海外FXマスターnoteアイキャッチその1

ヤマアニキ式|最も合理的で、シンプルなのに有効な、デイトレ思考。

※タイトルには「デイトレ思考」とあるが、相場状況によってはスイングトレードになることもよくある。

※この手法を使って損失が出ても、オレは一切責任を負わない。「投資は自己責任」であることを自覚してくれよな。

※このnoteは、FXの経験があるもののトータルで勝てていない人を想定して書いている。だが、すべての内容を、FXの経験が全くない人に読んで添削してもらっているので、初心者でも理解できるようにはなっていると思う。


オレがヤマアニキだ。

ホームページ:海外FXマスター

Twitter:https://twitter.com/yamaaniki_fx

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今回、このnoteを作成した理由は「一生負け組トレーダー」を助けたいと思ったからだ。あまりに負け続けているかわいそうな養分トレーダーが多いんでな。もしnoteを最後まで読めば、勝率の高い戦い方を知ることができ、そしてトータルで勝ち続けられるいわゆる「常勝トレーダー」を目指せるようになる。


「勝率の高い戦い方」というのは、言ってしまえばトレンドフォロー(順張り)だ。逆張りとか、短い時間足チャートの形から判断する小手先のテクニックとか、そういうもんじゃない。だから読む人の中には、「大した手法じゃなかった…」とガッカリする者もいるかもしれない。しかしシンプルで、世界中のトレーダーが同じトレンドフォロー型のトレードを行っているからこそ、有効だということを忘れてはならない。


冒頭で「“一生負け組トレーダー”を助けたい」と言ったが、別にボランティアがしたいわけじゃねぇ。「金を払ってでも知りたい」と、そう本気で思っている奴だけ買ってくれ。なんせオレの人生の貴重な時間を割いて、わかりやすくまとめたんだからな。最初の値段は100円に設定した。


これまで市場に高い授業料を払いながら体得した手法なので、本当は9,800円で売りたいところだった。ただ、いきなりこの値段で売り出しても購入者側にはハードルが高いと判断し、売れ行きによって値段を段階的に上げていくことに決めた。


さて、noteの内容は【無料の部分】【有料の部分】に分かれている。


==【無料の部分】=======

・どうして毎回負けてしまうのか?

・損切り貧乏の正体

・損小利大を実行するために必要な考え方

・利確のタイミングがわからない人が知っておきたい思考

・FXは勝てないようになっているのか?

・トラリピのほうが楽なのか

・なぜポジポジ病が治らないのか?

・ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析はどっちを主体にすればいいのか?

・インジケーターは本当に必要なのか?

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==【有料の部分】=======

・オレのMT4設定(MT4のチャート画面におけるカラー等のカスタマイズ設定、実際に使っているインジケーターの数値設定と設定理由)

・トレードに有利な通貨ペアを探すためにオレが毎日やっている5分のルーティーン ~超簡単時短相場感~(ルーティーンの詳しい手順と、トレードの有利不利を判断している7つの具体例・あらためてトレンドフォローが有利であることを再認識するチャート図)

・ポジションを持つタイミング(トレンドフォロー型でトレードする時の具体的なポジションを持つタイミング、考え方)

・利確のタイミング(オレが実践している利確判断。2つの考え方)

・オレがFXをする上で大切にしている5つのこと(破滅しないための5つの経験則)

・おまけ【MT4を利用したFXデータ分析シート】(オープンオフィスの表計算ドキュメントで作った分析シートがダウンロードできる。エクセルでも利用可能。ウイルスなどの関係でダウンロードするのが怖い人のために、どこのセルにどんな関数・計算式を入力しているかも記しているから、自分でイチから作ることも可能。使い方も解説している)

・最後に(勝てるトレードに気付けたきっかけの話)

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では、FXで勝ち残るための話を始めようではないか


【無料の部分】

どうして毎回負けてしまうのか?

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「FXでどうして毎回負けてしまうのか?」

その答えは、手法を1つに絞り切れていないからだ。


例えばお前はトレードを始める時にこんなことを考えたことはないだろうか?

