FXノート「最大レバレッジに対する誤解について」

そもそもFXのメリットは何だろうかと考えてみると、株などの他の金融商品と比べて、小資金で投資が可能なのことではないだろうか。

それなりの利益額を狙う場合、株では最低でも数百万円は用意する必要があるが、FXの場合、国内業者で数十万円、海外業者で数万円からの運用が可能だ。

この「小資金」で投資をはじめられるというメリットが、年々国の規制により失われてきているのは、読者もご存じのことだと思う。

2010年までは、国内のFX業者の最大レバレッジは数百倍のところが大半で、400倍などというハイ・レバレッジで運用可能なブローカーがたくさんあった。

しかし現在では、個人口座の最大レバレッジは25倍までと規制され、法人口座も先日から大幅な規制(おおむね50倍程度)が開始された。

ちなみに、ハイ・レバレッジが危険だと勘違いしている投資家がいるが、それはあらゆる意味で誤解であると断言できる。

例えば、最大400倍のハイレバレッジが可能なFX業者では、MAXで自己資金の400倍までの運用ができるという意味であり、逆に言うと、1倍でも5倍でも10倍でも、1~400倍のどのレバレッジでも運用が可能ということだ。

一方、最大レバレッジが25倍のFX業者の場合、1~25倍までのレバレッジで運用が可能ということに他ならない。

FXにおけるレバレッジを、別の例で説明するとわかりやすいのだが、時速400KMまで出るスポーツカーを運転すると、一見、事故を起こしそうなので、
リスクが高そうに見えるが、自分の技能に合わせてスピードを抑えて運転すればよいだけのことだ。

もちろん運転免許証を取得したばかりの、初心者マークをつけたドライバーが、いきなり猛スピードで運転をするのは危険であることは言うまでもない。

しかし、事故を起こす原因はすべて、車の性能(MAXスピード400KM)が良すぎるからだと決めつけて、全ての車にスピードが出ないようにリミッターを付けさせるのが日本という国である。

確かにMAXスピードが25KMしか出ない自動車(←実際にこんな車はないが)では、事故を起こしても、そのケガはたいしたことがないかもしれないが、目的地(目標利益)に到達するまでの時間は途方もなくかかり、運転する楽しさは皆無ではないだろうか。

話がそれたので投資に話を戻すと、FX業者が提供する最大レバレッジというのは、高いに越したことはない。

FX業者が提供する最大レバレッジで、運用しなければならないというわけではないからだ。

たとえ最大レバレッジが400倍の業者でも、自分のトレード技能に合わせて安全運転をしてもよいのだ。

もちろんのこと、国が初心者や高齢ドライバーへの運転教習を徹底しているのと同様に、投資教育をするのはよいことだと思うが、すべての投資家に一律に最大レバレッジを規制するのは、FXという優れた金融商品のメリットを大幅に減らすことになるのではないだろうか。

国が最大レバレッジを規制するのは、ある意味ではお節介だと私は考えるが、
読者の皆さんはどのように感じるでしょうか。

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