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11/13 エリザベス女王杯

思い返せば昨年のこの時期、エリザベス女王杯が大荒れしたことやコントレイル引退のジャパンカップとか競馬場で見ていた記憶がある。

競馬に興味を持って早いか遅いか1年経ったんだな。
俺はウマ娘のこととか本当に知らなくて、シンプルにギャンブルがしたいっていう気持ちで競馬をかじり始めた。

思っていた以上に競馬は簡単じゃなくて、最初はギャンブルの対象としてしか馬を見ていなかったが徐々に沼っていってこの有様。

各地の競馬場に行ったし、夏には北海道の馬産地にも行った。今週末も福島競馬場でひさびさの中央現地参戦。

たくさん負けたよ。
勝った思い出もあるけど夏競馬がほんとにひどかった。

そんなことを経て今は予想の言語化と記録の為にこれを打っている。もともと思考の言語化を苦にしないタイプだったからちょうどいい。


阪神11R エリザベス女王杯

京都改修でエリ女が阪神で開催されるのは今年で3回目。
過去2回のこのレースからなんとか傾向を読み解いていきたい。

20年21年どちらもYouTubeにJRA公式chから視聴することが出来る。
結果を見れば見事なまでに差し追込み脚質で決まっている。

でも先行脚質で人気を背負っている馬も各年に1頭ずつ。
20年:ノームコア 16着 (2番人気、単勝3.8倍) 通過順位 1-1-1-1
21年:ウインマリリン 16着 (3番人気、単勝5.5倍) 通過順位 3-3-3-3

どちらも見事なまでに大惨敗。
じゃあ、差し追い込みの馬を無条件で買えばいいのか?
ここから個別ラップを見て検証。

20年エリザベス女王杯個別ラップ推移
21年エリザベス女王杯個別ラップ推移

過去2年のレース、沈んだ先行脚質の人気馬と馬券になった上位3頭とのラップを比較してみる。

注目は上位3頭が刻んだラスト4Fのタイム。
20年は残り4Fから11秒台前半を持続的に刻んでいる。
21年は残り4Fから11.5~12.0秒を持続的に刻んでいる。

走破タイムは20年が2:10.3で21年が2:12.1。
中緩みもみられるけど、全体的なレースレベルは2020年の方が高かったのかな~ともとれる。

まとめると、単純にキレる末脚での勝負じゃなくて''長くいい脚を使う''ことが求められるんだね。

先行勢の気持ちになってみれば、位置取りで脚を使ってすぐに登り坂。
3コーナーからは下り坂で後方が勢いをつけて迫ってくる。
そしてゴール前にまた登り坂…。そりゃあキツイよね。
超タフじゃないと持たない。
(タイトルホルダーって改めてとんでもない馬)

あともう1点、過去レースを見ていて気付いたこと。
ピッチ走法の馬が上位に食い込んでいる。ような気がする。

昨年の勝ち馬アカイイトってめっちゃピッチ走法だと思いません?
20年2着のサラキアとか。

阪神2200mで残り4F地点は3コーナー中間。
ここからカーブしながら加速を求められることと照らし合わせればピッチ走法の馬が上位に食い込むことも説明として成り立つ。

日曜の阪神は降水確率80%予報。
きっとそこまで悪い馬場にはならいと思うけど、もし極端に悪くなったらピッチ走法の馬から狙いたいと思ってる。


各馬の印

◎10 スタニングローズ

前肢を折りたたむような、かなりピッチ寄り走法のこの馬は阪神内回りコースに適性があると思ってます。

トップスピード重視の切れ足勝負ではナミュールやスターズオンアースの方が上。それらを抑えた秋華賞の内容がそういうことだと。
(スターズオンアーズはだいぶ不利があったと思うけど)

オークスの時も好位から早めに抜け出して残り4Fを
11.51-11.30-11.38-11.73のタイムを刻んで2着に粘ってることを考えれば持続力と距離も申し分なし。

枠も外目で詰まる心配も少なく、今回も好位を取れそう。
4角から早めに抜け出して粘りこみが理想形。ラッキーライラックの再現になりそうで明確な勝ちパターンがイメージしやすいこの馬が今回の本命。

気になるのは中3週のローテーション。
追切見る限りだと上積みはないかな。かといって極端なデキ落ちでもない。
出来る限りいい状態で出てきてくれればいいな。。


○18 ジェラルディーナ

直近3走はだいぶ恵まれて馬券圏内に来てますね。
今回と同じ阪神内回り長距離を走ったレースを見返すとかなりこの馬にとっては不利な状況だった。

京都記念はかなりのスローペースに加えて内内有利のTBでアフリカンゴールドが残ってしまう始末。この時は外から追い込んで4着。
チャレンジCは馬場がハゲハゲで最悪な内を終始回していたんだけどこの馬だけ最内から伸びてこれていたんだよな。