★「ラインを割ったからトレードしよう」

「上がりすぎているから一旦下がるだろう。売り」

「ロットを下げてお試しでトレードしてみよう」

「このラインを下抜けたら売りで、反発&上昇するようなら買い」

どれか1つに絞ってトレードしているならまだマシだ。でももし、日頃からこれら複数のことを考えて、その時々の思い込みで手法を使い分けているのなら、一生負け組トレーダーで人生を終える。


それぞれのトレードの種類を確認しよう↓

「ラインを割ったからトレードしよう」→割った方向に動き始めると考えるのならトレンドフォロー型

「上がりすぎているから一旦下がるだろう。売り」→上昇の勢いに反して売りで仕掛けようとしているから逆張り型 or レンジ相場を想定した逆張り型

「ロットを下げてお試しでトレードしてみよう」→トレードにお試しなんてねぇ。常に真剣勝負だろ。ただのギャンブル型

「このラインを下抜けたら売りで、反発&上昇するようなら買い」
→そのラインだけで次に動き出す方向が決まると思っている、残念な勘違い野郎型

どうだ?どの考え方も、手法の種類が別物なんだ。このように、複数の手法を使い分けようとするやり方、要するに、手法を1つに絞り切れていないやり方は、そもそもどの手法が自分にとって一番有効なのか判断できていない証拠だ。さらに、色んなやり方をしていると、自分のトレードルールがブレる原因にもなって、負けが重なり、精神的に弱って、ギャンブルトレードが増えてしまうことにもつながる。


FXで色んな手法に手を出してしまっている状態はな、まるでスポーツ界のオールラウンダーを目指し、すべての種目で良い成績を残そうとしていることと一緒なんだ。

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もし友人が「水泳・陸上短距離走・卓球・サッカーのすべてにおいて、大会で入賞できるくらいに実力を付けたいんだよね」と言ってきたらどう思う?普通に「一番得意なスポーツに絞れば?」と思わないか?


FXもそれと同じだ。トレードも、得意な1つの手法に絞って、一貫して極めて、ブレずに集中して取り組まなければならない。それが出来なければ狩られて負ける。まぁ、手法を1つに絞ったとしても、トレンドフォロー型に辿り着けない限りずっと負け組のままだけどな。


とりあえず今は、

「二兎を追う者は一兎をも得ず」

この事実を受け入れろ。


オレは完全にトレンドフォロー型のトレードで、トレンドが発生している時しかトレードしない。そして、そのトレンド相場の時が勝率が高いことを知っている。だからトータルで勝ち続けられているんだ。


損切り貧乏の正体

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「損切りが多くなってしまって、利益が出た取引があったとしても、トータルではマイナスで終わってしまう…」

やたら損切りの回数が多くて、結局資金を減らして終えてしまうトレーダーはめちゃくちゃいる。「FXは9割が負ける」と言われているだけはあるな。


「損切り幅が狭い」ことについてどう考えているだろう?もし漠然と「広いよりかは狭いほうがいい」と考えているのなら、その固定概念を捨てろ。別に「損切りをするな」と言っているわけではないぞ。


損切りっていうのはな、幅で決めるものじゃないんだよ。よく「損切り幅は50pipsで」とか言ってる奴がいるが、オレから言わせてみれば完全に間違っている。なぜなら、通貨ペアによってボラティリティ(価格変動の大きさ)が全然違うからだ。

(GBPJPYとAUDJPYの、同じ日時の値幅↓)

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まぁ、通貨ペアによって損切り幅を変えていたとしても、pipsで固定している時点で間違っているんだが。


ズバリ損切り幅は、その時のチャートの形を見て“場所”で決めるんだ。

これから「トレンド」の話も交えて説明していくから、少し話がそれるが、とりあえず↓のGBPJPYの4時間足チャートを見てくれ。

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オレのチャート分析の結果では、このチャートは下降トレンドに認定された。詳しいチャートの分析方法やトレンドの判断方法は【有料の部分:トレードに有利な通貨ペアを探すためにオレが毎日やっている5分のルーティーン ~超簡単時短相場感~】で解説している。

