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他者をうらやんだり、比べなくなった。それは他者がいてくれたからだ

「あっ、なんの話だっけ?」

2018年にチャレンジした新しい取り組みの1つだ。オンラインサロン「Wasei Salon」のオーバーエイジ(30歳Over)の4人が集まって、1つのテーマについてあーでもない、こーでもないと話をするライブ動画番組である。

1回目は「足るを知る」をテーマに4人が話した。このテーマについて、僕が事前に書いたnoteはこれ。

第1回の動画は、Facebookページにありますよ。

第1回のショート動画も要チェック。

この2回目が、2019年1月17日に放送される。

第2回は「他者」がテーマ

第2回のテーマは「他者」だ。阿部さんがslackで投げかけたのは、こんな感じ。

ひとつ、今ぼんやり思ってるのは「他者」というテーマなんですけど。
「自分の価値観で生きる」とか、「他人の人生を生きない」とか、そうありたいなと思いつつも、やっぱり社会で生きてる以上、他者との関わりを無視することはできないじゃないですか。
仕事でいえば〝評価〟という他人の視線から逃れることはできないし、恋愛も相手の気持ちってとこを無視できない、SNSで発信する先にも他者は存在してるわけだし。
最近は〝本当の自分〟っていうのがもてはやされてる一方で、平山さんのインタビューにあった〝本当の自分なんていない〟っていうのも納得できるなって。自分って確固たるものだと思いがちだけど、実は曖昧で。だけど、それは他者について考えることで少し輪郭がはっきりするんじゃないかと。
他者に見せるために人生を生きてるわけじゃないけど、他者との関わりから完全に解放されるのは難しい。そういうところで悩んでいる人も多いんじゃないかなと。自分なりの対処法は見出してるんですけど、その辺を4人で話すのは面白そうだなと思ってます。

他者、おもしろいテーマだ。

決めるのは自分、プロセスに必要なのは他者

年末年始は、社会人になって一番長い長期休暇をいただいた。もともと、1人でいることが好きなので、予定が入っていないときは、極力1人でいるようにした。

その時間はいつもの通り、内省の時間だ。自分と向き合い、考え、言葉をつむぐ。ルーティーンのように、ただただそれを繰り返すだけ。この1人の時間が、何より至高である。

だが、数日もすると飽きてしまう。普段からこういう時間を取っているせいか、自分を掘り下げることの限界が、すぐにくるのだ。ざっくりいうと、掘り下げるネタが枯渇してしまう。

そういう時は、人に会うことが起爆剤になる。自分が知らないことを知り、体験をしている他者に会い、話をしてみる。表情を交わす。

このたったの数時間で、さっきまで枯れ果てていた思考の泉が湧き出す。考えるべきことが、思い浮かぶようになる。

前提として、自分の答えは、自分にしか見つけることはできないと思っている。大きな決断ができるのは、他者ではない、自分自身のみだ。

ただ、その答えや決断に至るまでのプロセスには、他者の存在が欠かせない。

自分では気づけない視点を伝えてくれる人もいれば、自分の考えに対してストレートアイでぐっと見て、信じきってくれる人もいる。

こうした他者とのやりとりが、ぼやけていた答えや決断の輪郭を、くっきりと浮かび上がらせてくれる。

1人でいることが好きだからこそ、自分だけで小さくまとまることの限界は知っている。他者によって、自分の深くにある答えが明らかになる。

ただし、決断するのはあくまでも自分である。

他者と比べなくなったのは、他者がいてくれたから

隣の芝生が青く見えた時期もあった。他者と自分を比べてしまうことも、なかなか捨てられなかった。

だが、気づいてしまった。他者をうらやむことは、自分を幸せにはしてくれないということに。

そして「他者は他者、自分は自分」と腹をくくれた時に、立ちはだかる暗雲は嘘のようにパッと開ける。他者と比べなくなった時に、誰かが用意してくれたレールの上ではない自分だけの道を、自分の足で歩いていけるようになる。

僕の場合は、もう他者と何かを比べることはなくなってしまった。「うらやましい」とか「なんであいつだけ」といった感情になることはない。

決めて、進むのは自分自身だと気づけたからだ。そして、そこに至るまでには、多くの他者が大きく影響し続けた。

それだけは、間違いない。

あっ、なんの話だっけ?

いつもの通り、答えのない問いかけやテーマを考えるのは楽しい。そして「あっ、なんの話だっけ?」という顛末になるのがオチだ。

そうそう、このライブ動画のメインコンセプトがそのままだった。このコンセプトには、大いに助けてもらっている。

このライブ動画は、Wasei Salonのメンバーという「他者」と向き合える貴重な時間であり、番組を見てくれた方からもフィードバックがもらえる。

それが自分の考えにどう影響を及ぼすかが、楽しみなのだ。僕ばかり、楽しみすぎですか? 少しでもこの楽しさをおすそわけしたいので、みなさんもWasei SalonのFacebookページから、どうぞ見てくださいね。

ライブ放送に一緒に出るWasei Salonのみなさま

阿部さん、平山さん、鳥井さんです。みんなナイスガイ。話していて気持ちのいいメンバーですよ。

阿部さんが第2回の番組放映にあたり、書いた記事。


noteをお読みいただき、ありがとうございます。きっとどっかで、なにかしらのタイミングで、あなたとお会いしてお話ができると信じています。奇跡のタイミングを、信じ続けています。