どっちも逆バイアスすぎたレース。
この馬自身ギアチェンジで瞬発力が出せるわけではく、トビが大きく加速に時間を要するタイプ。
これは阪神内回りに求められるキャラクターと背反するから取りこぼす要因になってるかも。

これを相殺できる要素として大外枠なんだよな。
末脚のスピードは確かなモノを持っているしこれを最大限活かすためには絶好の18番。


▲4 デアリングタクト

怪我の影響で1年くらい休んでた三冠牝馬なわけだけど、復帰戦になったヴィクトリアマイルの追切で走り方が変わっていたことが結構話題になっていたと思う。

たしかに、見てみるとだいぶピッチ寄りの走法になっていたんだよな。
馬の故障に関して知識はないから、どういう影響でそうなっているのかはわかりません。。

仮に今のピッチと同じでストライドが狭くなったと考えればデアリングタクトに以前のようなトップスピードは出せない

でも、今回の舞台は阪神内回り。
ここでこそ、現在のデアリングタクトが輝くはずなんだ。

実際に宝塚記念ではその末脚でタイトルホルダーに迫って2:10.3という破格のタイム。ディープボンドを差し切ったスロー映像がよみがえってくるぜ。。間違いなくポテンシャルなら抜けている。

ただ、2枠4番っていうのがなぁ…。
3,4コーナーで馬郡に埋もれてどん詰まりの可能性は高い。追い出しが遅れることはこのコースで致命傷。

松山にそれを捌いてこれるほどの信頼度があるのか?
自信を持てないのが正直なところ。


▲7 イズジョーノキセキ

▲もう1頭挙げます。
これ去年のエリ女でかなりの不利を受けてる。

これ4コーナー中間なんだけど、黒帽がイズジョー。
鞍上の和田が立ち上がっているでしょ。
前の馬に引っかかって、ポジションを上げていけずにブレーキをかける格好になってしまっていた。

この後、なんとか外に持ち出して直線に向いたが時すでに遅し。
外目を上がっていった勝ち馬のアカイイトがもう前に行ってしまっていた。

これをスムーズに持ち出していれば着順は変わっていた気がする。
でも再加速してあそこまでもっていったことを考えればこの馬思っている以上に強いと思う。

前走の府中牝馬Sのラップはこれ。
11秒台で流れるペースにも対応できているし、残り4Fはもう一段上のギアを使っているラップ。んー強くない!?

枠も悪くないよね。ゲートが悪いわけでもないし鞍上は信頼のルメール。
(岩田パパで見たかったけど)
中段外目で溜める競馬になったら怖い存在になりそう。


△3 ピンハイ

この馬めちゃめちゃ強いと思ってます。
とにかく闘争心がすごい

新馬戦の勝ち方から物凄かった。最後の直線で前を並んで走っていた2頭の狭い隙間に飛び込んで割って突き抜けてしまってる。

オークス最後の直線では前で壁になる馬たちを右に左に進路を変えながら縫っていく。4着に終わったものの強い競馬だった。

GOサインを出してからの勝負強さと自在性は評価できるが、走法がかなりの大トビストライド。
東京のような大箱の舞台がピンハイに合っていると思う。
それに今回は内枠を引いて立ち回りが制限される分ちょっと勝ちには遠いかなと思っている。ただ先に言った通り、物凄い闘争心があるし川田に乗り替わりはプラスでしょう。侮れませんよ。

こういう馬、買いたくなってしまうよな~。ロマン。。
でも今回は勝たなきゃいけないから冷静にこの評価


△14 アカイイイト

昨年は恵まれた展開になったと思う。
この馬が阪神内回り向きなことは証明されているけれど、昨年のレースよりメンバー層は厚くなっていると思うんだ。

どちらかというと20年のようなラップが刻まれるかなと考えているからそうなると時計が物足りないな、という結論でこの評価。

枠は昨年と同じレース運び再現できそう。どこまで迫れるか。


まとめ

ここまで書いておいてなんだけど、どの馬を選んでもデカい金額で勝負するにはリスクが大きいレースかなという印象。

だからこそ予想のし甲斐があるんだけどね。
たぶん日曜日は坂井ー!って叫んでいるとおもいます。

個別ラップとグラフはDERBY ROOMから引用しました。
https://derbyroom.jp

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