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トレンドはジグザグに動いていくのだが、下降トレンドの場合はジグザグと動きながらどんどん下がっていくんだ。

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より厳密に言うと、下降トレンドとは、次の安値は前回の安値より低く、次の高値も前回の高値より低くなる。★重要★


投資の世界には、有名な「ダウ理論」という考えがあるのは知っているか?これを知らないとFXのスタートラインにも立てていない。

★ダウ理論とは:トレンドは明確な反転シグナルが出るまで効力を持つ

ダウ理論は6つの基本理念から成り立っている。「トレンドは明確な反転シグナルが出るまで効力を持つ」という基本理念はそのうちの1つだが、ぶっちゃけこれだけ覚えておけばいい。要するに、トレンドが発生したら、よほどのことがない限りトレンドはずっと続いていく。


1. トレンドが発生したら、よほどのことがない限りトレンドはずっと続いていく

2. 下降トレンドとは、次の安値は前回の安値より低く、次の高値も前回の高値より低くなる。★重要★

この2つを組み合わせれば、どこに損切りを設定すればいいかわかるはずだ。


では改めてGBPJPYの4時間足チャートを見てみよう↓

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下降トレンドと判断している時点で、ショート(売り)しかしないのだが、この時点(黄色い○)でショートした場合、損切りはどこに設定すればいいか?

まずは投資家心理から確認していこう。

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ショートする場合、当然ながらなるべく高いところでショートしたいはずだ。このチャートを見ながら、大多数の投資家が「なるべく価格が戻ってきたところで(上昇してきたところで)売りたい」と考えている。

しかし、もしかしたらこれ以上上がってこない可能性だってある。だとしたら、今すぐにでもショートしたい。

このように、どこで勝負(売り)を仕掛けるか心理戦が始まっているんだ。

ダウ理論は広く知られている基本理念だから、みんな、前回高値まで価格が戻ってくるとは思っていない。「今後価格はもっと下がっていく」と考えているのだから、「どこかでショートしたい」「このトレードチャンスを逃したくない」と考えている。


続いて、このチャートからわかることを2つまとめてみた。

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1つは、ダウ理論に従うのであれば、今後は前回の高値を超えてくることはない。そこまで上がる前にショートしたい人たちが売り始めるからだ。

2つ目は、今後チャートはどこまで上がってくるかわからないということ。1つ目でも言った通り、前回の高値は超えないだろう。でも、前回高値よりも下の価格帯については、どこまで戻してくるか(上がってくるか)わからない。


この2つを踏まえた上で、損切りラインを設定するならココだ↓

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損切りラインは前回高値に設定するのが正解である。下降トレンドなら、前回高値までは上がってこない。さらに、しばらく待っていれば今後は下がっていくはずだ。そうすれば利益が出る。損切りに遭わず、利益だけが得られる。勝利のトレードだ。

ダメな例が、↓のように損切りラインをすぐ上に設定してしまうやり方。

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勝手に「もう下がっていくだろう」と思い込み、すぐ上に損切りラインを設定してしまっている。もし予想に反してさらに上昇してしまっても、すぐに損切りするから損失が少なくて済むし、また落ち着いてショートチャンスを探すのも悪くないように思うよな?でも違う。勝手に次の高値を思い込みで決めてしまうのは良くない。なぜなら、そうやって予想を連続で外してしまうと、1個の損切りは小さな損失になるとしても、何個か積み重なると大きな損失になってしまうからだ。

また、結局下がっていくのであれば、損切りせずにずっとショートポジションを持っておけば良かったことになる。要するに、この小さな損切りは「全くの無意味な損切り」ということだ。わざわざする必要がなかったんだ。お前は間違ったやり方で無駄に損失を膨らませたんだよ。だからいつまでも損切り貧乏なんだよ。

