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【#乃木坂46】一番楽曲に参加してるのは誰?

2011年に結成された乃木坂46。着実かつ飛躍的な成長を遂げ、2019年5月29日に Newシングル「Sing Out!」を発売しました。
これで、発売したシングルの数は23枚、アルバムはオリジナル・アルバム、アンダーアルバム合わせて5枚になりました。

さて、ここで一つの疑問が生まれたのです。
乃木坂46の楽曲に一番多く参加しているのは誰?
今回、その個人的疑問を解決すべく、これまでの楽曲をすべて調べてみることにしました。

~おことわり~

この記事では、メンバーの名前について敬称略で表記しています。また、卒業生のうち現在芸能活動を行っていて、乃木坂46所属時と現在とで芸名が異なる場合、乃木坂46所属時の名義を使用しています。
また、活動辞退となった山本穂乃香、吉本彩華(以上、1期生)、西川七海、矢田里沙子、米徳京花(以上、2期生)については、今回の調査に含めておりません。
なお、記事中にはライター自身の個人的主観を若干含んでいると思われます。あしからずご了承ください。

楽曲の歌唱メンバーを調査。その数、193曲。

2012年2月22日に発売されたデビューシングル「ぐるぐるカーテン」から、最新シングル「Sing Out!」まで、乃木坂46名義(※)でリリースされた曲は全193曲。これらの楽曲の歌唱メンバー構成を全て調査しました。

※今回の調査には、AKB48名義でリリースされた「混ざりあうもの」(乃木坂AKB)、「誰のことを 一番愛してる?」「国境のない時代」「初恋ドア」(以上、坂道AKB)、「必然性」(IZ4648)、及び HoneyWorks名義でリリースされた「大嫌いなはずだった」(HoneyWorks meets さゆりんご軍団 + 真夏さんリスペクト軍団 from 乃木坂46)は含んでいません。

調査した結果をExcelでまとめました。結果は下記リンクよりpdfファイルにてご覧いただけます。

なお、調査の段階で、4期生は全員の歌唱曲が同じであることが判明していますので、4期生はひとまとめとします。

※4期生=遠藤さくら、賀喜遥香、掛橋沙耶香、金川紗耶、北川悠理、柴田柚菜、清宮レイ、田村真佑、筒井あやめ、早川星来、矢久保美緒

早速参加曲数で調べてみる。

乃木坂46がリリースした全193曲の中で、何曲参加したのか?
そこで、参加した楽曲の数が多い順で調べてみました。
結果は…

01位:白石麻衣 (82曲)
02位:松村沙友理(79曲)
03位:西野七瀬 (78曲)
04位:桜井玲香 (76曲)
05位:高山一実 (75曲)
06位:生田絵梨花(74曲)
07位:星野みなみ(71曲)
08位:若月佑美 (70曲)
09位:井上小百合(67曲)
10位:生駒里奈 (65曲)
11位:齋藤飛鳥 (64曲)
12位:秋元真夏 (63曲)
13位:衛藤美彩 (58曲)
14位:橋本奈々未(56曲)
15位:堀未央奈 (54曲)
16位:中田花奈 (53曲)
17位:伊藤万理華、斉藤優里 (51曲)
19位:深川麻衣 (44曲)
20位:能條愛未 (43曲)
21位:樋口日奈 (39曲)
22位:川後陽菜、和田まあや(38曲)
24位:川村真洋 (37曲)
25位:中元日芽香(35曲)
26位:斎藤ちはる、新内眞衣(34曲)
28位:北野日奈子(31曲)
29位:寺田蘭世 (30曲)
30位:鈴木絢音 (29曲)
31位:山崎怜奈 (27曲)
32位:佐々木琴子、与田祐希(25曲)
34位:永島聖羅、伊藤かりん、伊藤純奈、大園桃子(24曲)
38位:渡辺みり愛(23曲)
39位:相楽伊織 (21曲)
40位:山下美月 (19曲)
41位:市來玲奈、大和里菜(18曲)
43位:畠中清羅、梅澤美波、久保史緒里(17曲)
46位:伊藤寧々、岩本蓮加(16曲)
48位:伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓(14曲)
51位:宮澤成良、中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティー(12曲)
55位:岩瀬佑美子(08曲)
56位:安藤美雲、柏幸奈、松井玲奈(07曲)
59位:4期生  (02曲)

以上が参加楽曲数のランキングになります。
1位の白石麻衣は82曲、2位の松村沙友理が79曲と、「御三家」と呼ばれるメンバーがかなりの数を歌っていることが分かります。

