2018年10月

 引き続きポップン20周年の気分。サークルのポップン仲間と5年前にコピバンをやって以来のゲーセンオフでロカマチをした。奇跡的に空いてて4人同時対戦が3回できた。腕にバラつきがある中で如何に楽しむかと考えて一度試してみたかったのが「レベル1」「レベル25周辺の超低速ノースピ」「レベル50」で、それぞれ面白い結果が得られた。レベル1では一打ごと順位が入れ替わるスリルがあり、低速ノースピでは認識力リズム感全振りのゲームと化し、50は異次元へ。また友達と一緒にいるノリでないと手だせないDANCERUSHも遊んだ。
 間を置かずしてポップン新バージョン「pop'n music peace」がリリース。稼働翌日に朝イチで触ってきた。まずもって驚かされたのがSerphとMarmalade Butcherの収録。しかも2曲ずつ。キュレーションもさることながら曲のキャラ付けもそれぞれ完璧なパッケージングで、やっぱりこういうことやってくれるのが好きなんだよな~と痺れる。オリジナル曲も山本真央樹氏の曲を常盤ゆうさんが歌ったフュージョンポップ「飛べない僕と鳴かない黒猫」やm@sumi & kidlit「雪夜の森のプリャースカ」を筆頭に良曲ぞろい。楽しいアニバーサリーが始まった。

 滑り込みで映画「aura aurora」を観た。アレルギー、サディサッズ、マダムエドワルダ、あぶらだこのライブドキュメンタリーフィルム復刻版。当時の熱気の伝わる貴重な映像、ではあるのだが、実はここ10年くらいで4バンドともライブを観ていた。その上で考えるとやっぱりそれぞれ直に見たときの方がイケてたなという印象。ただ現在アクティブでないバンドもあるしそれがこうして上映される機会も込みでの体験って感じがした。あとこの4つを「ポジパン」として紹介してるけど現在からしてその括りで語られるのってマダムくらいで、逆に当時のこれらを括れるムードにいまでは失われてしまった感覚が封じ込められてる気もする。

 20日、渋谷WWW XにErrorsmithを見に行った。10数年前のスタボイのノーウェーブ特集かなんかで知って聴いた#2に衝撃を受けたからかなりベテランなはずだけど、去年のPANからのリリースが話題になったのか客層は結構若かった。シンセがうなりを上げる冒頭から否応なしに高揚し、去年のアルバムよりダンスホール的なテイストのトラックが弾けると会場も大興奮。さらにそこから件の#2冒頭曲へ繋がる展開は長年の伏線が回収されるような想いがした。ひたすら強迫的に刻み続けるビートを変調していく、これ以上の悦びがあるだろうか?と言わんばかり心地良さそうに、クネクネしながらツマミを回す姿に心が浄化されるような思いすらした。右手側にツマミのついたでかい医療器具のような箱があり、それを弄ってトーキングドラムのようなことをやっていたのも印象的だった。ステージを終えて普通にロビーにいるのを見かけたが、いかにもシンセ好きそうなおじさんて風貌でますます好きになった。

 周りのサブスク未着手知人たちが一斉に始めたのに乗っかってSpotifyのアカウントを作る…はずが、すでに自分のメールアドレスで登録が済んでいるとのメッセージが出る。パスワードリセットを経てログインするとよくわからない英名IDに台湾在住、90年4月生まれのプロフィールになっている。その他アーティストやプレイリストが登録された形跡はない。誰だ…気味が悪いので一旦削除し新規に作り直す。それでひどく疲れてしまってそこから先に進めない。

 思い付きでインスタのストーリーズに15秒演奏動画を上げ始めたのが続いて10月はほぼ毎日ギターを触っていたと思う。ついでにこれ弾けるようになりたいなってのを毎日少しずつ練習するんだけど漠然と続けて3週間もすると飽きちゃう。何事もこんな感じでぬるく始めて適当に飽きて熱が入らない。

 10月の買い物。タワレコでここぞと新譜中心に買い込む。

 28日はM3。最低限に抑えようと注意しつつも春に行けなかった分を回収したり通りかかりで「この方が出してるのか!」と飛びついたりで結局20枚オーバー。(古川もとあきさんにサイン&握手して頂いた!)


 話題になっていた髙嶋政宏『変態紳士』を読んだ。遅読の自分には珍しく買って2日で読了。「プライドを捨て変態を晒す」「墓参り」などがなんとなく自分に発せられた号令のように思えた、秋の夜長。

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