お前が勝手に高値を決めるな。決めるのはマーケットだ。高値というのは、チャートがさらに安値を更新して、結果論でようやくわかることだ↓

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じゃあもし、損切りラインを前回高値に設定しておいて、残念ながらそこまで上昇してきてしまい、損切りに遭ってしまったら?この1回の損失は結構大きなものになるかもしれない。だが、もし小さくて無意味な損失を繰り返していたら、そのほうが大きな損失になる可能性もある。オレは実際にやったことがある。小さな損失を繰り返した時の合計損失額のほうが大きくなった。だから、経験上、無意味な損切りはしないほうがいいことを学んだ。

また、前回高値まで上昇してきてしまったなら、ダウ理論が否定され、下降トレンドが終了したことを意味する。もっと優しく説明すると、前回高値まで上昇したということは、それだけ上昇の勢いが出てきており、投資家心理が「もしや下降トレンド終わった?」に変化する。

トレンドが終了してしまったのなら、自分のトレードルールに従うと、次にトレンドが発生するまではトレードできない。だから今後はこの通貨ペアで無駄にトレードすることを避けることができるんだ。これこそ意味のある損切りと言えよう。


だから、「損切り幅が狭い」というのは、必ずしもいいこととは限らない。むしろ無意味な損失を積み重ね、合計損失額を大きくしてしまう危険性があるのだ。これが損切り貧乏の一因と心得よ。


あと、言うまでもないが、そもそもトレンドを認識できない奴は相場の状況を読み間違えているから、的外れなトレードを繰り返し、損切りは増える。この損切りは、トレード自体が勘違いトレードだから、もはやそれ以前の問題である。


損小利大を実行するために必要な考え方

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損小利大とは、合計損失額を小さく、合計利益額は大きくして、トータルの損益をプラスにすることだ。トレードの世界には絶対はない。だから負けることも当然ある。その中で、損小利大を実現しながら生き残っていけるのが常勝トレーダーだ。


じゃあ、損小利大を実現するためには、どうすればいい?勘違いしている奴らはみんなこう考えている↓

×損小:損切り幅を狭くする

×利大:利確幅は、損切り幅よりも広くする

例えば、単純に「損切りは10pips!利確は20pips!」とかでトレードしてしまっている。ふざけんな!誰だこんな間違ったことを広めた奴は!


正解はこうだ↓

○損小:トレンドを把握し、無駄な損切りを減らす努力をする

○利大:利確こそ正義!ある程度満足できるところまで含み益が伸びてきたら強い意志で利確する(利確については次の章で解説する)


無駄な損切りを減らすことの大切さについては、さっき【損切り貧乏の正体】の章ですでに解説した。

「損切り幅を狭くする」行為を×にしたが、たぶんこれはスキャルピングとか、逆張りとか、別のトレードスタイルの奴らからしたら大切なことなのかもしれない。

ここで言っているのは、あくまでトレンドフォロー型のトレードスタイルにおいて、「損切り幅を狭くする」行為は必ずしも正しくないよと言っているだけだ。

なんたって、トレンドを把握できている時点で、勝率の高い勝負に挑んでいることになっているんだからな。トレンドフォロー型では、無駄な損切りを減らすことがとても大切なんだ。

無駄な損切りを減らすことができれば、利益が損切り幅以下だったとしても、自然と利益のほうが積み重なって損小利大になる。言い方を変えると、トレンドの見極めが上達し、勝率の高い相場を探せるようになれば、自然と損小利大になる。


損小利大には、勝率が重要だ。トレンドがないならトレードは我慢し、トレンドを見つけたらトレードすればいい。


損小利大とは、トレンドを見極めて(勝率の高い相場の時だけトレードして)、無駄な損切りを減らす(自然と利益が積み重なっていく)こと

これが真の損小利大だと頭に叩き込んでおけ!


