MT4/MT5 自動再接続インジケーター[AutoRecon]

概要

MT4やMT5の接続先サーバーを、自動的にpingのレスポンスが短いサーバーに切替えるインジケーターです。
VPSでEAを常時稼働させているが、時々以下のように最速じゃないサーバーに接続されていることありませんか?

週に一回程度、このサーバーのリストの1番上に接続を手動で切り替えている方はいると思います。
その切替え作業を自動化するインジケーターがAutoReconです。

機能説明

  1. サーバーの接続先を指定サイクルでサーバーリストの一番上に切替えます

    1. ローソク足確定時(始値のタイミング)に切替え

    2. 1時間毎の指定時間(分秒指定)に切替え

    3. 既にサーバーリストの一番上の場合は変更しない

  2. サーバーの再スキャンを指定サイクルで行います

    1. 毎日または指定曜日の指定時間(時分指定)にサーバーの再スキャン実施

サーバーリストはMT起動時や回線再接続時に自動的に更新されます。
しかし、VPSなどで常時運用している場合には、MTを起動したままのためサーバーのリストの更新は回線が切断されない限り行われません。
また、サーバーのリスト更新を自動であろうが手動であろうが実施されても、サーバーリストの一番上を選択はしてくれません。

つまり、サーバーリストの一番上を選ぶには手作業で選択を行う必要があります。
しかも、サーバーリストが更新されない状況が続く場合は、サーバーの再スキャンも手作業で行う必要があります。

せっかくのEAによる自動売買を行っているのに手作業が介入するのは少し面倒なので自動化しちゃいましょう。

ThreeTraderの場合

以下の画像は、ThreeTraderの操作履歴のログに私の推測した説明を追記したものです。(口座番号部分はマスクしています)

日曜日に、回線の切断が複数回行われて最終的にはサーバーの再スキャンにより「DC2 - Tokyo」が自動で選択されてしまっています。
NYのサーバーのレスポンスが早いのでNYに接続したいですが、MTは最速を選択してくれないためこうなります。
ThreeTraderは日曜日にこのような挙動が起こるため、月曜日の取引開始後に切替えすることが望ましいです。

AutoRecon使用方法

パラメーター

AutoReconのパラメーター画面です(MT4の場合)

▼再接続設定
ここでは、サーバーリストの一番上を選択するための設定を行います。
ローソク足生成時再接続(始値時)
trueに設定するとローソク足生成時(ローソク足確定後)にサーバーリストの一番上を自動選択します
再接続サイクル
ローソク足生成のサイクルを指定します
チャートの時間足と同じ粒度で設定が可能で、currentを選択するとAutoReconを適用したチャートの時間足が再接続サイクルとなります。

1時間毎再接続(時間指定)
trueに設定すると1時間毎にサーバーリストの一番上を自動選択します。
通常は1時間毎に選択する必要性はありませんが、Wifiなどで瞬断されるケースが想定される場合に有効です。
切替え不要な状態の場合は接続を維持しますので本設定を行うことでデメリットが生じることはありません。
指定分秒
再接続する分秒を指定します。書式は「MM:SS」の半角5文字です。
切替えが発生する場合は、接続が数秒間切れた状態になります。そのため始値でエントリーするEAはこの接続方法によりエントリータイミングで切断されている可能性を減らすことが出来ます。(指定時間はMTサーバ時間です)

▼サーバーを再スキャン
ここでは、サーバーの再スキャンを自動で行うための設定を行います。

サーバーを再スキャンする曜日または毎日のスケジュールを設定します。
朝スキャを行うEAの場合、取引前に接続環境の準備として利用できます。
時間
サーバーを再スキャンする時間を指定します。書式は「HH:MM」の半角5文字です。(指定時間はMTサーバ時間です)

インストール

以下のフォルダーに格納してください。
MT4の場合
\MQL4\Indicators\AutoRecon.ex4
MT5の場合
\MQL5\Indicators\AutoRecon.ex5

チャートに適用

MT4の例

MT4(またはMT5)のナビゲーターからAutoReconをマウスでドラッグ&ドロップしてください。
適用に成功するとCustom Indicator - AutoReconのダイアログが表示されます。

全般タブで「DLLの使用を許可する」をチェックしてください。

ご希望の設定にパラメーターを変更してOK押下。

注意点

MTの仕様もあり、チャートが更新されている時間帯でしかAutoReconが動作しない様に作成されています。
AutoReconを適用させる通貨の取引時間を確認して時間設定をしてください。
以下の例のUSDJPYは、土日にチャート更新が行われませんのでサーバーの再スキャンを土日に設定しても期待通りの動作が行われません。

1つのMTに対してAutoReconは1つだけの適用で構いません。複数適用しても特に問題は発生しませんので、サーバーの再スキャンを月曜日の0:05と水曜日の0:00に行いたい場合は複数適用してください。

本インジケーターは有料となっております。
インジケーターの入手をご希望の場合は購入をお願い致します。
インジケーターは、MT4版とMT5版のセットとなっております。
(購入後の返品は受け付けておりませんのでご了承ください。)

不具合やご要望はTwitterにご連絡ください。

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