見出し画像

FX 移動平均線の使い方【グランビルの法則】

チャートに移動平均線を使っている人は多くいると思いますが
『ただ表示されている』『なんとなく』という使い方をしている人も多くいると思います。
その『ただ表示させている』という状態から『意味がわかって表示させている』に変えれるよう基礎を書いていきます☺


移動平均線とは

ある一定の価格から平均値を計算し折れ線グラフで表したもの
これは教科書にもよく載っていますいますね

ある一定というのは
例えば数値を5に設定するするとその時間軸の5本分の価格平均値が折れ線になって表示されます。
この数値は人それぞれで、複数表示させたり単体で使ったり出来ます。

移動平均線の使い方

移動平均線がローソク足の下にある場合は上昇トレンド中
移動平均線がローソク足の上にある場合は下降トレンド中
移動平均線がローソク足と絡んで横向きはレンジ
と判断することが出来ます。

移動平均線が下にあると下値を支えていることから下値支持線になり抵抗するラインとしても使われます
逆に上にあると上値を押さえていることから上値抵抗線になります。

ゴールデンクロス

長期の移動平均線を短期が下から上に突き抜けることをゴールデンクロスと呼びます
上昇を示すサインとして使われます。


【どうしてそれが買いサインなの?】
よく教科書にそうは書いているもののなぜそうなのか考えたことはありますか?
長期足はまだ売り目線、その時に短期はトレンドを転換してきている。
どちらが勝つのか?という目線がバラバラの時です。

図に書いているようにゴールデンクロスというのは短期と長期の目線が同じ方向に合致したというサインになります。
なので買う方が勝ちやすいという示唆になります。
もちろんダマシもあります(実際のチャートではを読んでください)


デッドクロス

長期移動平均線を短期移動平均線が下に突き抜けることをデッドクロスと呼びます
売りのサインとして使われます。

パーフェクトオーダー

表示する移動平均線の数値は色々ありますが、例として
20(短期)・80(中期)・200(長期)の3つで表示させてます
パーフェクトオーダーというのは、
ロング優勢だと
上から短期・中期・長期の並びで3本の移動平均線が右肩上がりの状況
ショート優勢だと
上から長期・中期・短期の並びで3本の移動平均線が右肩下がりの状況

なのでこの図の状態だとロング優勢のパーフェクトオーダーになっているので買いが強い見方になります。

ゴールデンクロス・デッドクロスを実際のチャートみると?

実際移動平均線は後追いなのでどういう風な状況かというと↓

このように転換したときにサインが出るのではなく
デッドクロスした瞬間は価格が下降している
ゴールデンクロスをした瞬間は価格が上昇している
この位置からエントリーするとなると『ダマシ』にあったりするので
デッドクロスが出た場合は図の③のように戻り売りをまつ
ゴールデンクロスが出た場合押し目買いを待つ
そうすると移動平均線もパーフェクトオーダーになりよりその方向に伸びやすいとみれます。

グランビルの法則8つのパターン

移動平均線をより応用して使うとなると『グランビルの法則』という見方があります。
1~8の目線があります。見慣れないうちはあまりピンとこないかもしれませんが意識して意味を理解すると見やすくなります

グランビルの基本の図

実際のチャートでどのようになっているかというと・・・
GBPUSD1時間足ラインチャート(2023.10)


④と⑧は慣れないうちは難易度が高めと思っています。
まずは、押し目買い・戻り売りが見えるようになるのが見やすくなるコツです★

②・③は上昇中の押し目買いとして買えます
⑥・⑦は下降中の戻り売りとして売れます

①・⑤トレンドが変わる初手になりますね



買いのサイン4つ

移動平均線の下にローソク足があったが、実体で移動平均線を上抜け買われるポイント


移動平均線の上にローソク足があったが下に割り込み
トレンド転換せず再度上抜け、上昇トレンドが継続し買われるポイント


上昇中に押し目を拾う買い方
上向きの移動平均線を割ることなく、反発して買われるポイント


下降中の買いになる。条件が揃えば底値圏をとらえることが出来るが、まだ移動平均線は下向きなので気を付けるところ

売りのサイン4つ

ローソク足が移動平均線の上にあったが実体で移動平均線を下に割りこんできたところ。


下向きの移動平均線を上に抜けてトレンドを転換せずそのまままた再度移動平均線を割り込み下のトレンド継続。



移動平均線の下にローソク足があり、乖離するも移動平均線に戻ってきてそこを越えられず下に落ちる。
流れが継続している=トレンドフォローですね

上昇中の売りになる。条件が揃えば天井圏をとらえることが出来るが、まだ移動平均線は上向きなので気を付けるところ

まとめ

移動平均線は使っている人が多いインジケーターになるが、なんとなく表示させていると意味がない。
相場の強弱や方向性を見極めるのに使いやすいものです
移動平均線・グランビルの法則は市場心理として使われていることが多いので基礎として学んでおいた方がより見やすくなると思います
同時に『ダウ理論』も多く使われているのでまた別記事であげます☺


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?