※御三家=「乃木坂御三家」。乃木坂46結成時から特に人気の高かった白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理のこと。14thシングル「ハルジオンが咲く頃」収録のカップリング曲「急斜面」を歌唱。橋本奈々未は2017年2月に卒業。


今年2月に卒業した西野七瀬は78曲、次いでキャプテンの桜井玲香が76曲。グループの中枢とも言えるメンバーの数がいかに多いかが分かります。
余談ではありますが、各期別の1位は、2期生が堀未央奈(15位、54曲)、3期生が与田祐希(32位、25曲)でした。(4期生については前述の通り)

楽曲の時間でみたら…?

今のランキングを見て、こう思った人もいるでしょう。
「楽曲の数が多くても曲の長さが短ければ少なくならない…?」と。
確かに、乃木坂46の曲は、長いものだと6分近くあるものもあれば、短いものだと3分に満たない曲もあります。

そんな声もあると思うので、参加楽曲の再生時間の合計でランキングしてみることにしましょう。
その前に、全楽曲中の再生時間の両トップ10を先に確認しておきます。

【再生時間の長い楽曲 TOP10】
01位:羽根の記憶(5分42秒)
02位:もうすぐ~ザンビ伝説~(5分41秒)
03位:ごめんね ずっと…(5分31秒)
04位:ハルジオンが咲く頃(5分29秒)
05位:Sing Out!(5分26秒)
06位:君の名は希望(5分25秒)
07位:未来の答え(5分23秒)
08位:きっかけ(5分20秒)
09位:ひとりよがり(5分19秒)
10位:嫉妬の権利(5分18秒)

【再生時間の短い楽曲 TOP10】
01位:OVERTURE(1分16秒)

02位:狼に口笛を(2分58秒)
03位:ぼっち党(3分08秒)
04位:指望遠鏡(3分22秒)
05位:オフショアガール(3分23秒)
06位:あの教室(3分26秒)
07位:満月が消えた(3分31秒)
08位:雲になればいい、まあいいか?(3分32秒)
10位:ここじゃないどこか(3分37秒)

通称"乃木坂46で一番移動距離が長い曲"とも言われる「羽根の記憶」が再生時間でも最も長い曲のようです。
反対に、再生時間が最も短いのは、ライブの冒頭に演奏される「OVERTURE」(1stアルバム「透明な色」収録)。「メンバー歌ってないだろ!」というツッコミが入るかもしれませんが、一応乃木坂46の楽曲ですので…
"メンバーが歌っている曲"で最も短いのは「狼に口笛を」。公式お兄ちゃんことバナナマンのお2人のお気に入りの曲が、実は最も短いのです。
ちなみに、"メンバーが歌っている曲"で10位(全体で11位)となるのは、「孤独な青空」(3分41秒)です。

これを踏まえ、参加楽曲の再生時間を合計した「楽曲参加時間」をランキングしていきます。
なお、歌割りの長短を考慮しているとキリがありませんので、それは省略して、曲全体の長さで計算します。
結果は…

