくらいには余裕がある。今年は去年と心持ちがちがう。そっち側に引っ張られないぞ、という構え。

16時くらいになるともう部屋が暗くなる、まだ照明は届かずクリスマス用の電飾をつけて過ごしている。家で仕事をしているだけなのに、部屋の中がきらきらしている。

何かと機会を見つけては今年を振り返りたくなって今年はルカ・グァダニーノの『WE ARE WHO WE ARE』がとにかくよかったと散々言ってる。思い入れがどんどん強くなってしまって、もう一度見返したいけど見れない。同じ理由でBlood Orangeの音楽も聴けなくなった。誰かにとってのそういう作品が気になる、本とか。そういう話がしたい。

ご飯を食べて佐々木さんと電話した。話していると自分の持っている悩みなんてほんとうに大したことじゃないと気づく。もっとものごとを俯瞰して考えられるようになりたい、いつも思いつきで行動している。私はいやなことからすぐに離れることを、美徳だと思っていたけど、その目先の考え方よりも「自分はどうしたいか」に焦点を当て続けるその光量が自分には足りないのだとわかった。どんな感情でいたいのか、どんな暮らしをしたいのか、いつまでにそれをするのか、どうなったらいやなのかちゃんと考えてみる。


部屋でじっとひとりでいると世界はどんどん狭くなる、今日は誰とも話をしていないことに気づいた。ほんとうはみんな外で働いていて、佐々木さんもたけやすも朝からたくさん働いて、がんばっている。遠くにいる友達のことを考えると、まだやるぞって気持ちになれる。
「たいしたことじゃないよ」っていう言葉をもらった。それは悩みを軽んじられているという感じでもなくて、本当にその質量が軽いんだとわかるみたいなこと。


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