利確のタイミングがわからない人が知っておきたい思考

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利確の最適なタイミングをドンピシャで当てられる人間はいない。なぜなら、マーケットに参加している機関投資家(大金を動かしている人)たちがどこで利確を始めるか、わかる人はいないからだ。

※チャートを形作っているのは大金を動かしている機関投資家

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本当は含み益が最大になるところで利確したいところだが、↑のチャートで言えば、どこまで下がるかわからない。まだまだ下がるかもしれないし、もう下がらないかもしれない。だから自分の意志を強く持って利確しなければならない。答えになっていないようだが、これが現実だ。


オレが一番に伝えたいことは、「利確」こそがFXをする上で一番難しい技術だということ。


含み益が出てきた時、人間は欲望に支配される。増えた含み益のことを、まだ利確していないのに自分の資金と錯覚してしまう。含み益が減ることを恐れ、利確するのが早すぎてしまう(利を伸ばせない)。「まだ伸びる」と欲張って利確が遅れ、価格が戻ってきて、結局増えた含み益を失ってしまう。または含み損に突入してしまう。


まぁ、多くのトレーダーはラインを引いたり、チャネルを引いたりして、利確目標を立てているだろう。オレもその1人だ。もちろんそれだけではなく、利確する判断材料はほかにもいくつかある。詳しいことは【有料の部分:利確のタイミング(2つの考え方で解説しよう。


FXは勝てないようになっているのか?

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「FXは勝てないようになってる」

「FX業者によってチャートが操られ、俺の損切りが狙われた」

「FXはただのギャンブルだからやらないほうがいい」

こんなことを言う奴らがいる。


たしかに、FX業者が裏で何をやっているかなんてオレにはわからない。だが、「勝てないようになってる」や「ただのギャンブル」と言うのは完全に間違っている。こういう奴らはトレードルールが確立されていないし、FXの一般常識も抜けている。


例えば、「自分がトレードするといつもすぐマイナスになる」と言う奴がいる。笑っちまうぜ。トレードして含み損を抱えるのは頻繫に起こるごく普通のことだ。何の問題でもない。


逆に、もし「自分がトレードするといつもすぐプラスになる」なんて奴がいたら、そいつはチャートの底と天井を当てることができる、まさに神か未来人だ。

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↑のように、底と天井を何度もドンピシャで当ててトレードすることなんて、個人のトレーダーには絶対にできない。


何度も言っているが、チャートを形作っているのは機関投資家(大金を動かしている人)たちだ。要するに、底で買って、天井で売っているのは、大金を持っているトレーダーなんだ。ここまで言えば、トレードに含み損は付き物だってことを理解できたろ?


個人トレーダーにとって大事なことは、含み損を抱えたとしても、自信を持ってそのポジションを持ち続けられるかどうか。

※ポジション:現在のトレードで保有している通貨の数量のこと(例:「今、1ロットの買いポジションを保有している」=1ロットをロングしている)

そして、自信を持ってポジションを持ち続けるには、トレンドを把握していることが必要だ。


FXで勝てない人、FXをギャンブルだと思っている人は、相場感が全くない。チャートがどちらに動いていきそうか、分析できていない。トレンドが発生しておらず、リスクを背負ってまで勝負(トレード)する状況じゃないのに、なぜかトレードする(自滅)。


FXで負け組に転落している奴は、すべて自分が悪い。誰かのせいにするな。責任転嫁するな。甘えるな。


トラリピのほうが楽なのか

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トラリピとは、FX業者「マネースクエア」のサービス。一定の値幅で自動的に売買を繰り返し、利益をコツコツ積み重ねていく手法だ。

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資金管理さえしっかり行えば、何もしなくても勝手に利益が増えていく。チャート分析もしなくていい。トレードで精神的につらい思いもしなくて済む。だからとっても楽。


ただし、トラリピは基本的に損切りをしない手法なので、トレンドが発生した時に大きな含み損を抱えることがある。許容を超えたトレンドが発生すると、膨らんだ含み損に耐えられなくなり、強制ロスカット(一発退場)に遭うリスクもある。強制ロスカットが起こらないように徹底的に厳しく資金管理したとしても、負けはしないが月利が低くなる。だいたい月利0.2~1%程度。


オレも数年前にアイネット証券のループイフダンを使ったことがあるが、安全性重視の運用を選んだので月利0.2~0.4%にしかならなかった。プラスで終えることはできたが、割に合わなかったので1年ちょっとでやめた。


