FXノート「リカバリーポジションとベッティングポジションについて」

・深夜12時半ここから上昇トレンドが転換し、午前4時までに60PIPSほど下げ続け、この下落の過程で2つのミスをして苦戦を強いられた。

ひとつ目はエントリールールを無視してエントリー(画像黄色丸)して22万円の損失。

直後のリカバリー(画像水色丸)は切られた後での買い直しで、急落した際のリバウンド狙いのロングなのでルール上問題なし(+9万円)。

致命的だったのは二つ目のミス(画像ピンク丸)で、ちょっとした戻りを見て上昇すると想定し、売買ルールとは無関係でロングしたこと。


下落中にリカバリーポジション(画像水色丸)よりも上でロングで入ると、買値平均が悪くなり、長期的には勝てない可能性が高い。

損失を早く取り戻そうとあせったのが失敗の原因で、これが致命的な損失(-21万円)だった。

一方、画像緑丸部分のひとつめのロングは、上記ミスポジションが切られる直前の段階で、ルール通りに急落の反転を狙ってロングで入り+13万円。

その後のベッティングポジション(画像緑丸部分の二つめのロング)は、ルール通りにリカバリーポジションよりも下値でロングで入って+18万円。

このベッティングポジションは、たとえ結果的に負けても受け入れるべき負けであり、検証上、長期的には期待値がプラスの可能性が高いと判断している。

水色丸部分とピンク丸部分で建てた2つのロングポジションと、緑丸部分で建てた2つのロングポジションとの違いがわかるだろうか。

上記はちょっと専門的な話になって話が難しくなったので、再度まとめ直すと、

①原則的にナンピンはしないこと 
→例外は急騰急落時にさらに急騰急落が継続する可能性がそこそこ高いと判断し、
最初から想定してポジション数を半分程度に落として分割エントリーした場合。

②買い直し(または売り直し)は積極的にしたほうが良い
→ポジションを保有している最中に、別に新規ポジションをもつことが「ナンピン」で、
保有ポジションがロスカットされる直前や、ロスカット後に保有ポジションがない状態で、
エントリーするのが買い(売り)直しで、これをリカバリーポジションと呼ぶ。

③買い直し直後(5分間程度まで)にさらに急落したら、
①で前述した例外的なナンピンすると勝てる可能性が高い。

ただし、さらに安値を更新されたらロスカットしないと大損するので注意する。

最初にロスカットしたポジション数と比べて、ナンピンによって2倍のポジションを持つことになるので、ベッティングポジションと呼ぶ。

投資ではルールを無視して勝っても、再現性がなければ長期的に何の意味もなく、
ただ単に運で勝てたに他ならない。

つまり結果が上手くいったから良いのではなく、ルール通りにできたかどうかをより重視すべきであり、常に長期的な視点に立って投資を続けることが、唯一、勝ち続ける秘訣である【自戒もこめて】。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?