01位:白石麻衣 (6時間02分48秒)
02位:松村沙友理(5時間49分25秒)
03位:西野七瀬 (5時間48分21秒)
04位:桜井玲香 (5時間36分45秒)
05位:高山一実 (5時間34分55秒)
06位:生田絵梨花(5時間24分37秒)
07位:星野みなみ(5時間15分37秒)
08位:若月佑美 (5時間12分27秒)
09位:井上小百合(4時間58分49秒)
10位:生駒里奈 (4時間46分40秒)
11位:齋藤飛鳥 (4時間42分13秒)
12位:秋元真夏 (4時間41分01秒)
13位:衛藤美彩 (4時間18分55秒)
14位:橋本奈々未(4時間08分32秒)
15位:堀未央奈 (4時間01分17秒)
16位:中田花奈 (3時間55分55秒)
17位:伊藤万理華(3時間46分36秒)
18位:斉藤優里 (3時間46分13秒)
19位:深川麻衣 (3時間15分59秒)
20位:能條愛未 (3時間07分00秒)
21位:樋口日奈 (2時間48分56秒)
22位:川後陽菜 (2時間46分55秒)
23位:和田まあや(2時間45分14秒)
24位:川村真洋 (2時間42分21秒)
25位:中元日芽香(2時間34分03秒)
26位:新内眞衣 (2時間33分16秒)
27位:斎藤ちはる(2時間31分07秒)
28位:北野日奈子(2時間16分39秒)
29位:寺田蘭世 (2時間13分56秒)
30位:鈴木絢音 (2時間10分12秒)
31位:山崎怜奈 (2時間00分42秒)
32位:与田祐希 (1時間53分03秒)
33位:佐々木琴子(1時間50分16秒)
34位:大園桃子 (1時間48分25秒)
35位:伊藤純奈 (1時間47分45秒)
36位:永島聖羅 (1時間47分01秒)
37位:伊藤かりん(1時間46分05秒)
38位:渡辺みり愛(1時間42分53秒)
39位:相楽伊織 (1時間34分19秒)
40位:山下美月 (1時間25分48秒)
41位:大和里菜 (1時間18分28秒)
42位:梅澤美波 (1時間17分41秒)
43位:市來玲奈 (1時間16分26秒)
44位:久保史緒里(1時間15分27秒)
45位:岩本蓮加 (1時間12分31秒)
46位:畠中清羅 (1時間10分31秒)
47位:伊藤寧々 (1時間08分50秒)
48位:伊藤理々杏、佐藤楓(1時間03分50秒)
50位:阪口珠美 (1時間03分48秒)
51位:中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティー(0時間54分09秒)
54位:宮澤成良 (0時間53分14秒)
55位:岩瀬佑美子(0時間35分35秒)
56位:松井玲奈 (0時間32分47秒)
57位:安藤美雲 (0時間30分23秒)
58位:柏幸奈  (0時間30分15秒)
59位:4期生  (0時間08分32秒)

トップは参加楽曲数最多でもあった白石麻衣で、その長さ 6時間02分48秒
この長さがどれほどのものか 様々な時間の長さで比べると…
「第69回NHK紅白歌合戦」(2018年12月31日放送):4時間30分
「オールスター感謝祭」(TBSテレビ):5時間18分(1998年春以降)
「乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」本編(DVD・Blu-ray 通常盤収録分):5時間31分
…長い、長すぎる。うん。長い。

余談ですが、皆さん、気づきましたでしょうか。
48位の伊藤理々杏と佐藤楓、51位の中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティーは、それぞれ歌唱曲が全く同じなんです。
17thシングル「インフルエンサー」から21stシングル「ジコチューで行こう!」まで 3期生による楽曲が設けられていたこともあり、3期生は選抜回数などを総合すると、歌唱曲が全く同じ組み合わせが出現します。
今後当面の間は4期生でも同じことが言えそうです。

各期別の最高値は、2期生が堀未央奈(15位、4時間01分17秒)、3期生が与田祐希(32位、1時間53分03秒)でした。

卒業生・若手に不利にならぬよう… もう一つの求め方で。

ここまで2種で調査しましたので、もう大丈夫だろう… と思いきや、こんなツッコミが出るかもしれません。
「卒業生不利じゃないか!」「若いメンバー不利じゃん!」

そうなんです。先程の2つの調査だと、長く在籍すればするほど順位が上がりやすいという性質があります。
上記2種の調査で一番上位になりやすいのは「現役の1期生」です。2期生以降は、参加しているシングル等が先輩よりも少なくなります。また、卒業生は卒業後はカウントが一切増えないため、順位は時を追うごとに下がるばかりなのです。

そこで、割合を用いて参加が最も多いメンバーを調べることにしましょう。
今回は、「在籍中リリースされた楽曲の数に対して、参加楽曲数は何曲か」という「参加率」を求め、最上位のメンバーが最も多く参加したメンバーということにします。
こうすることで、参加シングル数が必然的に少なくなる若手や、参加数が今後増えない卒業生も平等に比べることができます。
なお、参加率は小数第3位を四捨五入し、小数第2位まで表示しています。