資金が数千万円規模で用意できるなら、毎月の食費くらいはトラリピで稼げるだろう。だが、自分でトレードして勝てるのならトラリピなどやらない。なぜなら資金効率が悪すぎるからだ。トラリピを使っても、金持ちにはなれない。自分の人生を劇的に変えることは困難だ。


オレのトレードなら、月利5~20%は目指せる。もちろんトレンドが発生していない時はトレードできないし、負ける月もあるから、毎月5~20%を目指せるわけではない。しかし、強制ロスカットされないことを一番の目標にしながら戦える。


なぜポジポジ病が治らないのか?

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ポジポジ病が治らない理由は、チャートを見た途端、「次はこっちに動きそうだ」と勝手に思い込んでしまうところにある。なぁ、全部チャンスに見えてしまっているんだろう?実際はチャンスじゃないのに。


とりあえず↓のチャートを見てみろ。ポンド円の15分足チャートだ。

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ポジポジ病の奴はこういうチャートを見ると、すぐにチャンスだと思ってしまう。または、損切り幅を狭くしてトレードするなら、このタイミングでもトレードしていいと安易に考えている。少なくとも、ポジポジ病を発症していた昔のオレはそう考えていた。


例えば、まずこんな風に考える↓

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何度か反発しているところを見つけたから、そこにサポートラインを引き、すぐ下に損切りを設定して、ロング(買い)を仕掛けてしまう。どこで利確するか計画も立てずにな。


そしてこんな風にも考えている↓

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もしサポートラインを割って下落してくるようなら、次は安易にショート(売り)を仕掛ける↓


だが、結局素直に下落してくれることは少ない。

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すぐに含み損を抱え、「やっぱここでトレードしなきゃ良かった…」と後悔し、精神的に疲弊。こうなると破滅へまっしぐらだ。含み損状態の苦痛に耐えられず自分から無駄に損切りしたり、「もうこのトレードに賭ける!」とギャンブルトレードに走ったり、損切りしないトレードを始めたり、無限ナンピンを始めたり。


資金はどんどん減っていく。やがて「FXで勝てる人なんて存在しない」「FXはギャンブルと一緒だ」と諦める。


こんな奴が何度FXに挑んだって一生負け組トレーダーのままだ。勝てるようになるためには、学ばなければならない。自分のトレードをイチから改めなければならない。有効な手法を頭で理解して適切なタイミングで使わなければならない。


ちなみに、オレだったらこのタイミングではトレードしない。

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チャート分析をした結果、下降トレンドと判断したから、そもそもロング(買い)で勝負することは絶対にない。トレードするならショート(売り)だ。しかし、このタイミングでショートするには少し遅かった。もしショートするなら再度戻して(上昇して)からだ。

※トレンドの判断方法は【有料の部分:トレードに有利な通貨ペアを探すためにオレが毎日やっている5分のルーティーン ~超簡単時短相場感~】で解説している。


適切に相場を分析できていると、今の状態がチャンスかチャンスでないかを判断できるから、ポジポジ病にはならない。ポジポジ病で苦しんでいる人は、相場を正しく分析できるように成長しなければならない。


ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析はどっちを主体にすればいいのか?

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ファンダメンタルズとは、各国の経済状態を示す指標のこと。例えば、経済指標(雇用統計、消費者物価指数、貿易収支、GDP/国内総生産 など)、金融政策(金融引き締め、金融緩和)、要人発言(大統領や首相、財務大臣、中央銀行総裁などによる発言)、政治動向国勢など。


ファンダメンタルズの良し悪しによって相場は動く。だが、同じ経済指標で同じ結果でも、その時の景気によってチャートの動き方は異なる。


例えば、国の景気がいい場合は、ファンダメンタルズの結果がいいと、チャートもいい方向に動きやすい。逆にファンダメンタルズの結果が悪くても、チャートは悪い方向に動きにくい。


