阪神ジュベナイルフィリーズ

今回は2歳限定戦なので1頭ずつ見ました。
札幌2歳Sも牝馬のワンツーだったし、来年の牝馬クラシックはおもしろくなりそうだなって思ってたから結構楽しみな1戦。

各馬評価

1 サンティテソーロ
逃げ脚質。ゲートは上手くハナをとれる勢いも持ってる。
逃げ方は溜め逃げ。中盤は12秒台を作って後続を引き付けて押し切る形。とはいってもサフラン賞はラスト2~1F地点で11.18とそこまで切れ脚はない印象。時計だけ見ると正直レベルは高くない印象。今回は敵が強いか。

2 キタウイング
新潟2歳S勝ち馬。このときは中盤のどスロー3F戦がうまくはまった形。未勝利戦の内容とほぼ同じでタイム的には大したことがない、ような気がする。新馬戦は1200mで追走でいっぱいいっぱいだったか。加速に時間を要すタイプに写り、新潟がハマった印象。決め手を求められるここではどうか。

3 シンリョクカ
新馬戦ラスト2Fは10.71-10.76の末脚。ここだけを切り取るとかなり強いが1000m-800mが13秒台まで落ちるレースだった。爆発力のある脚はメンバー中でもピカイチだが早い追走力を必要とされたときどうか。体を大きく使った走法は可能性を感じるけどこれは走ってみないとわからない。ゲートと行き脚は問題なさそう。レースセンスはよさそうで期待したいが走ってみないとなんとも。

4 アロマデローサ
ラップ見れば淀みのない流れの中で垂れずに行けるのが持ち味?
ファンタジーSの敗因は不利があったものの終いの落ち方はだいぶ気になってしまう。まぁこの時は中盤も緩い流れになったこともこの馬にとっては痛手だったと。スプリント路線で狙いたいような。

5 モリアーナ
印象としてめちゃくちゃピッチで発汗が目立つなぁって感じ。
ゲートの出は50%。新馬戦東京マイルでは上り3F11.26-10.73-11.00。いい時計を出しているがここも東京っぽい中緩みラップ。札幌コスモス賞でも3Fは好ラップを使えるような雰囲気。スタートで脚を使った分かラスト1Fは12.38まで落ちている。コーナーがあまり得意そうではない走法で札幌だと外に膨らむ仕草も見せていた。左回りのワンターンマイルが現状一番いいといえそう。

6 ミスヨコハマ
しょっちゅう名前聞くなと思ったらもう6走もしてるんですか。ローテ過酷だな。前走赤松賞は底が見えたような。スローペースからの上り勝負でトップスピードはいいが持続性が甘く終いに垂れる形になった。京王杯、すずらん賞は追走力が求められる展開で持続力は見せたがもう一段の伸びは欠いた。ここを両立させないと阪神マイルこのメンバーを勝つには難しいと思う。

7 ハウピア
消耗戦になったら強そう。トップスピードは高くなく、11秒台前半の足を長く使えるタイプ。最後まで垂れないのは高評価。悪く言えば決めての脚がない。ゲートは上手だが二の足はやっぱりトップスピード負けになる形。好意から粘りこみが勝ち筋の馬なのかな。

8 エイムインライフ
前走は早い仕掛けのなか消耗戦で伸びきれず馬券外。
新馬線は割とゆったりとした流れの中、2Fのスパートで勝ったが終いまで脚を使えていない点は気になる。
早い流れでは持ち味活きず、決め手に欠ける。

9 リバティアイランド
暫定1番人気ですね。アルテミスSは確かに他のレースと比較するとレベルが上な気がします。内枠で足を溜めてラヴェルの仕掛けに対して前が詰まっていたので一呼吸遅れて2.5F地点から追い込み開始。この時若干も揉まれていたけどちゃんと2F末脚を爆発させてたことを見ると気性面では割と優秀でレースが上手いと思う。追走力も不安があるほどではない。ゲートは可も不可もなく。二の足はよい。

10 ミシシッピテソーロ
17番人気かぁ。そんなに悪くないとおもうな。
基礎スピードはメンバー中でもなかなかの物を持ってる。新馬戦とダリア賞は距離の性質上もあるがかなり過酷なペースで流れた中で結果を出している点は評価。ただ、前走だよな。中盤行きたがる素振りを見せている点は気になる。マイル程度で折り合いを欠いているようじゃキツイかなぁ。一気にギアを上げて足を爆発させるタイプではないので漁夫の利的に浮上するしか勝ち筋が無いか。

