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ハイレバ戦士も使える! 含み損を抱えずにエントリーできるチャートパターン

目次
     はじめに
  1.レートが大きく伸びるポイントとは
  2.決済ポイントで現れるチャートパターン
  3.特徴とエントリーテクニック
     おわりに

はじめに
 注意事項

・本記事は初心者・中級者向けに書いたものです。
・あくまでも私個人の見解と経験を元に作成しておりますので、参考にされる際はご注意下さい。
・本記事の内容をトレードで使われる際は、必ずご自身で検証をされてから使われる様お願い致します。


(1) 各トレーダーのスタイルについて

こんにちは、Trader INUI です。

本記事では私が普段使っているエントリーポイントを一部ご紹介しますが、はじめにいくつかご理解頂きたい点があります。

まず1つめは、各トレーダーそれぞれにスタイルがあるということ。
例えば、チャネルやラインを使ってチャートをパズルの様に組み合わせてトレードするスタイルもあれば、チャートパターンを記憶してトレードするスタイルもあります。

どんな手法も極められるのであれば、どれを選んでも正解です。

今回私が紹介するのは、
パズル的に考えるというよりは、チャートの形状から他者心理を読んでそれを上手く活用していくという内容になります。

(2)真似するなら手法ではなく考え方

私は、手法というのは他人のものを完璧に使いこなすことはできないと思っています。
仮に聖杯が存在しても、作ったその人にしか使えません。

ですが考え方なら伝えることが出来ます。
今回は、手法というよりは考え方をお伝えします。
手法というのは相場に対する考え方を軸に構築していくわけですから、
自分の知らない考え方を知るだけでも大きなヒントとなるのではないでしょうか。
そこにさらに自分の考え方や手法を組み合わせて、唯一無二の自分だけの聖杯を作って頂ければ幸いです。

今回お伝えするのは、なるべく含み損を抱えないようなチャートパターンでエントリーをするということです。

さらに言うと、

レートが伸びやすいチャートパターンや、分割エントリー(ピラミッディング)がしやすいチャートパターンを狙ってエントリーするということです。

レートが大きく動くところでエントリーすることで、
大きな利益を得やすくなるだけでなく、
含み損のストレスを軽減させることもできます。

本記事では、トレードのエントリーのみに焦点を当てて、なるべく含み損を抱えずにエントリーするテクニックを一部ご紹介します。


1.レートが大きく伸びるポイントとは

当たり前ですが、
レートが大きく伸びるということは、その方向への注文が多く入ることです。

新規注文、決済注文とありますが、
大きくレートを伸ばすのは主に決済注文です。

使われてる方も多いかとは思いますが、
オアンダのオーダーブックは各通貨ごとのポジション、オーダーを確認することが出来ます。


https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/open_position/

どの辺りにどんな注文が溜まっているのかが、わかりやすくグラフで表示されています。
結構使えるので、使ったことのない方は是非使ってみて下さい。


少し話が逸れてしまいましたが、
何が言いたいかというと決済注文が集まるところを狙ってポジションを持つことで、
大きな利益を狙いつつ、負けない戦いをすることができます。

しかし、
決済注文が集まるところを狙うと言っても、何故そこが決済ポイントなのかを考えなければいけません。


2.決済ポイントで現れるチャートパターン

決済ポイントなどのレートが伸びやすいところというのは、それなりの決済根拠があります。

代表的なもので言うと、

・節目となるレジサポ
・チャネル
・レンジの上限・下限

などがありますよね。

これらも十分機能しますが、
今回は、数ある決済パターンのうちの1つのチャートパターンに絞って解説していきます。

それは、

“ウェッジ”

です。

あ、1つと言ってもトレードに役立つ豆知識的なものもちらほら書いていきますので最後まで読んで下さい!

私個人の見解ですが、
最近の急騰・急落は、ウェッジや三角が絡んでいることが多い気がします。

ただし、何でもかんでもウェッジだからということではなく、
エントリー前の環境認識は必ず必要です。

環境認識はいつもご自身が使われている分析方法で構いません。(次の項で補足的に説明します。)

上位足の方向性や今現在の環境を確認しつつ、5分足〜1時間足でウェッジを確認しエントリーをするという考え方になります。

ウェッジを知らない人もいるかとは思いますので、
ウェッジの特徴やエントリーの際に気をつけることを次項でご紹介します。

3.特徴とエントリーテクニック

一言にウェッジと言っても、出る場所や方向によって意味は変わってしまいます。

ウェッジは大きくわけて2種類あります。


トレンドの転換や反転を意味する反転ウェッジ

と、

トレンドの継続を意味する継続ウェッジ

です。

出現回数としては、
私個人の印象ですが、反転ウェッジの方が多く出現するイメージがあり、
修正波(押し・戻り)の場合はトレンド継続型ウェッジよりはチャネルや三角の方が多い印象を受けます。

ですので今回は、最近の相場で出現回数の多い反転ウェッジに重点を置いて説明していきます。


反転ウェッジ


(1)反転ウェッジの仕組みと特徴

反転ウェッジとは、行き過ぎた相場で見られることが多いチャートパターンです。

良く言われるのが、”上昇・下降のラストスパート”ですね!

