FXノート「分割エントリーとベッティングについて」

・分割エントリーとは、文字通り「分割」して「エントリー」することがある。

私の場合は、トレンドが出そうな局面ではよく使う建玉操作で、高等な技術ではあるが、かなり有効性の高い手法である。

一見すると「ナンピン」に似ているが、いくつかの点で異なり、「ナンピン」よりも安全かつ、優位性のある技能である。

・具体的事例を下記のチャート画像で見ていくと、この例では「ユーロ円」の強いトレンドで苦戦した。

最初の売りエントリー(分割売り①)は100万通貨で入った。

残念ながらこのポジションは損切になり、21万円ほどの損失となったが、
切られたのちに、さらに高いポイントで再度売り(分割売り②)で入った。

このときのロットも、100万通貨である。

このポジションは薄利で逃げる瞬間があったが、最初の21万円の損失をカバーできなかったので、利を伸ばす作戦にして、結果的には失敗だった。

その後、この100万通貨もロスカットになり、20万円以上の損失。

そこで100万通貨の倍の200万通貨で売り(分割売り③)、今度は利食いを伸ばすのをやめて、素直に利食い、+17万円の利益となった。

・上記の話を読んで、大半の読者がどう思うだろうか?

「負けたらすぐエントリーし直したり、2倍のロットで仕掛けるのは危険すぎる」と思ったのではないだろうか。

確かにリスクがないとは言わないが、重要なのはリスクを避けることではなく、リスクを管理することである。

「分割エントリー+ベッティング」の具体的なやり方としては、その時々の相場の状況で臨機応変に変える必要がある。

現時点で私が一番利用している「ベッティング比率」は、1-1-2-4というパターンである。

具体的には、

①最初のポジションを例えば100万通貨でエントリーする

②最初のポジションを切られたら、再度100万通貨でエントリーする

→売り(買い)直しと呼ばれるやり方で、この点が「ナンピン」との決定的な違いである。

ナンピンの場合は、最初のポジションを切らない状態で、ポジションを積み増すので、どんどんロットが増える。

また、悪値のポジションを切らないで残すことになるので、全ポジションのトータルでプラスに持ち込むのは至難の業である。

→エントリーしたら、必ずロスカット(逆指値)を入れること

③2発目のポジションを切られたら、今度は200万通貨でエントリーする

→何回まで買い直し、売り直しをするかを、事前に決めておくこと

→無限にベッティングする(ロットを増やす)ことはできないので、ここまで逆行されたらすべてロスカットして終わりにする撤退ラインを決める必要がある。

これらがすなわち、リスクを取ると同時に、リスクを管理することである。

・今までFXトレードを十万回以上も経験してきて強く実感するのは、毎回同じロットでは勝ち続けることは、極めて困難と言わざるを得ない。

なぜならば、為替相場の値動きには、勝ちやすいパターンと負けやすいパターンがあるからである。

したがって、時間帯分析や値動き分析によって、勝ちやすいと判断したら、売買ロットの増やし方(つまりベッティング比率)を、1-1-2ではなく、1-2-4とするのも「あり」である。

その一方で、難しい値動きパターンになる可能性が高いと判断したら、1-1-2ではなく、初回を半分のロットで入り、例えば0.5-1-2などの工夫が必要である。

ちなみにこのようなロットの操作は、プロの世界では当たり前である。

投資を離れた「ギャンブル」の世界のプロでも、勝てる可能性が高いところで、大きく張るというのは、まさに一緒である。

もちろんトレードとギャンブルは同じではないという意見もあると思うが、再現性がなければ長期的に何の意味もないのは、トレードもギャンブルも同じだ。

したがって、「分割エントリー+ベッティング」のテクニックを自分なりにルール化し、そのルール通りに過去の相場の検証をすることを強くお勧めしたいと思う。

常にトータルで勝つという視点に立ってトレードを続けることが、唯一、勝ち続ける秘訣であると確信している。

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