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平和のために今この瞬間からできること

こんにちは。
㈱ヒューマンリソースマネジメント研究所
なつカウンセリングルーム 代表
土肥なつみです。

「人生を彩る居場所をつくる」を企業理念とし、
企業研修・カウンセリング・人材育成コンサルティング等を行っています。
私の自己紹介はこちらのマガジンをご覧ください。

先日、広島に行くことがありまして。
現地の知人に広島を案内してもらいました。
路面電車に乗ること数分。原爆ドーム、平和記念公園と資料館に人生で初めて行ってきました。


広島と言えば修学旅行の聖地ですが、私の時は広島じゃなかったし
例のごとく学校もまともに通ってなかったので、戦争があったことも、その時広島で何があったのかも知識程度にしか知りませんでした。

今も世界中で戦争が起こっていますが、その度にSNSで平和を訴える人、プロフィール画像を平和仕様に変える人が私の周りには結構います。

私ももちろん、平和が良いに決まってるし戦争は良くないと思ってるけど
他方、正義の為には戦いも必要なのではとも思っていました。

戦わずしてどうやって自分の正義を貫くんだ、と思っていて
最近でこそそんなことしないけど、昔は許せないことがあると徹底的に相手を詰めたり、会議で自分の意見を通すために徹底的に論破したり、時にはちゃぶ台ひっくり返す勢いで食って掛かったり。
基本的に自分が貫きたい信念や正義のために、たった一人でも、多少の犠牲をはらってでも戦闘モードになっていることがほとんどでした。

だから、SNSで平和!平和!と言っている人を見ると、心の中は割とモヤモヤしてました。

資料館の中に入ると、広島で被爆された方のドキュメンタリー番組の放映や
体験談が閲覧出来るようになっていて、そこで印象的だったのは
一人ひとりの名前がそこにきちんと刻まれていたということです。

ドキュメンタリー映像はもちろんのこと、体験記や残された服や家具にはその人の名前・被爆時の年齢、当時の職業などが詳細に書かれていて、それは
「被爆した広島のひとたち」のという大きな一つの話ではなく
「どこどこに住んでいる〇〇さん」の話が何十万、何百万件ある、
ということなんだと思い知らされました。

“家も、家族も、服も、アルバムも、学校の成績表も一瞬で全てなくなってしまった。”

被爆者体験記より

その人たちにはその日、帰るはずだった家があり、
一緒に過ごすはずだった家族がいて、
明日も、明後日も、通うはずの学校や仕事があった。

映像も体験記も観ていられなくなって、途中号泣してしまいましたがなんとか映像は最後まで観ました。

戦争が起こったきっかけは知人に丁寧に解説をしてもらい、何があったか理解しましたが(それさえも分かっていなかった私)
その“正義”を貫くために、どこどこに住んでいる〇〇さんをはじめとした何十万何百万の人々の人生を奪ったわけです。

そんなことがあって良いわけがない。
私はなんてことを考えてたんだろう。

“平和は、当たり前にそこにあるものではありません。自分たちの手で作っていくものなのです。”

被爆者体験記より

日本に核兵器はないけど、今が平和かと言えばそんなことはないですよね。

貫きたい正義や信念のために
SNSで誰かを傷つける人。
一緒に働く仲間や部下を追い込む人。
煽り運転や死亡事故を起こす人。

自殺者は年間2万人以上いて、
殺人事件は年間約900件、

全然平和じゃない。

遠い国で起こっていることを今すぐどうにか出来ないけど、
それでも私たちは今この瞬間から、平和のために出来ることはある。

それは例えば
そりが合わない上司の話をいつもより5分多く聴くとか、
運転で無理やり割り込もうとして来た車を安全に入れてあげるとか、
電車で席をゆずるとか、
元気がない人に「どうしたの?」って声をかけるとか、

そういうことの繰り返しで平和は作られていくんじゃないかな。

冒頭の自分の話に戻すと、
相対する人の意見こそ、もっともっと丁寧に聴く。
一人の人間として、いつも以上に尊重するって決めました。

その人にも大切な人がいて、
帰るおうちがあって、
明日も明後日も、その人たちと過ごす大切な時間がある。

そんな感じで、平和についてすごく考える1日になりました。
みんなは、平和のためにどんなことをしますか?
良かったらコメントやDMで教えてね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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