波動にはある程度ペースのようなものがあり、
相対的に見て短期間での急騰や急落、長期間の上昇や下落の際にこのチャートパターンになることが多いイメージがあります。

ここでの環境認識としては、
ダウ理論の利食い期やエリオット波動の5波、長中期の移動平均線の乖離などで見ると良いと思います。

反転の上昇ウェッジを例に仕組みを理解していきましょう。

下記画像を見て下さい。

買い手が一生懸命買って高安が少しずつ切り上がっていますが、
節目を抜けるような強い上昇にはならないことから、トレンドに対する妥協や満足感が生まれ利確や損切りなどの決済注文が殺到。これによって急落が起きます。


さらに初心者と上級者の投資家心理を混ぜた時系列で見てみましょう。

天井圏に入る

上級者:もう一段上に押し上げようと買い手が買う

初心者:誰から見ても明確なトレンドが出ているため飛びつく

高安は少しずつ切り上がるが節目を抜けるような強い上昇にはならない

上級者:これ以上の上昇はないと見て利確を始める(レートが下がり出す)

初心者:少し下がったのを確認にさらにとびつく

上級者:利確がほぼ終わりレートがウェッジ下限を抜ける

初心者:損切り

急落

これが反転ウェッジの正体です。


(2)反転ウェッジの実践で使える特徴

ここまでは反転ウェッジの一般的な特徴を説明してきましたが、
ここからは、私の経験から得た実践で使える2つの特徴を織り交ぜ、
実際のチャートで解説していきます。

次の画像を見て下さい。

これは、ポンドドルの1時間足のチャートです。

注目して欲しいのが赤丸と青矢印です。

まず1つ目の特徴を赤丸部分で説明します。
ウェッジ上限を抜けてはいるものの、抜けきるまでは行かずヒゲやV字で戻ってきてしまっていますね。
これは買い圧力の弱さを表しており、この上限を抜けきる力がないことを示唆しています。

これは反転ウェッジでよくみられる特徴で、
私の経験上、ウェッジの6割くらいはこのようなヒゲや抜け戻りが見られることが多いです。

このダマシに翻弄されたくない方は、ラインではなく下記画像のようなゾーンで見ることをオススメします。

ウェッジに限らず、初心者がラインをドンピシャに機能させることは難しいです。
このようなゾーンで見ることによってダマシを回避することが出来ますし、
相場を抽象的に見ることでトレードが上手くいくことが多々あります。

補足

私の経験上、
ウェッジに限らず節目となるようなラインは2回までの試しには耐えることが多いです。
なので私の場合、エントリーをするなら2回目の抵抗を確認してからです。
3回目以降は抜けてしまうことが多々ありますので、反対側に目立つラインが引けるかを確認し、どちらか抜けた方についていくようにしています。

※上昇ウェッジを上抜けしてしまう場合の例

・ラインの角度が急過ぎてそもそもウェッジとして機能していない。
・上限ラインの角度が水平気味で、アセンディングトライアングルに近いチャートパターンになっている。


次に2つ目の特徴です。1枚目の画像の青矢印を見てください。
反転ウェッジのもう一つの特徴として、
継続型ウェッジに比べて戻りが浅い、または戻りがないことが多いということです。
30分足以上の時間足では戻りを確認出来ないことが多々あります。
1枚目の1時間足では戻りは確認出来ませんよね。

時間足を下げ拡大して見たものが下記画像です。

これは抜けた部分の5分足チャートです。戻りが浅いことがわかりますよね。
なので、ウェッジ抜けエントリーのコツは、
早めにエントリーするということです。
勢いよく抜けるのと同時がエントリーするのが良いでしょう。
さらに言うと抜けと同時のエントリーは、セカンドエントリーが理想です。
具体的なエントリー方法を次で説明していきます。

(3)ピラミッディング

ウェッジの場合、エントリーは抜けと同時にということを説明しましたが、
初心者の方はダマシに合ってしまうことがあるかと思います。

そこで、
ピラミッディングをすることでダマシを回避しつつ、大きく利益を出すことができます。

下記画像を見て下さい。

これはドルスイスフランの1時間足チャートですが、大きなチャネル(赤)の中にウェッジ(青)が引けていて、さらにその中に切り上げライン(ピンク)が引けています。

損切りはウェッジ上限抜け(この場合10pips〜15pips)として、
ピンクの切り上げラインを抜けと同時にエントリーします。
この時のロットはいつもの1/2または1/3くらいで、トレード中のメンタルに影響のないロットが良いでしょう。

ファーストエントリーは、
大きな損失のリスク減らし、セカンドエントリー以降に大きなロットを張ることを目的としている、いわば試し玉です。

その後ウェッジ抜けと同時にセカンドエントリーをしますが、この時のロットは通常通りか、少し多くても問題ありません。
ファーストエントリーに含み益が乗っているので、
仮に逆行しても平均建値で切れるからです。
ただし、いつもよりロットを多くする場合は必ず平均建値で切って下さいね。

そしてサードエントリーですが、
戻りを待って上髭を確認後、またはウェッジ抜けの安値を超えたらが理想です。
この時のロットもセカンドエントリーと同じくらいで良いでしょう。

利確はチャネル下限です。

このようにピラミッディングを駆使すればリスクを抑え大きな利益を取ることが可能になります。

最近良く目にする、○万円から○○○万円に増やすようなハイレバ小額チャレンジを成功されるような方は、
ほとんどがこのピラミッディングを使っているのではないでしょうか。

以上がウェッジの解説です。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回紹介したのは、
数あるチャートパターンのうちの一つに過ぎませんが、
その中でも信頼度が高いチャートパターンだと思います。

ただし、リアルトレードで使われる際は必ず検証をして下さいね。


FXというのは、本当に夢のある世界です。
しかしその反面、その人の人生を壊してしまうほど怖い世界でもあります。
そこで生き残るには努力しかありません。
近道=地道な努力です。

これからも不定期ではありますが、こんな感じのnoteを出せればと思います。

大したことは書けていませんが、少しでも初心者トレーダーの方の役に立てば幸いです。


最後までお読み下さりありがとうございました!

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