結果は…
01位:橋本奈々未(46.67%)
02位:深川麻衣 (46.32%)
03位:岩瀬佑美子(44.44%)
04位:西野七瀬 (43.82%)
05位:白石麻衣 (42.49%)
06位:松村沙友理(40.93%)
07位:生駒里奈 (39.63%)
08位:桜井玲香 (39.38%)
09位:若月佑美 (39.33%)
10位:高山一実 (38.86%)
11位:生田絵梨花(38.34%)
12位:星野みなみ(36.79%)
13位:秋元真夏 (36.00%)
14位:井上小百合(34.72%)
15位:与田祐希 (34.25%)
16位:伊藤万理華、市來玲奈、宮澤成良(33.33%)
19位:齋藤飛鳥 (33.16%)
20位:堀未央奈 (33.13%)
21位:大園桃子 (32.88%)
22位:衛藤美彩 (32.40%)
23位:伊藤寧々 (29.63%)
24位:大和里菜 (29.51%)
25位:安藤美雲 (29.17%)
26位:中田花奈 (27.46%)
27位:斉藤優里 (27.42%)
28位:永島聖羅 (27.27%)
29位:山下美月 (26.03%)
30位:松井玲奈 (25.93%)
31位:畠中清羅 (24.64%)
32位:能條愛未 (24.16%)
33位:川村真洋 (23.57%)
34位:梅澤美波、久保史緒里(23.29%)
36位:中元日芽香(22.73%)
37位:岩本蓮加 (21.92%)
38位:川後陽菜 (21.35%)
39位:新内眞衣 (20.86%)
40位:斎藤ちはる(20.73%)
41位:樋口日奈 (20.21%)
42位:和田まあや(19.69%)
43位:柏幸奈  (19.44%)
44位:伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓(19.18%)
47位:北野日奈子(19.02%)
48位:寺田蘭世 (18.40%)
49位:鈴木絢音 (17.79%)
50位:山崎怜奈 (16.56%)
51位:中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティー(16.44%)
54位:相楽伊織 (15.67%)
55位:佐々木琴子(15.34%)
56位:伊藤かりん、伊藤純奈(14.72%)
58位:渡辺みり愛(14.11%)
59位:4期生  (13.33%)

参加楽曲数と再生時間ではほとんど差が出ませんでしたが、参加率にすると一気に様相が変わりました。
1位に君臨したのは、橋本奈々未(46.67%)。在籍期間が約5年(シングル16作、アルバム2作)のため、楽曲数・参加時間では少なくなってしまうものの、在籍期間中はフルに活躍し、期間中の参加率は最高値を記録していました。
2位の深川麻衣(46.32%)も同様に、在籍期間が約4年半(シングル14作、アルバム1作)のため他のランキングで少なくみられてしまいますが、在籍期間中のみに絞れば、かなりの割合を示すことが分かりました。
個人的に意外な結果だったのは、3位に入った岩瀬佑美子(44.44%)。乃木坂46初の卒業生(活動辞退を除く)で活動期間は約1年だったのですが、乃木坂46の活動初期は大人数が参加する楽曲が多かったこともあり、その期間の活動で高割合になったのかもしれません。
現役生でトップになったのは5位の白石麻衣(42.49%)。同じく「御三家」の松村沙友理も6位(40.93%)につけています。

各期別のトップは、2期生が堀未央奈(20位、33.13%)、3期生が与田祐希(15位、34.25%)で、2期生トップと3期生トップが逆転する現象が発生しています。
3期生は17thシングル「インフルエンサー」から21stシングル「ジコチューで行こう!」まで 3期生楽曲(※)を持っているため安定的に数を増やしている一方、2期生楽曲はほとんど設けられてこなかったこともあり、様々なユニットに参加しないと数が増えないという背景があると思われます。

※3期生楽曲=3期生12人によって歌唱される「三番目の風」(17th「インフルエンサー」収録)、「思い出ファースト」(3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」収録)、「未来の答え」(18th「逃げ水」収録)、「僕の衝動」(19th「いつかできるから今日できる」収録)、「トキトキメキメキ」(20th「シンクロニシティ」収録)、「自分じゃない感じ」(21st「ジコチューで行こう!」収録)のこと。

結論…

3種の調査を総合的に見ると、やはり1期生が上位につけています。グループ創成期を担ってきた1期生ですから納得の結果ですね。特に「御三家」の3人はグループの大黒柱、象徴ともいえる存在であることが数字で現れた気がします。

ただ、ライター自身は分析や統計などの専門家でもありませんし、今回の調査はあくまで個人の趣味の範囲で行ったものですので、調査時に不備があるおそれもあります。また、これ以外の比較方法・調査方法が存在し、その方がこのテーマにおいてより妥当な結果を示すかもしれません。データ及び分析等はあくまで参考程度にご覧ください。また、以上のことから、今回は、「一番参加しているのはこのメンバー!」とは明言しません。判断はご覧の皆様におまかせします。
ライター自身は、この3種だと「参加率」で算出するのが一番適切ではないかと踏んでいますが、必ずしもそうはいえなさそうですので。

以上、ライターの個人的疑問を調査してみた件でした。


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