しかし、国の景気が悪い場合、ファンダメンタルズの結果が良くても、チャートはいい方向に動きにくい。そしてファンダメンタルズの結果が悪いと、チャートは悪い方向に動きやすい。


ということは、ファンダメンタルズ分析を主体にトレードするよりは、ファンダメンタルズを受けて市場参加者はどう受け取ったのかをチャートの動きから判断する方法(テクニカル分析)のほうが正確だ。


なにかの本でも言っていたが、チャートはすべてのファンダメンタルズを反映するから、テクニカル分析をするだけでファンダメンタルズ分析をしたのと同じ効果がある。


ただ、世界情勢の大まかな流れを知るのは純粋に面白いので、オレは何年もの間、モーニングサテライト(テレビ東京)を録画して毎日見ている。「世界情勢の勉強」と聞くと、新聞を読んだり、ネットニュースを確認したり、面倒くさいことを続けなければならない印象があるが、そんなことはない。経済番組を流し見していれば少しずつ知識がついていく。わからない用語はたくさん出てくるが、興味があるものについては自分で調べればどんどん詳しくなれる。


まとめると、FXをするならテクニカル分析を主体にトレード戦略を立てろ。でも「ファンダメンタルズは捨ててもいい」とは言ってない。


インジケーターは本当に必要なのか?

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インジケーターとは、テクニカル分析を助けてくれる、チャート上の指標(お助けツール)のことだ。


最初にインジケーターについて簡単に説明しよう。

まずはインジケーター無しで、チャートだけ表示するとこうなる↓

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まぁ下がっていることはわかるんだが、インジケーターを使ったほうがもっと把握しやすいんだ。

次は「移動平均線」というインジケーターを取り入れた場合を見てみよう↓

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ほらな、移動平均線をチャート上に表示させると、線の傾き具合から、現在どの程度の勢いで下落しているかが把握できる。また、過去のチャートの価格推移も、どの程度の勢いでここまで下げてきたか直感的にわかる。


「移動平均線」のように、チャートの進む方向(トレンド)が把握できるインジケーターのことを「トレンド系(のインジケーター)」と言う。そのまんまだ。


もう1つ。

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「RSI」「ストキャスティクス」など、チャートの「売られすぎ」「買われすぎ」が把握できるインジケーターもある。このような相場の行き過ぎが把握できるインジケーターを「オシレーター系(のインジケーター)」と言う。ぶっちゃけオシレーター系はいらないから、このnoteでは解説していない。

※オレが普段から利用しているインジケーターや、使い方、設定方法は【有料の部分:オレのMT4設定】で解説している


さて、本題に入ろう。

「インジケーターは本当に必要なのか?」


インジケーターには色々種類があるが、結局はどれも過去のデータから抽出しているだけ。要するにインジケーターで絶対的に未来を予知することはできないのだ。オレがFXを始めたばかりの頃は、「過去のデータを使ったところで勝てるわけがない」と感じていた。オレ以外にも同じようなことを考えている奴はいるんじゃないだろうか?


たしかに、インジケーターは過去のデータをチャート上に表示させただけだ。だからといって、役に立たないわけではない。むしろ今では、インジケーターを使いこなせない奴はトレードで勝つことは難しいと考えている。


例えば、トレンドを把握するには移動平均線が非常に役に立つ。【損切り貧乏の正体】の章でダウ理論の話をしたのを覚えているだろうか?

★ダウ理論の基本理念の1つ:トレンドは明確な反転シグナルが出るまで効力を持つ

もし、移動平均線を使い、現在のチャートでトレンドが発生していると判断できたら、そのトレンドは未来も続いていく可能性が高いんだ。


というわけで、インジケーターは過去のデータを表示しているだけではあるものの、うまく使えばトレンド相場を見つけ出すことができ、有利にトレードできるようになる。


【有料の部分】

ここから先は有料の部分となる。オレがどのようにトレンドを判断し、どういった思考でトレードしているのかを解説している。【無料の部分】と同様、チャートの画像を多用してわかりやすくしたつもりだ。


もし興味があったら購入してくれよな。

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