11 イティネラトール
前走りんどう賞は迫力ある勝ち方だったがラップの数字だけ見るとレベルが低い。1400m戦なのに中盤12.5まで落ち着いて完全にラスト2Fの勝負だった。こうなるとこの馬の良さは活きる。ギアチェン瞬発力型。
ゲートが上手くテンの速さはある。自分でレースを作る展開になればというところ。

12 リバーラ
前走は逃げ切り勝ち。二の足を使ってハナに立って淡々と11秒台を刻んで粘りこんだ。良くも悪くもここまでという感じかな。マイルになるとやっぱり決め手の脚が欲しい。スプリント路線がベスト舞台と見る。

13 ドゥアイズ
札幌デビュー組は評価が難しいですね。デフォで時計が掛かる馬場であることを加味して考えなきゃいけなくて過去データのサンプルも少ない。
前足掻き込むような走法は札幌向きだったと思う。
馬体が小さいことで、ストライドも若干短い印象。
ゲートは50%。札幌2歳S決めた。好意は取れる行き足はある。
脚質は長いスパート、瞬発力タイプではないことを考えると今回の舞台だと差されたドゥーラを1枚上手と取るべきなのかなぁ。

14 ブトンドール
ファンタジーSはここに繋がるいい内容。行き足はイマイチだがしっかりとこのペースを追走できている。早めに位置を上げていってさらにもう一段ギアを上げる形だか間に合わず2着。上り最速で2~1F間を11.06は好時計。
函館の2走と比較すると成長を感じるレースだった。
父はスプリント路線のビッグアーサーだがマイルではどうか。

15 ムーンプローブ
阪神マイル2走使って中1週でここ。ここ連勝で決めてますが今回の相手は強い。この馬もトップスピード不足な面が見られる。終いも甘くなりがちなのでタフに流れるところで粘りこみの展開が欲しいところ。

16 ドゥーラ
これもまた比較が難しいんだよな。2戦目の未勝利戦は中緩みで上り勝負になったときに時計を評価したい。上り2Fを11.40-11.46。札幌をこの時計でドゥラエレーデ完封してるのは強いかな。まだまだ未熟で直線ヨレたり出遅れたり不安要素は多いが力はあるんじゃないかな。ワンターンマイル替わりはそういう点でもプラスになると思う。

17 ウンブライル
もみじSの勝ち方は強い。若干の出遅れがありながら平均+αくらいのペースをちゃんと追走できている。そこからの末脚が物凄い。
ノーステッキ(おそらく)でラスト3~2F地点を10.88で駆け抜け、ラスト1Fは流し。今回はそこから1F延長。ゲートを決めれば持ちそうだが果たして。

18 ラヴェル
アルテミスSは出遅れたが外目だったことが不幸中の幸いだったところ。
追いだしが遅れたリバティアイランドに先着出来たが今回の大外枠が嫌な感じだな。とはいってもロスありの競馬でも水準が比較的高いアルテミスSで追い込んだことは評価。トップスピードも高く追走もまぁ大丈夫。

選抜基準

まずハナ争いはサンティテソーロ、イティネラートル、リバーラこのあたりのなるか。イティネラートルは追走に困りそうなので2頭の争いと予想。枠順的にサンティテソーロがスムーズにいけばハナかな。いずれにせよこの2頭が作り出すペースがすべてのカギを握るかな。

メンバーの脚質を見ると2020年の同レースのようなラップを刻むと予想。
11秒台で中緩みしない、追走力を求められるタフな流れでそこからのスパートというところ。

札幌デビュー組の評価
ドゥーラ≦モリアーナ<ドゥアイズ
悩みましたが今回は追走力に重きを置く考えにして、スローペースで結果を出しているモリアーナの評価を下げて緩急のないラップだった2歳Sを上に取ったということ。

今回、先行馬は漢の全消で。ここを拾うとなると馬券的にかなり渋いので思い切って差し馬に全力投球。

悩みに悩んでもう3時だ。

単勝 17
馬連 17-9,16,18
三連複 17-9,16,18-3,5,9,13,14,16,18

土曜の傾向を見るとイン張り付きは残っているんだよな。最後まで悩んだが当日もし先行傾向が露骨だった場合は1,4,12まで。

ラップ引用
https://derbyroom.jp

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