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UI修行#08:「TRAVEL Now」

あー、どっこいしょ。最近は中島健人に近づくために腹筋をしています。

UI修行、今回のテーマは「TRAVEL Now」です。平成最後の夏の思い出、たくさん作ってこ。

タイムスケジュールは例のごとく、こんな感じ。

・デザイン的観点で考察したことを記述する【10分】 
(新鮮だった箇所、疑問に思った箇所、改善できそうな箇所etc)
・改善版UIをつくる(最低1画面でOK)【20分】
----- もくもく終了 -----
・シェアとフィードバック【27分】
・今日の気づき【3分】

では、さっそく。

UIの気づき

楽しくなる仕掛けがたくさん。「どこに行こうか妄想しながら毎日見ている。それだけでワクワクする。」そう語るのはメンバーのI氏。

まず、注目したのはここ。

小気味好いアニメーションが随所に散りばめられています。デザインにメリハリが出るだけでなく、自然とそこに目がいくので伝えたい情報を確実に届けられそう。

アニメーションは動くという特徴からうるさく感じる場合も多くあります。それが一切なく、すっと入ってくる、シンプル好き。

また、チュートリアルですが、ムービーに頼ることで自分でスワイプする必要がないのは楽で良いという話も挙がりました。いつ終わるかも直感的に理解できるのでとても良きです🙏


そして特に素晴らしいのはその体験設計。

①何でどこに行くかを決めて、
②どこからいつ誰と行くかを選んで、
③詳細なども見ながらプランを決めたら、
④もう決まり。
⑤あとは待つだけ!

情報が整理されていて初めての人だとしても、ストレスなく旅行先を決めることができます。すぐに決めることができて、逆に不安になるくらいです。

個人情報を入力する必要があるのですが、その入力画面でも工夫がありました。項目も少なく、すぐに入力し終えることができます。特に細かなところだと思うのですが、名前の漢字を求めない点に感動しました。必要ないと切り捨てる決断がすごい...。

②の箇所が少し議論になりました。人数なのですがエリアを変えるごとに再設定が必要になっています。誰と行くか(何人で行くか)はあまり変わらないはずで、固定だとなおのこと便利かもと思いました。

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僕自身、旅行自体もあまりないタイプなのですが、ここまで無駄がなく直感的に申し込めると行きたくなりますね。平成最後の夏だし。。


カイゼン案

自分たちなりにより良い体験などを検討しつつ、カイゼン案を考えます。

上のふたつは、探している時の細かい挙動。より体験に集中するためにカイゼンできないかと考えています。

青にかかっている3つが偶然にも同じ機能に。「お気に入り」できる機能がほしいというものです。ただ、考えたプロセスが違うこともあり、内容が異なります。

・条件をお気に入りにすることで、候補や空きが出た時にレコメンドしてほしい
・あとでその旅行を見返せるようにしたい
・旅行を比較するため、検討しているものをストックする場所がほしい

アウトプットをただ見ると同じ「お気に入り」という機能ですが、そこに至るプロセスで与えたい体験や、解決したいインサイトが異なるのは面白いなと思いました。だからこそ、タブに配置する順番などもみんな違います。

それぞれの考え方のプロセスを共有できる場としても、UI修行はうまく機能できているなと思いました。

おしまいに

「TRAVEL Now」ないし、BANKさんが大切にしている性善説という考え方。とても好きな考えです。

「僕らはCASHというサービスを持っていて、モノを現金化してきた。2カ月後のタイミングで、現金がなくてもモノはあるかもしれない。その時に、旅行代金にモノを送ってもらって支払うということもできるんじゃないかと思っています」

こんな世界が待ち遠しい。

カイゼンに挙げた「お気に入り」機能1つとっても、どれも検討された上で実装されていないはずです。ユーザーと向き合っている時間がおそらくずっと違う。だからこそ、どの体験を重視して今のUIにしているのか、作った方々へのリスペクトを忘れず進めたいですね。

このUI修行では「このアプリすんごいな」とか「このコンセプト好き」とか「このレイアウト思いつかなかった!」とか言いながら楽しめる空間にできているのは良い傾向かなと思っています。

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「そこはこうじゃないか」「次はこのアプリをやってみてくれ」などのご意見・ご要望あればぜひ、お聞かせください!

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現場からは以上です!

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